国内初家庭用リチウムイオン蓄電池付き住宅展示場「SMA×Eco HOUSE(スマ・エコハウス)」の実証実験開始
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:村上健治)は、生活の質を向上させながら、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(CO2排出量をゼロ、光熱費をゼロ)となるエネルギー自給住宅に進化させるための新たなプロジェクト「Smart xevo Eco Project(スマート・ジーヴォ・エコ・プロジェクト)」をスタートさせます。
http://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lifestyle/smaecohouse/index.html
http://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lifestyle/smaecohouse/index.html
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:村上健治)は、生活の質を向上させながら、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(CO2排出量をゼロ、光熱費をゼロ)となるエネルギー自給住宅に進化させるための新たなプロジェクト「Smart xevo Eco Project(スマート・ジーヴォ・エコ・プロジェクト)」をスタートさせます。
その第一弾として、2010年7月10日(土)より、国内初となる家庭用リチウムイオン蓄電池付き住宅展示場「SMA×Eco HOUSE(スマ・エコハウス)」の実証実験を「埼玉県春日部住宅展示場」および愛知県名古屋市「メ~テレ八事ハウジング」の2ヵ所で開始します。
当社では、2006年9月より耐久性と省エネルギー性に優れた当社オリジナル外壁システム「外張り断熱通気外壁」を標準搭載した戸建住宅基幹商品「xevo」を開発・販売。以降も環境配慮型住宅「xevoFU(ジーヴォ・フー)」「xevoKU(ジーヴォ・クー)」の商品化等、環境負荷低減に向けた研究開発や商品化に積極的に取り組んできました。
そしてこのたび、当社の新たな環境・エネルギー技術、ICT(※1)技術とエリーパワー株式会社が開発を進める蓄電技術を組み合わせた、当社が考える次世代のエコ住宅を住宅展示場で公開し、お客さまからの評価と技術評価を目的に実証実験を行うことになりました。当社独自のシミュレーションによると、政府が定める新省エネ基準による一般住宅と比べてCO2を65%削減、光熱費を102%削減することができる展示場です。
※1.情報・通信に関連する技術一般の総称。
■ポイント
1.太陽光発電システムと家庭用リチウムイオン蓄電池を搭載した「地球にも家計にも優しい住まい」
2.ICT技術を活用した当社オリジナルエネルギーマネジメントシステム「D-HEMS」
3.照明家豊久将三氏プロデュースによる全館LED照明提案
■実証実験の内容
① 蓄電池システムの総合効率の確認
② 太陽光発電システムと連動した2モードの蓄電池システム動作の確認
③ 通風等に代表されるパッシブ技術の効果検証
④ 大容量機器の重複によるピーク電力制御の確認
⑤ HEMSの新技術の動作確認
⑥ お客さまからの評価
■コンセプト
「先進のエネルギー技術と、自然と調和した暮らし エネルギーを“カシコクつかう”、新しい生活提案」
「SMA×Eco HOUSE」では、太陽光発電システムなどのエネルギーを「創る」技術と、LED照明などのエネルギーを有効に活用する「節約する」技術に、「蓄える」蓄電池技術が加わり、エネルギーを最適に制御し、「見える」化できるHEMS(※2)技術を利用することで、家庭内のエネルギーを把握・制御することが可能となりました。
これら先進エネルギー技術に、自然エネルギー(風・光・水・緑)を活かしたパッシブ技術を融合させ、お客さまにあわせて、エネルギーを賢く使う、近未来の生活を提案します。
※2.ICT 技術の活用により人に代わって家電機器・エネルギーマネジメントシステム等を支援するシステムのこと。
1.太陽光発電システムと家庭用リチウムイオン蓄電池を搭載した「地球にも家計にも優しい住まい」
(1)次世代型電力供給インフラ「スマートグリッド」の重要な技術
太陽光発電等の再生可能エネルギー利用が増加すると、電力の安定供給に支障(※3)をきたします。そこで、電力の安定供給を実現するために、次世代型電力送電網「スマートグリッド」が注目されています。この社会的システムを構築する重要な技術として、系統側への影響を最小限にすることができる家庭用蓄電池技術があります。今回の実証実験では、従来の鉛蓄電池やニッケル水素蓄電池と比べて、長寿命で、充放電効率が高いリチウムイオン蓄電池を採用しました。2011年春に発売予定の家庭用リチウムイオン蓄電池システムを搭載した住宅を視野に入れて、技術検証を行います。
※3.天候による出力変動が大きいため、地域的な電圧変動問題や周波数が不安定になる問題のこと
(2)「創る→蓄える→使う」エネルギーサイクルによる地球にも家計にも優しい住まい
「SMA×Eco HOUSE」では、太陽光発電システムなどの創エネルギー設備と家庭用リチウムイオン蓄電池を組み合わせることにより、家庭内で「創る→蓄える→使う」というエネルギーサイクルが可能となりました。
また、化石燃料に依存するエネルギー購入量を削減し、家庭でのCO2排出量を削減、光熱費も削減します。あわせて、原油価格の高騰などエネルギー価格の変動による家計への影響を低減し、自然災害や停電などの有事の際でも、ライフラインに依存しない「万一の時も安心な電力源」としても期待できます。
2.ICT技術を活用した当社オリジナルエネルギーマネジメントシステム「D-HEMS」
(1)先進のエネルギー設備を住まい手に合わせて最適に自動制御する2つのモード設定
当展示場では、太陽光発電システムや燃料電池、蓄電池などの先進のエネルギー設備と連携させ、住まい手の暮らし方にあわせて家庭内のエネルギーを最適に制御する当社オリジナルエネルギーマネジメントシステム「D-HEMS」を搭載しました。
「D-HEMS」では、太陽光発電システムで創られるクリーン電力を家庭内で消費させる「ecoモード」と、クリーン電力を全て売電することで家計を助ける「おサイフモード」(※4)を選択することができます。
※4.夜間に割安な電力を蓄え、その電力を日中優先して利用します。
(2)エネルギーを見える化し、省エネ生活の“気づき“と”行動“を促す新提案
「D-HEMS」は、家庭内のエネルギー使用情報(※5)や電気自動車に充電する電力情報等を収集することにより、家庭内で消費される電力が一目で確認できます。
また、各居室単位・時間帯ごとに使用された電力が確認できるため、「いつ・どこで・どのくらい」電力が消費されているか、また、どのようにしたら省エネ生活につながるのかを、住まい手に対してイラストやグラフ表示で分かりやすく伝えます。
あわせて、室内温度と外部気象状況を検知し、エアコンなどの空調設備に頼らず自然風を活用するよう「誘導」するメッセージ機能も提案しています。
※5.(独)情報通信研究機構からの委託研究「情報通信・エネルギー統合技術の研究開発」にて当社開発。
(3)家電製品や住宅設備機器を一括制御、様々な端末を自由に選択できる提案
「D-HEMS」では、様々な家電製品や住宅設備機器を一括で制御(※6)できる他、エネルギー情報と連動した制御やモニタリング操作もできます。制御を行う端末は「携帯電話」や「パソコン」「テレビ」など住まい手が自由に選択することができます。
※6.「平成21年度スマートハウス実証プロジェクト」で開発した、異なるメーカーの家電製品・設備機器を共通でコントロールすることができるソフトウェアツール「住宅API」を活用して家電製品の制御を行います。
3.照明家豊久将三氏プロデュースによる全館LED照明提案
(1)LEDの特性を活かした照明デザイン
一般的に普及しているLED照明は、ダウンライトやLED電球が主ですが、そのLED照明は点光源(※7)のため、直接目に入ると眩しく感じます。当展示場では、照明家豊久氏監修の下、点光源のダウンライトではなく、ライン光源の間接照明をベースとし、眩しさを軽減するための工夫を施しました。コンパクトで光源特性を活かしたオリジナルのLED照明を提案しています。
※7.一つの点より光が放射される光源。
(2)従来のLED照明と比べて「自然な色合い」になるオリジナルLED照明
一般的なLED照明は、3色(赤・緑・青)各々のLEDから放射される光を混合することにより、空間の色を再現する演出を行います。
今回、当社が採用したオリジナルLED照明は、1色の光源から放射される光が蛍光体を通じて3色(赤・緑・青)の色表現を行うことにより、色のばらつきやムラが少なく、自然光で見る色合いを演出します。照明家豊久氏は、日中は太陽光、夜間はシリカ電球のあかりと同等の色を再現しました。
4.報道関係者向け事前内覧会のお知らせ
2010年7月8日(木)午前11時より、埼玉県の「埼玉県春日部住宅展示場」と愛知県名古屋市の「メ~テレ八事ハウジング」において「SMA×Eco HOUSE」の報道関係者向け事前内覧会を行います。
■住宅展示場概要
名 称 :『SMA×Eco HOUSE(スマ・エコ ハウス)』
・Start Management & Action Eco(Ecology&Economy) House の造語
・Smart House、Eco(Ecology&Economy) Houseの造語
http://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lifestyle/smaecohouse/index.html
一般公開日:2010年7月10日(土)
その第一弾として、2010年7月10日(土)より、国内初となる家庭用リチウムイオン蓄電池付き住宅展示場「SMA×Eco HOUSE(スマ・エコハウス)」の実証実験を「埼玉県春日部住宅展示場」および愛知県名古屋市「メ~テレ八事ハウジング」の2ヵ所で開始します。
当社では、2006年9月より耐久性と省エネルギー性に優れた当社オリジナル外壁システム「外張り断熱通気外壁」を標準搭載した戸建住宅基幹商品「xevo」を開発・販売。以降も環境配慮型住宅「xevoFU(ジーヴォ・フー)」「xevoKU(ジーヴォ・クー)」の商品化等、環境負荷低減に向けた研究開発や商品化に積極的に取り組んできました。
そしてこのたび、当社の新たな環境・エネルギー技術、ICT(※1)技術とエリーパワー株式会社が開発を進める蓄電技術を組み合わせた、当社が考える次世代のエコ住宅を住宅展示場で公開し、お客さまからの評価と技術評価を目的に実証実験を行うことになりました。当社独自のシミュレーションによると、政府が定める新省エネ基準による一般住宅と比べてCO2を65%削減、光熱費を102%削減することができる展示場です。
※1.情報・通信に関連する技術一般の総称。
■ポイント
1.太陽光発電システムと家庭用リチウムイオン蓄電池を搭載した「地球にも家計にも優しい住まい」
2.ICT技術を活用した当社オリジナルエネルギーマネジメントシステム「D-HEMS」
3.照明家豊久将三氏プロデュースによる全館LED照明提案
■実証実験の内容
① 蓄電池システムの総合効率の確認
② 太陽光発電システムと連動した2モードの蓄電池システム動作の確認
③ 通風等に代表されるパッシブ技術の効果検証
④ 大容量機器の重複によるピーク電力制御の確認
⑤ HEMSの新技術の動作確認
⑥ お客さまからの評価
■コンセプト
「先進のエネルギー技術と、自然と調和した暮らし エネルギーを“カシコクつかう”、新しい生活提案」
「SMA×Eco HOUSE」では、太陽光発電システムなどのエネルギーを「創る」技術と、LED照明などのエネルギーを有効に活用する「節約する」技術に、「蓄える」蓄電池技術が加わり、エネルギーを最適に制御し、「見える」化できるHEMS(※2)技術を利用することで、家庭内のエネルギーを把握・制御することが可能となりました。
これら先進エネルギー技術に、自然エネルギー(風・光・水・緑)を活かしたパッシブ技術を融合させ、お客さまにあわせて、エネルギーを賢く使う、近未来の生活を提案します。
※2.ICT 技術の活用により人に代わって家電機器・エネルギーマネジメントシステム等を支援するシステムのこと。
1.太陽光発電システムと家庭用リチウムイオン蓄電池を搭載した「地球にも家計にも優しい住まい」
(1)次世代型電力供給インフラ「スマートグリッド」の重要な技術
太陽光発電等の再生可能エネルギー利用が増加すると、電力の安定供給に支障(※3)をきたします。そこで、電力の安定供給を実現するために、次世代型電力送電網「スマートグリッド」が注目されています。この社会的システムを構築する重要な技術として、系統側への影響を最小限にすることができる家庭用蓄電池技術があります。今回の実証実験では、従来の鉛蓄電池やニッケル水素蓄電池と比べて、長寿命で、充放電効率が高いリチウムイオン蓄電池を採用しました。2011年春に発売予定の家庭用リチウムイオン蓄電池システムを搭載した住宅を視野に入れて、技術検証を行います。
※3.天候による出力変動が大きいため、地域的な電圧変動問題や周波数が不安定になる問題のこと
(2)「創る→蓄える→使う」エネルギーサイクルによる地球にも家計にも優しい住まい
「SMA×Eco HOUSE」では、太陽光発電システムなどの創エネルギー設備と家庭用リチウムイオン蓄電池を組み合わせることにより、家庭内で「創る→蓄える→使う」というエネルギーサイクルが可能となりました。
また、化石燃料に依存するエネルギー購入量を削減し、家庭でのCO2排出量を削減、光熱費も削減します。あわせて、原油価格の高騰などエネルギー価格の変動による家計への影響を低減し、自然災害や停電などの有事の際でも、ライフラインに依存しない「万一の時も安心な電力源」としても期待できます。
2.ICT技術を活用した当社オリジナルエネルギーマネジメントシステム「D-HEMS」
(1)先進のエネルギー設備を住まい手に合わせて最適に自動制御する2つのモード設定
当展示場では、太陽光発電システムや燃料電池、蓄電池などの先進のエネルギー設備と連携させ、住まい手の暮らし方にあわせて家庭内のエネルギーを最適に制御する当社オリジナルエネルギーマネジメントシステム「D-HEMS」を搭載しました。
「D-HEMS」では、太陽光発電システムで創られるクリーン電力を家庭内で消費させる「ecoモード」と、クリーン電力を全て売電することで家計を助ける「おサイフモード」(※4)を選択することができます。
※4.夜間に割安な電力を蓄え、その電力を日中優先して利用します。
(2)エネルギーを見える化し、省エネ生活の“気づき“と”行動“を促す新提案
「D-HEMS」は、家庭内のエネルギー使用情報(※5)や電気自動車に充電する電力情報等を収集することにより、家庭内で消費される電力が一目で確認できます。
また、各居室単位・時間帯ごとに使用された電力が確認できるため、「いつ・どこで・どのくらい」電力が消費されているか、また、どのようにしたら省エネ生活につながるのかを、住まい手に対してイラストやグラフ表示で分かりやすく伝えます。
あわせて、室内温度と外部気象状況を検知し、エアコンなどの空調設備に頼らず自然風を活用するよう「誘導」するメッセージ機能も提案しています。
※5.(独)情報通信研究機構からの委託研究「情報通信・エネルギー統合技術の研究開発」にて当社開発。
(3)家電製品や住宅設備機器を一括制御、様々な端末を自由に選択できる提案
「D-HEMS」では、様々な家電製品や住宅設備機器を一括で制御(※6)できる他、エネルギー情報と連動した制御やモニタリング操作もできます。制御を行う端末は「携帯電話」や「パソコン」「テレビ」など住まい手が自由に選択することができます。
※6.「平成21年度スマートハウス実証プロジェクト」で開発した、異なるメーカーの家電製品・設備機器を共通でコントロールすることができるソフトウェアツール「住宅API」を活用して家電製品の制御を行います。
3.照明家豊久将三氏プロデュースによる全館LED照明提案
(1)LEDの特性を活かした照明デザイン
一般的に普及しているLED照明は、ダウンライトやLED電球が主ですが、そのLED照明は点光源(※7)のため、直接目に入ると眩しく感じます。当展示場では、照明家豊久氏監修の下、点光源のダウンライトではなく、ライン光源の間接照明をベースとし、眩しさを軽減するための工夫を施しました。コンパクトで光源特性を活かしたオリジナルのLED照明を提案しています。
※7.一つの点より光が放射される光源。
(2)従来のLED照明と比べて「自然な色合い」になるオリジナルLED照明
一般的なLED照明は、3色(赤・緑・青)各々のLEDから放射される光を混合することにより、空間の色を再現する演出を行います。
今回、当社が採用したオリジナルLED照明は、1色の光源から放射される光が蛍光体を通じて3色(赤・緑・青)の色表現を行うことにより、色のばらつきやムラが少なく、自然光で見る色合いを演出します。照明家豊久氏は、日中は太陽光、夜間はシリカ電球のあかりと同等の色を再現しました。
4.報道関係者向け事前内覧会のお知らせ
2010年7月8日(木)午前11時より、埼玉県の「埼玉県春日部住宅展示場」と愛知県名古屋市の「メ~テレ八事ハウジング」において「SMA×Eco HOUSE」の報道関係者向け事前内覧会を行います。
■住宅展示場概要
名 称 :『SMA×Eco HOUSE(スマ・エコ ハウス)』
・Start Management & Action Eco(Ecology&Economy) House の造語
・Smart House、Eco(Ecology&Economy) Houseの造語
http://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/lifestyle/smaecohouse/index.html
一般公開日:2010年7月10日(土)
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