難病ALSにかかりながらも日本移住を選んだイギリス紳士。その彼がつづった日本滞在記「ある英国人が愛した素顔のニッポン」が11月12日より全国の書店にて発売開始。

日本人女性と結婚することを決めたイギリス人、マルコム・デイビット・ワトソン。しかし結婚式直前での難病ＡＬＳの発症。それでも彼は日本移住を決断し、妻と共に未知の国、日本へと旅立つ。
そんな彼が住んでみた日本は、驚きと感動の連続だった。親切な人々、イギリス以上に発達した福祉。そして彼は車イスに乗って東京を走り回り、その驚きと感動を日記形式で綴り始める…。

同書は著者が２０１３年に英国にいる家族や友人にあてて英語で書き記した日本滞在記を元に翻訳及び加筆したものです。
他の外国人による日本論本と大きく違うのは著者がALSという難病を患っており、これまであまり語られなかった日本の福祉事情などもその独特の視点により描かれている点です。

また、車イス生活を送りながらも、決して悲観的にならず、かつイギリス紳士らしくウイットに富んだ表現で、政治・文化・日常生活・日々のニュース、そしてもちろん福祉について綴られており、包括的な現代ニッポン考察本となっています。

ALSは未だに有効な治療方法が見つかっていない難病です。しかしこの夏、支援の一環として始まったアイスバケツチャレンジが世界的な社会現象になり、一般メディアにも取り上げられる機会も増え、支援の輪も広がりつつあります。小社も本書の売り上げの一部を日本ALS協会及び英国ＭＮＤアソシエーションに寄付いたします。

同書は日本人が気付かない日本のよさや素晴らしさ（もちろんおかしな点も）を、一人のイギリス人が愛情あふれる筆致で我々に教えてくれる１冊です。

書名：ある英国人が愛した素顔のニッポン　TOKYO DIARY
発売日：2014年11月12日
定価：1850円＋税
刊行形態：四六判　368ページ
ISBNコード：978-4-906993-14-7
全国書店及び各ネット書店にて販売中

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