ICT CONNECT21主催 「EdTech」をテーマに、教員とエンジニアが共創! 「先生発!ハッカソン」開催レポート

 


ICT CONNECT21事務局(東京都港区1-9-13三会堂ビル8階 (日本教育情報化振興会内))は2015年10月17日(土)、お台場にある日本科学未来館にて「先生発!ハッカソン」と題したハッカソンの成果発表会を行いました。これは「学習・教育オープンプラットフォーム」に関連する技術の活性化・利用促進をする団体・ICT CONNECT21主催のもと、学校の先生という立場から考えた、思わず使いたくなる教材・システムを考えてみようというイベントです。
 


現在、教育現場にはさまざまなテクノロジーによる改革が求められています。2020年までに小中学生の1人に1台ずつタブレットを持つように国が目標を掲げているほか、パソコンや電子黒板を活用した授業が広がり授業のあり方が変わってきました。

しかし、学校の先生のすべてがITにまつわるテクノロジーに詳しいわけではありません。教育現場でおこる様々な問題や業務に対応し、激務に追われる教員の方が、このハッカソンの場でエンジニアやデザイナーの力とあわせてそれらの解決、提案を試みました。

アイディアソンから生まれた6つのチームが発表!結果は…?
この発表会は10月10日、11日の2日間にかけてお台場・モノづくりコワーキングスペースMONOにて先生たちからの意見を組んだアイディアソンから始まりました。そこから1週間かけて先生とエンジニア、デザイナーがチームを組んでオンライン上でやり取りを進めながら開発を進めたものを発表する場でした。審査員にはICTCONNECT21会長 赤堀侃司さんをはじめ、デジタルハリウッド大学大学院教授 の佐藤昌宏さん、朝日新聞社ジャーナリスト学校 シニア研究員の服部桂さん、倉敷市豊洲小学校 校長 尾島正敏さん、品川女子学院 情報科主任 ICT教育推進委員長 酒井春名さん、 NPO法人CANVAS プロデューサー 土橋遊さん、料理研究家 行正り香さんと豪華な方々がそろいました。

発表終了後、発表と同時に行われていたグラフィックレコーディングと成果物のタッチアンドトライが会場で行われました。審査員の方々がそれぞれのチームに興味深そうに質問している様子がうかがえました。また会場にきていたお客さんも、楽しそうにサービスを使いながら「こういったサービスが実現してほしい」と話しておりました。


午後からはNHK主催の日本賞50年記念イベント「U18 ぼくらの未来 ~伊藤穰一と中高生の白熱トークライブ~」として、日本の中高生たちと伊藤穰一(MIT メディアラボ所長)とライゾマティクスリサーチの真鍋大度さんとの「未来」をテーマに熱く議論するイベントが日本科学未来館の別会場で行われ、そのパブリックビューイングが本会場で放送されました。そしてこのトークライブを聞いたハッカソンの参加者同士で共創会議が行われました。共創、とは今回のハッカソンの主旨でもあり、お互いに意見を出し合うことで新たな価値を創造していこうというものです。トークライブのグラフィックレコーディングを見ながら、より深い議論が進められました。

ハッカソンに参加したことで、新たな気づきが生まれた人、また今の教育の進化のスピードに疑問を持っている人、そして学校という場だけではなく教育の場をもっと広げればいいのではと考える人など、様々な意見が飛び交っていました。
結果発表、授賞式は日本科学未来館の展望レストランにて行われました。
審査はアウトプット評価、持続可能性評価の大きく2つの視点から評価され、それぞれのチームにあった賞が設定されました。最優秀賞は「採点分析アプリ ○つけくん」が受賞いたしました。
 

 

それぞれのチームが笑顔で授賞式を終え、懇親会の中では、描かれたグラフィックレコーディングをバックに、参加者、審査員共に夜遅くまで熱い議論が交わされていました。

学校という場へのテクノロジー化はまだまだこれからという反面、その分、未来の子供達にむけて環境をよりよく変えられる可能性がたくさんあるということにもなります。
今回発表されたサービスが実際のリリースに向けて動き出し、リアルに現場で使われていくように願いながらも、もっと未来の教育の場の改革というものが、これから色々な形で展開されていけばいいのではないかと期待をもってしまうイベントでした。

■ ICT CONNECT 21とは
ICT CONNECT 21は、「学習・教育オープンプラットフォーム」に関連する技術の標準などを策定し、その普及を図り、教材コンテンツや教育ICTサービスなどの流通や利活用を促進することで、誰もがいつでもどこでも多様な学習・教育サービスを享受できる環境の実現を目指し、利用者とサービス提供者双方の利便性の向上ならびに教育の情報化の一層の進展に寄与するとともに、社会の発展に貢献することを目的としています。

 
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