7月5日(日)夜9時 NHKスペシャル『生命大躍進』 ついに“知性”が生まれた
(最後のそして最大の謎“知性”)
この地球に生命が誕生してから40億年。これまで数え切れない種類の生き物たちが地上に登場しました。しかし、今に至るまでの生命史の中で、文明を生み出すほどの高い知性を持った生き物が登場したのはたった一度、そう私たちホモサピエンスだけです。
そんなこと当たり前だ、と思うかも知れません。ですが、なぜそうなのか?と聞かれると、とたんに答えに窮してしまいませんか。
というのも、この疑問は、「なぜ我々は考える生き物なのか?」ということ、さらに突き詰めれば「なぜ、人は人なのか?」という究極の疑問に行き着くからです。
この地球上の生命は、いったいどんな進化の物語の末に、“知性”を高め、私たち人間に至ったのでしょうか。最新科学は、この謎をとく『鍵』である“進化史の大事件”を見いだしました。それは、今を遙かに遡る恐竜時代のこと。私たちの祖先は、そのDNAにおもいもよらぬ偶然がおこり、突如として脳の巨大化を始め、今の人間に至る知性への階段を上り始めたというのです。
番組ではその驚きのドラマを、最新研究にもとづく高精細なCGにより再現。まるで太古の世界にタイムトラベルしたかのような、体感的な映像で描いてゆきます。
さらに物語は氷河期へ。巨大マンモスが闊歩する大雪原のなか、私たちホモサピエンスは、別種の人類ネアンデルタール人をともに、この厳しい時代を懸命に生き抜こうとします。
ネアンデルタール人は、化石などから推定すると、我々ホモサピエンスより1割以上も大きな脳を持ち、そのうえ腕力も2倍もあったと考えられます。まさに氷河期最強のハンターでした。そんな屈強なネアンデルタール人ですが、およそ4万年前に突如として絶滅してしまいます。その一方で、脳が小さく、力の弱い私たちホモサピエンスが生き残りました。絶滅したネアンデルタール人と、私たちとでは、一体何が違うのでしょうか? このことを詳しく調べれば、「なぜ、人は人なのか?」という究極の疑問に迫れるに違いありません。
いま科学者たちは太古のネアンデルタール人の化石から、DNAの断片を抽出し、その完全復元に挑んでいます。こうして別種の人類と私たちとでDNAを比較し、“人を人たらしめているもの”、そう私たち人間の知性の核心を解き明かそうというのです。いったいなぜ、私たち人間だけがこれほど高い知性を持っているのか、最後のそして最大の謎“知性”に迫ります。
(ナビゲーターは新垣結衣さん)
『生命大躍進』では、女優の新垣結衣さんが、生き物は大好きだけど科学はちょっと苦手という“妹”と、大学で古生物学を学んで今は芸術家という“姉”とを、一人二役で演じています。姉の創作する新たな作品『いのちの木』という生命40億年の進化を木になぞらえたアート。しかもこの作品は、触れるだけで古代生物たちが次々と現れるという不思議なオブジェなのです・・・
新垣結衣さんと一緒に、謎と発見そして感動が詰まった生命40億年の進化の旅へ出かけましょう。放送は5日、日曜、夜9時、NHK総合テレビです。
放送予定:7月5日(日) 夜9時~9時49分【NHK総合テレビ】
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※『第2集 こうして“母の愛”が生まれた』再放送!
7月4日(土) 夕方4時25分~5時14放送予定
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生命大躍進 特設サイト
http://www.nhk.or.jp/seimei/
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