メディア初公開となるお仏壇の供養式 『増上寺仏壇閉眼供養式』開催

閉眼供養とは、お墓やお仏壇などを改装する場合や新しく作り直す際に行われる供養のことで、別名「魂(たましい)抜き」、「御霊(みたま)抜き」などと呼ばれています。当社は昨年まで浅草寺にて計27回の供養式を行ってきましたが、今回の供養式は増上寺に場所を変えて初めての式となります。
お仏壇は信仰の中心の仏様を祀る場所です。また同時にお亡くなりになられた方々は仏様になる、という考えから、ご先祖を祀る(まつる)ところでもあります。当社はご家族にとって大事な故人のお家となるお仏壇を、きちんとした形で手厚く供養頂きたいという思いから、お客様にも出席頂きこのような供養式を開催しております。
当日は、本堂にて洒水(しゃすい)※①、回向(えこう)供養※②を実施した後に、ご参列のお客様に焼香を行って頂きました。更に今年は、増上寺境内の炉を借りてお仏壇のお焚き上げ※③を行ったところ、一般の参拝客も足を留めて、その様子を見守る姿が見受けられました。ご参列のお客様は、ご自身のお仏壇がお焚き上げされる様子をしみじみとご覧になった後、笑顔でお帰りになりました。
①洒水 : 儀式を行う前に道場や法具などに香水(=仏前に供える水)をかけるきよめの儀礼のこと。
②回向供養 : 供え物を供えたり、読経を行うこと。
③お焚き上げ : 役目を終えたお札やお守り、あるいは使わなくなった古い神棚などの神具を神社仏閣に返納し、浄火によって燃やす儀式のこ と。
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