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厚生労働省イクメンプロジェクト
会社概要

「イクメン推進シンポジウム 2020」開催

「イクメン企業アワード 2020」・「イクボスアワード 2020」の受賞企業・受賞者を表彰

厚生労働省イクメンプロジェクト

男性社員の育児と仕事の両立推進に積極的な企業や管理職を表彰するシンポジウムを開催

YouTubeLIVEにて配信、アーカイブ化
 

 


厚生労働省は、男性の仕事と育児の両立をテーマにした「イクメン推進シンポジウム 2020」を2020年11月20日(金)にオンラインにて開催した。 厚生労働省では、育児に積極的な「イクメン」を応援し、男性の育児休業取得を促進する「イクメンプロジェクト」を2010年より実施。プロジェクトの一環である、今回の「イクメン推進シンポジウム 2020」では、男性社員の育児と仕事の両立を推進し、業務改善を図る企業を表彰する「イクメン企業アワード」、そして部下の仕事と育児の両立を支援する管理職=「イクボス」を企業内からの推薦によって募り、表彰する「イクボスアワード」の表彰式と、「新型コロナウイルスは働き方にどのような影響を与えたか」をテーマとしたパネルディスカッションを実施した。

開会挨拶には厚生労働省、雇用環境・均等局坂口卓局長が登壇し、「男性の育児参加は子育て環境の充実や女性の就業継続の観点から重要である」と本アワードの意義を強調。会前半の「イクメン企業アワード」では株式会社技研製作所(高知県)、積水ハウス株式会社(大阪府)へ、 「イクボスアワード」では社会福祉法人スプリングの大久保友紀子氏、株式会社スープストックトーキョーの西谷達彦氏へ、グランプリの表彰状と副賞(トロフィー)授与が行われた。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、一部企業はリモートにて授賞式に参加し、中継を通じて受賞の喜びや今後の展望を語った。

後半では、「イクメン企業アワード」でグランプリを受賞した技研製作所の溝渕千賀氏、積水ハウスの伊藤みどり氏が登壇し、「新型コロナウィルスは働き方にどのような影響を与えたか」をテーマに、「イクメンプロジェクト」の推進委員と共にパネルディスカッションを実施。「コロナ禍で、働く人は自分の企業がどれだけ自分のことを考えてくれているのかを感じたはずだ」という意見や、「今後は育児もキャリアの一つになりうる」といった、時代に合わせて企業に求められる変化への意見が述べられた。

 

<「イクメン企業アワード」 受賞理由・コメント一覧>

 

 

イクメン企業アワード受賞企業イクメン企業アワード受賞企業

 

グランプリ 株式会社技研製作所(高知県)
男性社員が8割を占め、 2018年までの10年間で、育児休業の取得は対象者150人中0人、という状況であったが、全社員を対象とした「男性育休に関する知識・意識調査」の実施、社内サイトにおける育休取得手続マニュアルや育児休業取得後の収入予測ツールを紹介するなどの取り組みを行った。その結果、男性の育児休業取得者数が増加するとともに、平均取得日数を110.2日と高い水準にまで上昇させた。
グランプリ 積水ハウス株式会社(大阪府)
経営者から管理職に働きかけることで、全社的な意識醸成に取り組むほか、出産後3年以内に1か月以上の取得を目指す「イクメン休業」制度や、夫婦で家事・育児について話し合うための「ミーティングシート」を設けた。また、日本全体のイクメンの実態を調査する「イクメン白書」や産官学を巻き込んだ「イクメンフォーラム」の開催など、日本社会全体の機運醸成にも貢献した。
奨励賞 双日株式会社(東京都)
「ライフイベントがある中でもキャリアを止めない」をスローガンに、早期復職支援のための保育料補助やベビーシッター費用助成、ファミリーサポート休暇、時短フレックス、育児コンシェルジュなどの多様な両立支援制度を設けた。上司が部下の男性社員から、育児休業を取得できたことを感謝する手紙を受け取ったことが、男性の育児休業取得に対する上司の考えを改めるきっかけになった、とのエピソードも披露された。
理解促進賞 江崎グリコ株式会社(大阪府)
自社での育児支援ツール開発にも力を入れ、夫婦で妊娠期から使えるコミュニケーションアプリ「こぺ」の提供や、父親が子どもと遊ぶコツを学べるコンテンツ動画の配信などを実施。コロナ禍においては、オンラインで参加できる液体ミルクの調乳講座を設け、参加した男性社員からは「オンラインだと積極的に参加しやすく、ありがたい」との声があった。
特別賞(コロナ対応) 日本航空株式会社(東京都)
テレワークやフレックスなど、柔軟な働き方が元々定着していたことに加え、コロナ禍では出社が必要な業務を割り出し、テレワークを前提とした出社日数や出社率のガイドラインを策定する等の業務プロセスの改革を実施した。また、父親社員とこれから父親になる社員による座談会や、社内インフラを使って育児関連制度の認知を図る等、男性が育児休業を取得しやすい環境を整備した。航空業界はコロナ禍で依然として厳しい状況下にあるが、そのなかでもニューノーマルな働き方を考えていきたいと語った。
特別賞(地方特別) 株式会社プロトソリューション(沖縄県)
最もリモートへの移行が難しいと考えられていたコールセンター業務の在宅勤務を実現した。「前例がないからできないのではなく、できる方法を考えた」とコメントし、今後も社員からずっと働き続けたいと思ってもらえるような企業作りをしていきたいと語った。

 


 

<「イクボスアワード」 受賞理由・コメント一覧>

イクボスアワード受賞企業イクボスアワード受賞企業

 

グランプリ 社会福祉法人スプリング 大久保友紀子氏
未だ「きつい・汚い・給料が安い」=3Kのイメージが先行する、介護職員の業務環境の改善に取り組んだ。仕事をしながら介護や育児を行うための支援マニュアルを作成し、子育て中の社員に対して生活に合わせた働き方を柔軟に提案した。また、子育てや介護をしていない社員に対しても、時間外労働は月平均2時間に抑え、休暇希望も100%希望が通るように配慮していると語った。
グランプリ 株式会社スープストックトーキョー 西谷達彦氏
西谷氏自身の育児経験をもとに、部内の育児と仕事の両立の推進に尽力した。部内コミュニケーションの活発化や、ルーティン業務のマニュアル化を通して、互いのライフスタイルを尊重しあえるような環境を実現。また、共働きの忙しい家庭でも食卓を笑顔にしたいと、社内に離乳食開発プロジェクトを提案し、商品化を実現させた。
奨励賞 株式会社ビースタイルホールディングス 松浦修治氏
メンバーの能力と成果を引き出すため、成果に影響を及ぼす家庭や介護などのメンバーを取り巻く環境要因を注視し、ライフ&キャリアを理解するワークショップの開催や、1on1で日々のフィードバックを行う取り組みを実施した。また、事情があって仕事を抜ける際の枕詞「すみません」の廃止を掲げ、抜けた穴をどうフォローするかに目を向けられる雰囲気づくりをした。

イクボスアワード受賞企業イクボスアワード受賞企業



<パネルディスカッション「新型コロナウイルスは働き方にどのような影響を与えたか」>

パネルディスカッション風景パネルディスカッション風景

パネルディスカッションでは羽生祥子氏(日経xwoman総編集長、日経ARIA創刊編集長、日経DUAL創刊編集長)がコーディネーターを務め、パネリストとして「イクメン企業アワード」グランプリ、技研製作所の溝渕千賀氏、積水ハウスの伊藤みどり氏、さらには中央大学大学院戦略経営研究科准教授の高村静氏、静岡県立大学経営情報学部准教授、株式会社ワークシフト研究所所長、育休プチMBA表の国保祥子氏も加え、 「新型コロナウイルスは働き方にどのような影響を与えたか」をテーマにディスカッションが行われた。

技研製作所の取り組みについて高村氏は「男性のみならず女性のキャリア応援の視点で取組を進めている点、製造現場等の状況を把握した上で取組を進めている点までの配慮が素晴らしい」とコメント。国保氏は「育児休業平均取得日数に対して、社員の不在期間をカバーする業務効率化や可視化ができており、取得者以外の業務や職場の改善にも繋げている素晴らしい事例」とした。

積水ハウスの取り組みについて高村氏は「今後の長期的な企業戦略の1つとして位置付けられており、全社として取り組みに対する本気度が伺える」とコメント。国保氏は「育児休業は取得率に意識が行きがちである一方で、取得率と併せて期間が1ヶ月という点に徹底ぶりが伺える」とコメント。コロナ禍では育児休業取得者が以前より増えたが、業務の引き継ぎ準備が予めされていたため、コロナの突発的な出勤制限にも対応できたという。

羽生氏は総括にて「男性の育児休業取得者を含め、全ての社員に対して、きめ細やかな配慮やコミュニケーションをとることが、企業の多面的な取組の推進力になると感じた」とコメントし、会を締めくくった。

 

【イクメン推進シンポジウム2020】開催概要
■日時 :2020年11月20日(金) 13:00~15:40 ※開場:12:30
■場所 :TKPガーデンシティお茶ノ水 カンファレンスルーム3C
(101-0062東京都千代田区神田駿河台三丁目11-1)
■内容:
1 厚生労働省挨拶
2 イクメン企業アワード2020 表彰式
3 イクボスアワード2020 表彰式
4 受賞企業・受賞者 取組紹介
5 総評
    イクメンプロジェクト推進委員会 座長 駒崎 弘樹 氏(認定NPO法人フローレンス代表理事)
6 パネルディスカッション
    テーマ  「新型コロナウイルスは働き方にどのような影響を与えたか」
  コーディネーター:羽生祥子氏
   (日経xwoman(クロスウーマン)総編集長、日経ARIA創刊編集長、日経DUAL創刊編集長)
      パネリスト :高村静氏
         (中央大学大学院戦略経営研究科 准教授)
                       国保祥子氏
         (静岡県立大学経営情報学部准教授、株式会社ワークシフト研究所所長、
                              育休プチMBA代表)
                           株式会社技研制作所(イクメン企業アワード2020グランプリ)
                       積水ハウス株式会社  (イクメン企業アワード2020グランプリ)
【イクメン推進シンポジウム2020に関するお問合せ先】
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-3-5 NBF渋谷イースト4F
株式会社フロンティアインターナショナル第三営業本部内 担当:羽田
info@ikumen-project.jp​

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政治・官公庁・地方自治体
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官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都千代田区霞が関1-2-2
電話番号
03-6821-0610
代表者名
加藤勝信
上場
未上場
資本金
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設立
2001年01月
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