「新型コロナウイルス禍における企業の新卒(専門学校)採用活動への影響」 調査結果を発表

新型コロナウイルスの影響禍でも、2021年卒については計画通りの企業が58%。現状をむしろ好機ととらえて前向きに活動している企業が43%という結果となった。

 

 

 

 

 

2020年04月30日
「新型コロナウイルス禍における企業の新卒(専門学校)採用活動への影響」
調査結果を発表
新型コロナウイルスの影響禍でも、2021年卒については計画通りの企業が58%

専門学校生向け就活サイトの「CareerMap」（https://biz.careermap.jp/for-business/）
が4月14日〜4月21日に緊急で実施をしたコロナウイルスによる採用活動への影響を調査した結果を発表。企業の声や業界ごとの影響をまとめたレポートとなっている。 
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《TOPICS》

• 新型コロナウイルスの影響下でも採用活動は計画通りの企業が58％【図1】
• フード・ホテル業界においては、採用活動の見合わせ、一部見合わせを合わせて54.6%【図1】
• 学生の動きとしては、まだ応募がない、という企業が４３％【図2】

• 採用活動において、現状を好機ととらえている企業が43%【図3】

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＜調査概要＞
■新型コロナウイルスの影響下でも採用活動は計画通りの企業が58％
新型コロナウイルスの事業への影響に関しては、８９%の企業がなんらかの影響がある、と答えている。一方、採用計画に関しての影響を調査したところ、58％の企業が「計画通り」と回答した。
ただし、業界によって差も大きく、建設系・美容系については計画通りの企業が過半数を上回ったが、
フード・ホテル業界においては、採用活動の見合わせ、または一部見合わせ企業が54.6%となっている。【図1】
【図1】

■専門学校の場合は、学校の方針によって活動時期が変わるが、現状まだあまり学生は動いていない。
実際には、学校で実施する説明会やガイダンスが全て中止となり、学生や学校へのアプローチができていない企業が多い。学生も情報をとる手段が少なくなっているため、「応募」までは、まだ至っていない。ただ、大学卒の動きよりも例年、専門学校生の場合は、1〜2ヶ月後となるため、緊急事態宣言が延びた場合には、さらに影響が大きくなることが予想される。
 【図2】
 

 
 
■採用活動において、現状を好機ととらえている企業が43%
これまでと同じような採用活動ができなくなった分、オンラインでの採用活動に挑戦する企業増えている。これまで地理的な問題でできていなかった、地方へのアプローチや、企業見学をオンラインで実施できるようになったことで、採用としてのチャンスが広がったと前向きに捉えている企業も多く存在する。一方で、最後までwebのままで内定を決めてしまうことになるかもしれない点については、どの企業も不安を感じており、最終だけはなんとかリアルで実施したい、というのが採用担当者の本音であった。
 
【図3】

 

 
【採用担当者の声】
▼コロナウイルス 禍における採用活動への影響について
・オンライン化導入検討など会社説明会および選考方法の見直しを行う必要がある。<300~999名/服飾>
・理念やビジョンをしっかり提示した会社が強くなる。<30~99名/美容>
・企業も学生も対応を模索しながらの活動となるため、内定時期が例年より遅くなる、採用活動の延長、新卒採用の見直しが出てくる可能性が高いのではないか。<30名未満/建設>
・就職フェアなどが中止となるのでネット等の広報がより重要になると思う。<100~299名/教育>
 
▼就職活動中の学生に伝えたいこと（一部抜粋）
・この状況になって、もちろんみんな不安ですが、在宅勤務になった従業員たちは自らsnsを立ち上げて、お客様への情報発信を始めたり、事業部間の連携をとるようになったりと、この１ヶ月で先輩である従業員の著しい成長が見られます。逆に今を乗り越えた人にこそ、新しいチャンスがある、と思います。一緒に頑張りましょう。（30~99名/鍼灸・整骨）
・今こそ、勉強し続ける習慣を身につけましょう。それが必ず先の自分の糧になるから。（30~99名/建築）
・肉業界はピンチをいっぱい乗り越えてきた業界なんです。だからこそ、こんな時こそ人が重要。採用を続けることで、次の未来につなげたい（100~299名/フード）
 ※採用に積極的な企業からの学生応援メッセージ動画

 

 
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【調査概要】「新型コロナウイルス禍における採用活動への影響調査（専門学校向け）」
調査期間： 2020年4月14日（火）～4月21日（火）
調査方法：
・専門学校卒採用をCareerMapで実施している企業（全業界）に向けて、アンケートフォームをメールにて送信
有効回答数：929社
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