モノとネットをスマホでつなぐIoTカード「スマートプレート」を発売

2月18日「CES Unveiled Tokyo」で製品発表、3月3日〜6日「リテールテックJAPAN2015」に展示

アクアビットスパイラルズ

株式会社アクアビットスパイラルズ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:萩原智啓)は、2月18日に東京・六本木のグランドハイアット東京で開催された「CES Unveiled Tokyo」会場で「アプリとつながるIoTカード・スマートプレート」を発表し、アマゾンで販売を開始いたしましたのでお知らせいたします。
スマートプレートの特徴

スマートプレートは、NFC(近距離無線通信)に対応したスマートフォンをかざすかQRコードを読み取るだけで、WebサイトやFacebookページ、Twitterタイムライン、LINEアカウント、動画、地図、連絡先、電話番号といったインターネット上の様々なコンテンツを表示する、ICチップ内蔵型のプラスチックカードです。表示するコンテンツの変更や利用状況の確認は専用のアプリからいつでも行うことができ、所有者以外は管理できませんので店頭などでも安心してお使いいただけます(特許出願中)。コンテンツを表示する端末側には特別なアプリのインストールは必要なく、QRコードも備えているので利用端末を選びません。(Android、iPhone、フィーチャーフォンにも対応)
 

 


開発背景

近年、スマートフォンやタブレットなどをかざすだけでアプリやブラウザを起動するNFC技術がオフラインとオンラインをつなぐ手軽な手段として世界中で注目を集めています。国内でもNFCタグをコンテンツ配信に活用するO2O(オフライン to オンライン)事例などが増えつつあり、家電量販店の店頭などでもシール状のNFCタグを購入できるようになってきました。しかしながらNFCタグを1枚ずつ手作業でエンコード(URLなど必要な情報を書き込むこと)するのは一般的とは言えず、いたずら防止のために上書きできないようにエンコードすると配信コンテンツを変更する度に新しいNFCタグが必要となるなど、手軽に利用できる状況ではありませんでした。

また、対象ユーザーを広げるためにQRコードにも対応させようとすると1枚ずつQRコードを発行し印刷しなければならないため、運用面での課題も多くありました。

今回アクアビットスパイラルズが発売したスマートプレートでは、すべてのカードにユニークなID(Plate.ID™)を割り当て、このPlate.ID™をクラウドサーバで管理して対応するコンテンツと紐づけることで、NFCタグの書き換えやQRコードの再発行をすることなく何度でも設定変更できるようにしました。カードは登録(アクティベート)した所有者だけが管理でき、登録解除(ディアクティベート)すれば他のユーザーに譲渡することもできます。

カードからコンテンツを開く端末には特別なアプリのインストールは必要ありません。NFCに対応したスマートフォンをかざすか汎用のバーコードリーダーでQRコードを読み取るだけであらゆるデジタルコンテンツを即座に開くので応用範囲が広く、アプリのインストール促進やアプリサービスへの入り口としてもお使いいただけます。
 

 


設定管理はスマホアプリで

スマートプレートの設定管理はスマートフォンアプリ「Smart Plate App」(Android版はGoogle Playで公開中。iPhone版は近日リリース予定)から行います。ブックマークを呼び出してカードを選択するだけで、いつでも、その場にいなくても、配信コンテンツを変更できます。またすべてのカードの利用状況をアプリ内で可視化し、アクセス数ごとにランキング表示することもできます。

単一のコンテンツを配信するだけでなく、1画面内に複数のコンテンツを配置したり、ランダムに表示したり、抽選したり、他のサイトにパラメータを送信したりといった、多彩な動作モードも備えています。

動作モード例(一部は現在開発中)
■ランダムモード 毎回ランダムに一つのコンテンツを表示します
■ローテーションモード 複数のコンテンツを順番に表示します
■スイッチモード アクセス端末のOSによってリンク先のページを切り替えます
■タイルズモード タイル状のレイアウトから複数のコンテンツを配信します
■リストモード コンテンツリストを生成します
■抽選モード 任意の確率を設定して抽選し、結果に応じてコンテンツを表示します
■高度な使い方 プレートのIDや位置情報などを付与してリダイレクトします
 

 


スマートプレートの活用例
■ホームページや製品情報、クーポン配信画面などを開く
■店頭のディスプレイ商品からオンライン購入ページを直接開くオムニチャネル・ショッピング
■FacebookやTwitter、LINEなどのSNSアカウントを開く
■ポスターや店頭POPのQRコードを置き換えてアクセス状況をトラッキングする
■Google PlayやApp Storeのダウンロード画面を開いてインストールを促進する
■任意のアプリ内のコンテンツを直接開く
■Youtubeの動画を開く
■Googleマップで目的地までナビゲーション
■送信先アドレスが入力されたメール作成画面を開く
■電話を発信する
■スマホをかざすと利用状況が確認できる入退室カード
■他のアプリで開いているコンテンツをSmart Plateに共有する、など
 

 


エンタープライズ・ソリューションとコラボレーション・プロダクト

今後アクアビットスパイラルズでは、本社や本部で一括管理する必要のある大規模運用向けに、クラウド側でPlate.ID™や配信コンテンツを管理できる「スマートプレート・クラウド」のリリースを予定しています。使いやすさや柔軟な対応が求められる店頭やイベントの現場には機動性の高いアプリを提供し、運用者ごとの権限をクラウドで管理して利用状況を把握するといったエンタープライズ・ソリューションをご提供いたします。

また、スマートプレートはPlate.ID™が埋め込まれたあらゆるモノをコントロールできるため、カード形状だけでなくステッカーやキーホルダー、携帯ストラップなど、様々なモノとコンテンツをつなぐことができます。各種キャンペーン情報や企業情報などをひらくノベルティとしての「コネクティッド・ギフト」、オンラインフォトアルバムとつながるフォトフレームやフォトカード、商品ディスプレイから商品情報や購入画面をひらくスマートプレート専用什器、イベント進行と連動して様々な情報が配信されるイベント参加者証など、多岐にわたるパートナー企業と様々なコラボレーション・プロダクトの開発を予定しています。

 


モノや場所とコンテンツがつながる「IoT(Internet of Things)」へ

様々なモノがインターネットとつながる「IoT」の世界。スマートプレートは、誰でも簡単にスマートフォンでIoTを構築できる、世界初のパーソナルIoTツールです。

アクアビットスパイラルズでは、あらゆるモノや場所にPlate.ID™を割り当てて様々なオンラインコンテンツとつなぐことでコンテンツの新しい価値を創造し、「モノから情報がひらく」というNFCを活用した新しいユーザー・エクスペリエンスの普及促進に努めてまいります。

なおアクアビットスパイラルズは、3月3日から6日まで東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN 2015」会場内の日鉄住金物産株式会社(本社:東京都港区)ブース内にて、SMARTRAC N.V.(本社:オランダ・アムステルダム)のソリューションパートナーとしてスマートプレートを展示いたします。


製品の主な仕様
  • サイズ:85.5 x 54 mm
  • 重さ:約5g/枚
  • ICチップ:NXP製 NTAG203
  • 動作周波数:13.56MHz
  • 動作温度:-20℃〜70℃
  • 製品保証期間:1年
  • パッケージ内容:本体カード2枚と用途別の台紙9枚


以上


■スマートプレート概要
http://spirals.co.jp/smartplate/ja

■スマートプレート@アマゾン
http://www.amazon.co.jp/dp/B00T9B9ATS

■Smart Plate App@Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.spirals.smartplate&hl=ja


株式会社アクアビットスパイラルズ 会社概要
社名    :株式会社アクアビットスパイラルズ
本社所在地    :〒141-0022 東京都品川区東五反田1-2-36-104
設立    :2009年 3月 31日
代表者    :代表取締役CEO 萩原智啓
URL    :http://spirals.co.jp

※スマートプレート及びPlate.IDは、株式会社アクアビットスパイラルズの商標です。
※その他、本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。

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会社概要

URL
http://spirals.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区高輪2-16-5 東武高輪第二ビル2階
電話番号
-
代表者名
萩原智啓
上場
未上場
資本金
3億658万円
設立
2009年03月