2015年も猛暑到来!?夏は毛穴の数が1.5倍に!!

~美肌には、皮膚温コントロールがポイント!ひんやりコスメがカギに~

株式会社コーセー

近年では、上空を流れる西風(偏西風)や太平洋赤道域の海面水温の影響で、猛暑になりやすい傾向が見られます。気象庁が2月25日(水)に発表した暖候期予報によると、今年の夏も関東から東海地方を中心に、広い範囲で厳しい暑さになる見通しです。熱中症対策はもちろんのこと、暑さに対する万全の備えや対策が必要といえるでしょう。また、厳しい暑さにさらされる多くの女性たちが特に気にするのが、肌への影響や、汗や皮脂分泌の増加によって引き起こされるメイクアップの崩れ。

メイクアップブランド『エスプリーク』を展開している株式会社コーセー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 一俊、以下、コーセー)では、株式会社SOUKEN*(以下SOUKEN)の協力のもと、外気温が肌に及ぼす影響について調査しました。その結果、多くの女性たちにとって大敵ともいえる、毛穴や皮脂・水分の量において、外気温が皮膚状態に及ぼす影響が大きいことがわかりました。

 

【調査概要】

実施日:2015年3月26日 被験者:20代、30代女性 計2名
調査内容:夏と冬の気温差による肌状況の相違を計測することを目的に、8℃、20℃、35℃(±2℃)状態に調温した環境調整室内で、素肌の①水分量、②皮脂量、③大きく開いた毛穴の数 を測定機器で解析。

①夏は毛穴の数が約1.5倍!気温の上昇とともに毛穴も開きがちに。

室温と毛穴数の関連室温と毛穴数の関連


皮膚温は、毛穴の開きとも密接に関係しています。一定以上*の大きさに開いた毛穴の数を測定したところ、8℃から35℃にかけて、約1.5倍もの増加が見られました。高解像度のCCDカメラで撮影した毛穴の画像からも、35℃下では毛穴が大きく開いてしまっている状態が見られました。

*VISIA EVOLUTIONに判定できる大きさの毛穴の数を測定。

毛穴の状態毛穴の状態


②真夏に感じる顔の火照り。肌状態にも影響を与えています。

外気温が変化すると、当然のことながら皮膚の表面温度にも影響を与えます。右は皮膚の表面温度をサーモグラフィ画像で測温した画像です。8℃から35℃の温度変化に比例して、肌の表面温度も約13.5℃上昇しています。この表面温度の変化が肌の状態に何らかの影響を与えていることが考えられます。

サーモグラフィ画像サーモグラフィ画像

 

③メイク崩れの大敵!?夏と冬では皮脂分泌量が2倍以上の差に。

室温と皮脂量の関連グラフ室温と皮脂量の関連グラフ

外気温35℃の皮脂量を見ると、2倍以上の数値をマークしました。一方で、8℃から20℃にかけての皮脂量に関しては大きな変動が見られず、特に高気温の環境下において、活発な皮脂分泌が行われていることがわかります。これが、夏の皮脂テカリによる化粧崩れの一因と考えられます。また、皮膚上の汗などの水分がメイク落ちの原因になることはもちろんのこと、真夏は汗だくになった顔をタオルやハンカチなどで拭くために、それらの摩擦によってもファンデーションががヨレてしまい、メイク崩れの大きな要因となっています。


*SOUKEN(所在地:東京都港区)は、臨床試験の受託・リサーチ業務等を行っている総合情報機関。医薬品・化粧品・サプリメント等の多様な分野における商品の医学的・科学的分析を行い、公正なデータを学会への論文発表等を通じて社会一般に提供している。

■気温の変化と肌の状態について
メイク崩れのない美肌を目指す女性にとって悩みともなる真夏の汗や皮脂、毛穴の開き。なぜ気温の変化によってそのような肌変化が起きるのでしょうか?医学・薬学博士の田口先生にお話を伺いました。

「人間には生命を維持するために、交感神経と副交感神経とを絶妙なバランスで動かす「ホメオスタシス(生体恒常性)」という自律神経機能が備わっています。外気の温度が上下しても体温が一定に保たれるのは、この「ホメオスタシス」によるものです。夏の暑い時期には汗をかいて体内の熱を逃がして体温を上げない、といったように様々な環境変化に対応しているのです。

女性にとって、暑い季節に顔の毛穴が開いてしまうというのはあまり喜ばしくないと思われるでしょうが、これも気温の変化に応じて体温を調節するという大切な働きなんですね。今回の調査データでも、8℃という真冬の気温状態だと開いた毛穴の数がぐんと減っていますが、これは寒さを感じたときに毛穴を収縮し、全身の立毛筋の働きで体毛を立てて体温が逃げるのを防ぐ働きをしているためです。
また、夏の肌状態で皆さん気にされるのが皮脂分泌です。今回の調査でも、35℃の皮脂量は8℃の2倍以上にもなっています。この原因は主に3つあり、汗と一緒に皮脂の分泌が盛んになり、汗が蒸発したあとでも過剰に分泌された皮脂が肌に残ってしまうということ。また、汗は蒸発する時に肌の水分も奪っていくので、乾燥から肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌されてしまいます。加えて皮脂は油ですので、温度が低いと固く、高いとやわらかくなります。夏は気温が高いので、寒い時期に比べて肌表面に流れ出やすくなるのです。普段乾燥している人でも夏に皮脂が増える傾向にあるのはこうした理由によるものです。

最近では使用時に冷たさを感じる化粧品が多く発売されていますね。暑い夏にはどうしても毛穴が開いて皮脂分泌が過剰になりますから、化粧崩れを防いで汗に強い化粧品を選ぶのはもちろんのこと、こうした涼感化粧品で肌を極力冷温に近づけて毛穴の引き締まった状態でメイクをすれば、いつもより綺麗な仕上がりに近づけることができるでしょう。また、涼感化粧品をメイク直しにも利用すると、外出して真夏の環境下にさらされてしまった肌を真冬の気温状態に引き戻せるので、テカリやメイクの崩れ・ヨレをしっかりと防ぐことができますよ。

*田口 茂(医学博士・薬学博士)

東京薬科大学大学院修了。数々の研究のための留学を経て、昭和56年東京薬科大学、博士号取得。平成14年東京医科大学、医学博士取得。

所属学会:日本皮膚科学会、日本薬理学会、日本薬学会、日本生化学会 他



■美肌コンシャスな女性たちも注目!盛り上がる“ひんやりコスメ”市場

猛暑の夏に欠かせないアイテムとなっているのがひんやり涼感グッズ。効率的に気化熱を奪う機能性の高いアパレル服やペット用のアイスなど、厳しい暑さを迎える販売シーズンの本格化に向けて、今年も熱中症対策の市場は例年以上にヒートアップすることが考えられます。また、美容意識の高い女性たちが集う百貨店や専門店の化粧品売り場では、これまで冷房による肌の乾燥を防ぐ化粧品が人気でした。しかし、最高気温が毎年のように記録更新を続けている近年、肌がひんやりとするアイテムや汗や皮脂に強いファンデーションなどの“ひんやりコスメ”を買い求める女性客が増えています。


梅雨が明け夏の暑さも本格化してくるこれからの季節、気温の変化を意識して、肌状態をひんやりとした使用感のコスメでコントロールすることで、一日中崩れないつけたてのような仕上がりと、毛穴レス肌を叶えましょう。

 

参考商品ページ:http://esprique.com/new_item/basemake.html

株式会社コーセー:https://www.kose.co.jp
 

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会社概要

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URL
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業種
製造業
本社所在地
東京都中央区日本橋三丁目6-2
電話番号
-
代表者名
小林 一俊
上場
東証1部
資本金
-
設立
1948年06月