生成AI GPT-4oを活用したセールスDX推進に向けた検証開始のお知らせ

成約支援組織の生産性・品質向上を通じた収益性の向上を目指す

ポート株式会社

2024年5月16日 15時00分

ポート株式会社（代表取締役社長CEO：春日博文、所在地：東京都新宿区、以下「当社」）は、先般ローンチされたGPT-4oの性能が格段に上がっていることを受けて事業への積極的な活用を模索していきます。第一弾として、エネルギー領域におけるユーザーと成約支援組織における対話データをGPT-4oを活用し分析することで成約率の向上、新規メンバーの早期戦力化、リスク管理体制の強化を図ることができると判断し、本検証を開始しましたのでお知らせいたします。

概要及び目的

当社は「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、WEBマーケティング×セールスの融合で、企業の経営課題を成果報酬型で解決する成約支援事業を展開しております。人材領域では、国内最大級の就活ノウハウ情報プロダクト「キャリアパーク！」、国内最大級の就活生向け企業口コミ情報プロダクト「就活会議」、口コミ掲載型の就活生同士のコミュニティサイト「みん就」（2024 年４月）を運営しており、新卒層の 75%以上（※1）が会員となっています。エネルギー領域では、当社グループでの電力年間成約件数30万件規模で国内最大規模の電力成約支援事業者（※2）となります。

人材領域、エネルギー領域ともに、WEBマーケティングで圧倒的なユーザー母集団を形成し、成約支援組織がユーザーの意思決定を支援することで、成約件数を大きく伸長させており、持続的な成長の為に成約支援組織の拡大を行っております。それと同時に成約支援組織の人員数が拡大する中でも、一人当たりの生産性を低下させることなく継続成長を実現していくために生産性向上プログラムに取り組んでおります。

生産性向上プログラムにおいては様々なテクノロジーの活用も行っており、これまでにも人工知能を活用した人材紹介における求人情報の自動マッチングの導入等を行っております。また、生成AIの当社サービスへの活用として、面接診断AIサービスや選考対策アドバイスの生成AIを活用した要約コンテンツの提供等を行っております。

そのような中で、先般ローンチされたGPT-4oの性能が拡大に上がっていることを受けて事業への積極的な活用を模索し、第一弾として、エネルギー領域におけるユーザーと成約支援組織における対話データをGPT-4oを活用し分析することで成約率の向上、新規メンバーの早期戦力化、リスク管理体制の強化を図ることができると判断し、本検証を開始いたします。

GPT-4oは、2024年５月13日（現地時間）に米国オープンAI社が発表した最新の対話型生成AIサービスで、テキストだけでなく音声や視覚情報も処理するマルチモーダルAIとなります。

【GPT-4o 活用目的】

・成約データの解析を通じたトークマニュアルの最適化による成約率上昇

・新規メンバーの早期戦力化の促進のための教育商材の開発

・電気ガス等の事業法、特定商取引法における電話勧誘に関するガイドライン、その他各種関連法規、独自で当社が策定しているガイドラインをベースにした営業品質管理体制の強化

これらの点を改善することで、法令に準拠した適切な営業説明が実現できるとともに、成約率向上、増員した成約支援人材の早期戦力化等による総成約件数の増加が期待できます。

上記での活用だけでなく、全社における様々な業務においての活用可能性を模索してまいります。

※1. 2024年３月期通期決算説明資料

※2.「国内最大規模」：当社調べによるものになります。