[確報] 第3四半期の世界の不動産投資額は1,000億ドルを維持 国際経済への不安にかかわらず2012年通年では4,000億ドルと予想 東京への投資額は世界5位
- 第3四半期の世界の商業用不動産への直接投資総額は1,000億ドル(前年同期比 7 %減、前四半期比 6%減)。経済情勢への不安心理にもかかわらず、ほぼ同水準を確保。(図表1)
- アジア太平洋地域の投資総額は220億ドル(前年同期比5%減、前四半期比13%減)。1月~9月の累計では前年同期比1%減の700億ドル。(図表1)
- 引き続きREITと非上場ファンドが最大の買い手となっている一方、デベロッパーは大きく売り越した状態が継続。(図表2)
- 取引が活発な上位10ヵ国が世界全体の取引の82%を占めるまでになり、そのうち過半数の取引が世界の主要な30都市に集中。
- セクター別ではオフィスが1~9月取引総額の50%超を占め、一方、リテールセクターとホテルセクターは前年同期の比率を下回った。(図表3)
- 東京への総投資額は28億ドルで世界第5位。ロンドンが前期に引き続き首位。(図表4)
- 2012年通年の世界の予想取引総額は、従来予想から据え置きの4,000億ドル。(図表5)
補足
(1). 通貨単位は、別途記載がない限りすべて米ドル。
(2). クロスボーダー投資とは、買主、売主もしくは双方が対象資産の所在地の国外に属するものを指し、地域外投資と地域内投資(4)に分けられる。
(3). 地域外投資とは、買主、売主もしくは双方が対象資産の所在地の域外に属する場合を指す(例:デンマークで資産を取得する米国のREITや、カナダで資産を売却する豪州の年金基金など)。
(4). 地域内投資とは、買主、売主もしくは双方が対象資産の所在地の域内に属する場合を指す(例:カナダで資産を取得する米国のREITや、英国で資産を売却するドイツのオープンエンド型ファンドなど)。
「グローバル・キャピタル・フロー」は、世界における不動産投資マネーの動きを解説する分析レポートで、四半期ごとに刊行しています。世界の最新の不動産データと詳細は、ジョーンズ ラング ラサールのグローバル・キャピタル・マーケット・リサーチへのポータルサイトでもある、当社ウェブサイトをご覧ください。
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ジョーンズ ラング ラサールについて
ジョーンズ ラング ラサール(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産に特化したプロフェッショナルサービス会社です。世界中に存在する専門家チームが、不動産オーナー、テナント、投資家に対し、総合的なサービスを提供しています。2011年度のグループ売上高は約36 億ドルにのぼり、全世界70 ヵ国、1,000都市超の顧客に対し、200の事業所でサービスを提供しています。 当社はプロパティ・マネジメント・サービスならびに企業向けファシリティ・マネジメント・サービスのリーディングカンパニーとして、約1 億9,500万平方メートル(約5,900 万坪)の不動産を管理しています。 ジョーンズ ラング ラサール グループで不動産投資・運用を担当するラサール インベストメント マネージメントは総額472億ドルの資産を運用しています。
ジョーンズ ラング ラサールのアジア太平洋地域での活動は50年超にわたり、現在14ヵ国、79 事業所で22,200名超のスタッフを擁しています。弊社は、2012年インターナショナル・プロパティ・アワード・アジア・パシフィック(スポンサー:HSBC)で「最優秀不動産コンサルタント賞(5つ星賞)」を9ヵ国・地域で受賞、 「Highly Commended(称賛に値する企業)賞」を3ヵ国・地域で受賞しました。詳細な情報はホームページをご覧下さい。www.joneslanglasalle.co.jp
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