日本のロックを変えた男・世良公則、メリル・ストリープ主演『幸せをつかむ歌』で初の映画トークショーに挑戦!

「未熟な自分を補うための革ジャンはもう要らない」 「ありのままにステージに立つだけ」圧倒的な色気で男女問わず魅了

 メリル・ストリープがロックミュージシャン役として生歌を披露し、実娘と親子役で共演することも話題の『幸せをつかむ歌』(3月5日公開/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給)の公開を記念して、ミュージシャンでもあり俳優としても活躍する世良公則さんをお招きして、トークイベント付き特別試写会を行いました.

  すべての楽器を弾きこなす天才ロック・アーティストから見たメリルのギターの腕前や歌唱力、「下町ロケット」「マルモのおきて」「梅ちゃん先生」などあらゆるジャンルのドラマで活躍する俳優として、メリル・ストリープが演じたロックミュージシャンの演技を超えた自然さや、自身の演技論などについて熱く語っていただきました。

 

 

■開催日:2016年3月3日(木)18:30~19:00
■会場:Bunkamura 1Fロビーラウンジ(渋谷区道玄坂2-24-1)
■ゲスト:世良公則さん (60)

 アメリカン・エキスプレス・カード主催の会員限定の会として実施されたこのトークショーに登場したのは、自身が関わった作品を除き、トークショーのような機会で本格的に人前で話をするのは今回が初めてだという世良公則さん。初めての機会にも関わらず、観客を気遣い笑いも取りながら和やかにトークショーはスタート。

  メリル・ストリープがロックミュージシャンを演じ、実際に歌っていることについて、「我々がミュージシャンのような役柄を演じようとするとどうしても硬くなって、それを演じようとしてしまうけど、メリルはまるで息を吸って吐くようにプレイしていることが伝わってくる。それに驚きました。普通にミュージシャンのPVなどを観ているように、自然なものとして伝わってきましたね」とメリルのそのナチュラルさを賞賛する。さらに、「キャロル・キングやノラ・ジョーンズといった女性ミュージシャンと比べても全く遜色ないぐらいにギターを弾いて、ステップを踏み、芝居に見えない自然さがあってさすが大女優です。そのいでたちから“私がやってるから、さあ撮りなさい”というものを感じる。どの瞬間を捉えてもそこにリッキーという人間がいて、どんな角度からでも、どの場面を切り取ったり編集したりしても、“どこを使ってもらっても結構よ”というような… 演じているんじゃなくて、彼女自身楽しんでいるからじゃないかと思います」とその演技を超えた自然さを手放しで絶賛する。

 世良さん自身の俳優としての役作りや流儀について話が及ぶと、「もともと僕はミュージシャンだから、演じる時は、俳優の席をひとつ取ってしまっていることに対して責任を取るという考え方でやっています。事前に、台本に書かれていないバックボーンまで徹底的に考えて、その人として現場に立つ。掘り下げて掘り下げて、それを現場で放つんです。」と語る。去年大きな話題を呼んだ大ヒットドラマ「下町ロケット」で演じた木船教授の役作りに話が及ぶと、「絶えず左の指をこするように動かすようにしていました。利き腕じゃない方の感覚を常に磨いておくというキャラクター造形を僕なりに考えてのことだったんですが、撮影の終わり頃に、医療指導をしてくれた本職の外科の先生が、“あれは我々もやってるんです”と言ってくれて。あながち僕のアプローチも間違いじゃなかったんだなと、自分を褒めてあげました(笑)」と振り返り、「芝居をやっていて怖いのは、本職の人が見てあざとく思われることなんです」と打ち明ける。そんなミュージシャンの本職として見ても、メリルが演じたリッキーの自然さには全く遜色がないようだ。


 続けて、リッキーたちが繰り広げる人間ドラマについて、「リッキーと(バンドメンバーの)グレッグがステージ上で見せる心の葛藤、ふたりがお互いの表情をくみ取って心が揺れる感じが、リッキーの演奏にちゃんと反映されているんです。感情がプレイや歌声に反映されている。我々だってずっと同じ感情で演奏している訳じゃなくて、その瞬間瞬間が反映されている。リッキーのプレイを見てて、“あ、拗ねてるな”とか“心が揺れてるな”とか、演奏自体にすごく感情移入できて、こなれているというのはこういうことなんだなと思いました」と語る。続けて、「観客とのキャッチボール、あふれる音楽のエネルギー、メンバーや観客が皆でグルーヴしているところを監督が切り取っていって、まるで“台本なんてあるのかな?”とまで思えてくるし、スタッフたちも皆体を揺らしながら撮影してたんじゃないですかね?」とグルーヴ感を手放しで賞賛する。

 男性目線で言うと、「リック・スプリングフィールドが演じたグレッグが、ステージ上でリッキーを心配しているところ、目線、視線がすごく魅力的です。男性というと“男らしい”とか“かっこよさ”とか言うけど、優しさや包容力、人を支える力、そういうものを持つグレッグを観て、“ああ、かっこいいな・・・”と勉強になりました」と、男性目線から見てのグレッグの魅力を語る。

 

 

 世良さんのロックとの出会いについて、「ローリングストーンズがきっかけで13歳の時にロックに目覚めたけど、いまもその情熱は全く変わらないし、息を吸って吐くように自分の人生に向かい合ってきました。僕と同じようにロックを貫いているリッキーですが、彼女は革ジャンの使い方がキーポイントになっています。ロックミュージックと皮のジャケットが隣り合わせになっていて、どう使っているのか見てほしいです。」と語りつつ、自身は最近、そういったロックアイテムやアクセサリーには頼らなくなってきたという。「以前はまだ未熟な自分を補うアイテムとして着けていたけど、僕の理想はありのままにステージにただ立っているだけなんです。」と語り、「ミュージシャンとして、しあわせを感じるのは、アイテムや肩書きに頼らない今の自分、ありのままを受け止めて、すべてのことにしあわせを感じている。感謝し、それが次の自分をつくる要素になっていて、60歳になった今が一番かもしれないですね」と笑顔で語ってくれた。

  最後に、「母でもなくロックミュージシャンでもなく一人の女性と、その周りを描いているんです。その日常がすごくかっこよくて、それは本当にささいな日常なんだけど、どんな大作映画よりもシンプルにストレートに伝わってくる映画になっています」と映画の見どころをメッセージとして伝えてくれた。

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【世良公則プロフィール】 
 3才からバイオリンを習い、中学時代、ギターに興味を持ち、曲を作り始める。高校2年の時、“FBI”バンドでベースを担当。大阪芸術大学在学中にFBIを“ツイスト”と改名し、ボーカリストとしてライブハウスや学園祭で活躍する。 1977年「あんたのバラード」で第14回ポプコングランプリと第8回世界歌謡祭グランプリを獲得。今までのロックシーンに変革をもたらす存在として注目される。 同年11月25日、レコードデビューし12月に新メンバーで“世良公則&ツイスト”を結成。 「宿無し」「銃爪」「燃えろいい女」等、連続ヒットをとばしながらも1981年12月にツイスト解散。 その後、ソロボーカリストとして1996年までに14枚のシングルと10 枚のアルバムをリリース。また俳優として『カンゾー先生』で第22回日本アカデミー賞助演男優賞を受賞、その後多くの映画やドラマに出演。他、F1グランプリのナレーションや声優としても活動の幅を広げている。
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『幸せをつかむ歌』[STORY] 
歌を愛し、ミュージシャンになるために私たち家族を捨てた母親。数十年後 私は結婚したけど、旦那に捨てられ、またしても一人になった。自暴自棄に陥っていたそんな時、あの母親が帰ってきた。大っ嫌いな母親、大っ嫌いな彼女の歌声・・・だけど、私を孤独から救ってくれたのは、彼女の勇気と愛情と、魂の歌声だった――。

 

 

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監督:ジョナサン・デミ/脚本・製作:ディアブロ・コディ
出演:メリル・ストリープ、ケビン・クライン、メイミー・ガマー、リック・スプリングフィールド セバスチャン・スタン [2015年/アメリカ/101分] 

公式HP:http://www.shiawase-uta.jp/

 

 

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