当社2号ファンドの運用開始に関するおしらせ

－シリコンバレーを活用した大手事業会社のオープンイノベーションの実現と、 グローバルで活躍できるベンチャー起業家の支援に向けて－

Draper Nexus Venturesが2号ファンドの一次組成として125億円を調達、国内大手事業会社のオープンイノベーションを支援

2015年6月2日

Draper Nexus Ventures

各位：

今般、米国シリコンバレーと東京に拠点を置くDraper Nexus Ventures（「当社」）は、当社を無限責任組合員とするDraper Nexus 2号ファンド(米国デラウェア州法に基づき設立されたファンド及び日本の投資事業有限責任組合などから構成されるファンド）（以下「２号ファンド」）の一次組成を完了し、運用を開始致しました。本書面をもちまして、当社2号ファンドの本書面公表時現在における出資約束金の総額が、約125億円となりましたことを、ご報告させて戴きます。

当社２号ファンドには、オープンイノベーションによる新規事業創出、シリコンバレーを通じた起業家精神醸成等を目的として（以下五十音順・順不同敬称略）、(株)IHI、京セラコミュニケーションシステム(株)、(株)クラレ、(株)小松製作所（コマツ）、JNC(株)、日本電気(株)（NEC）、パナソニック(株)、(株)日立ソリューションズ、ファーストブラザーズ（株）、富士通(株)、富士フイルム(株)、ブラザー工業(株)

など国内各大手事業会社様から出資約束を頂戴しております他、日本の投資事業有限責任組合には独立行政法人中小企業基盤整備機構様からも出資約束を頂いております。

当社は2011年よりシリコンバレーと東京を拠点として、グローバル展開を志向する数多くのベンチャー企業への出資・ご支援を行っております。また、DFJ Global Network[1]の一員としての長年の活動を通じ、日米の橋渡し役として強固な信頼を築き上げて参りました。その結果、当社は既に30件を超える事業会社様とベンチャー企業の間の業務提携を実現する等、豊富な実績を残しております。

また、まだまだ魅力的な市場が存在しており、更に近年は新しいベンチャー企業を生み出す環境インフラが整い始めた日本市場では、よりグローバル化するベンチャー企業の競争環境下では、日本だけでなく世界視点で起業家を支援することができるベンチャー・キャピタルが求められています。

今回組成した当社2号ファンドからは、既にAYASDI、CyPhy Worksといった米国の最先端ベンチャー企業に加え、(株)チームスピリット、(株)サイカ、(株)フロムスクラッチ等、国内有望ベンチャー企業への投資を実行（一部予定）致しております。

当社は本年末までを目処として引き続き2号ファンド出資者の募集を行い、ファンド規模を拡充していく予定です。同時に、シリコンバレーのネットワーク／エコシステム／アントレプレナーシップを最大限に利用することができるベンチャー・キャピタルとして、革新的な技術に裏打ちされた成長力の高いベンチャー企業への投資を実践すると共に[2]、世界的視野を持つベンチャー企業と日本の大手事業会社様の事業を全力で支援して参ります。

 

以上

[1] 米国シリコンバレーのトップティア・ベンチャー・キャピタルであるDFJ を創立したTim Draperが主宰する、世界各国のVCネットワークです。当社はDFJ Global Networkの米国-日本セグメントを担当するファンドとしての機能も有しています。

[2] なお、本開示は投資勧誘を目的としたものではありません。