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日本電産サンキョー株式会社
会社概要

長野・下諏訪 日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」、現代のオートマタ3体の特別展示を10月5日より開始!読者ご招待券もプレゼント

日本唯一!アンティーク・オルゴール演奏からオルゴールづくり体験まで!

日本電産サンキョー株式会社

11月10日「いい音・オルゴールの日」に向けて、日本最大のオルゴールメーカーである日本電産サンキョーが、革新的な新製品を開発しています。新製品の発表に先駆け、プレスの皆様にオルゴールの関連情報を定期的にお届けします。
  • オルゴールづくり匠の技と現代の人形作家のコラボが生み出したオートマタを期間限定で特別展示
公益財団法人 永守文化記念財団(代表理事 永守重信(日本電産株式会社創業者・代表取締役会長))が所蔵している、19世紀から20世紀にかけて西洋で発展したからくりオルゴール人形「オートマタ」を含む、貴重な歴史的オルゴールのコレクションを保有しています。これらをもとに、オルゴールを祖業とする日本電産サンキョーにおいて作られたのが、「現代のオートマタ」です。この秋、「すわのね」では、特別に制作された「現代のオートマタ」3体を、10月5日(水)~10月18日(火)までの期間限定で特別公開いたします。

可憐な少女がオルゴールのメロディにあわせて踊るワルツィングドール「ヴィオレッタ」、犬と散歩する少女「ルシール」と「スカーレット」の3体。オルゴールづくり匠の技と現代の人形作家のコラボが生み出した新たなるオートマタの魅力をぜひお楽しみください。

ワルツィングドール「ヴィオレッタ」ワルツィングドール「ヴィオレッタ」

すわのね外観すわのね外観


日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」
長野県諏訪郡下諏訪町5805 TEL:0266-26-7300
営業時間:4-9月9:00-17:30、10月-3月9:00-17:00
休館日:5-8月休館日なし、9月-翌4月は毎週月曜日、月曜が祝日の場合は翌火曜日。展示替え時休館。
入館料:
個人 大人1000円/小中学生500円
団体 大人750円/小中学生450円
※団体割引は20名様以上です。障がい者手帳をお持ちの方とその介護の方1名までは上記料金の半額となります。
交通のご案内:
電車:中央本線「下諏訪駅」より徒歩約10分
お車:長野自動車道・岡谷ICより約15分、中央自動車道・諏訪ICより約25分 駐車場完備

詳しくはホームページをご覧ください。
http://www.nidec-sankyo.co.jp/museum/

 
  • 特別展示「オートマタ」概要
100年前にパリで人気があったオルゴールのついた西洋からくり人形「オートマタ」。日本電産サンキョーのオルゴールづくり技術・匠の技と現代の人形作家のコラボレーションが、新たなる現代のオートマタを生み出しています。オルゴールの音色とともに、踊ったり、子犬と一緒にお散歩したり。精緻な衣装もすべて人形作家の手作りです。夢のような愛らしいオルゴール人形を、日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」で、10月5日(水)~18日(火)までの期間限定で特別展示いたします。この機会にぜひご覧ください。

■展示期間:2022年10月5日(水)~10月18日(火)
■展示作品:
1.50弁オルフェウス ワルツィングドール「ヴィオレッタ」

曲目:花のワルツ/ 眠れる森の美女 / くるみ割り人形行進曲
サイズ:幅400mm×奥行400mm×高740mm
価格:2,750,000円(消費税込み)
人形作家・若月まりこさん

エレガントな動きと美しいオルゴールの響きのハーモニー。見て聞いて楽しいオルゴールの極み。心豊かな体験をぜひ 味わってください。

2. 50弁オルフェウス 犬のお散歩シリーズ「ルシール」
曲目:美しく青きドナウ・舞踏への勧誘
サイズ:幅310mm×奥行210mm×高570mm
価格:1,430,000円(消費税込み)
リプロダクション・人形作家 谷井真由美さん

犬の散歩シリーズ「ルシール」犬の散歩シリーズ「ルシール」

3. 50弁オルフェウス 犬のお散歩シリーズ「スカーレット」
曲目:華麗なるワルツ/愛の夢/ブラームスのワルツ
サイズ:幅310mm×奥行210mm×高570mm
価格:1,430,000円(消費税込み)
リプロダクション・人形作家 谷井真由美さん

犬のお散歩シリーズ「スカーレット」犬のお散歩シリーズ「スカーレット」

 
  • オルゴールの秘密

「ピエロ・エクリヴァン」(オートマタ・部分) 公益財団法人永守文化記念財団所蔵「ピエロ・エクリヴァン」(オートマタ・部分) 公益財団法人永守文化記念財団所蔵

「お茶を注ぐ少女」(オートマタ・部分)公益財団法人永守文化記念財団所蔵「お茶を注ぐ少女」(オートマタ・部分)公益財団法人永守文化記念財団所蔵

「お茶を注ぐ少女」(オートマタ・部分)公益財団法人永守文化記念財団所蔵の内部構造が見えるX線写真「お茶を注ぐ少女」(オートマタ・部分)公益財団法人永守文化記念財団所蔵の内部構造が見えるX線写真

 

振動板の制作工程。中央で切断され2枚に分かれる。振動板の制作工程。中央で切断され2枚に分かれる。

シリンダーと振動板をセットし調整する。シリンダーと振動板をセットし調整する。

  • 人が音を作る
19–20 世紀のフランスでさかんに作られたオートマタ(からくり自動人形)は、その表情豊かな動きによって、オルゴールの歴史に華やかな彩を添えています。日本電産株式会社創業者・代表取締役会長の永守重信は、2016 年、創造性豊かで高い感性を育むことに貢献し、我が国の文化の向上発展に寄与することを目的として公益財団法人永守文化記念財団を設立、貴重な歴史的オルゴールを収集、公開しています。長野県下諏訪町にある日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」にて共同展示をしている13 点の歴史的資料を含むオートマタや自動演奏ピアノなど、合計347 点もの希少なコレクションを次の時代へと繋いでいます。当社は、さまざまな産業技術の基盤ともなったオルゴールの技術を生かし、人々の心を癒し、心豊かなときを育むオルゴール文化を世に広めていきたいと考えています。
今回は、「オルゴールの秘密」ということで、下諏訪町から車で1時間、原村の工場を紹介いたします。この地は「 東洋のスイス」と呼ばれ、緑豊かで豊富な水と澄んだ空気で、戦後日本の精密機械工業の中心地となりました。工場ではオルゴールの要となるシリンダーや振動板をコンピュータ制御により完全自動化で製造しています。そして命ともいえる音の部分は一つ一つが丁寧に「匠」の手を介して作られています。上記写真のような完全オートメーションのパーツを作る工程と、人間が深く関わり高品質なオルゴールを生み出す過程をご覧ください。
 
  • オルゴールの制作工程
オルゴールを作るには、まず曲を決めます。そして編曲者がその曲のエッセンスをとり、オルゴールにおさまる長さに調整します。その後、発注主と納得がいくまでやりとりを行い最終的に曲を完成させて、制作工程に向かいます。コンピュータ制御で作られた要となる振動板にある、櫛の一本一本を、音を耳で聴きながらハンドグラインダーで削って調整していきます。次の工程では、シリンダーにピンと振動板とが接触するようにセットして、音質を確かめていきます。人の手でしかできない技と、厳しい工程を経て合格した商品が世に出ていきます。ここでは編曲者と調律者にお話を伺いました。

オルゴール用に編曲する
—まず編曲のポイントを教えてください。

オルゴール編曲の一番のポイントは、クラシックやJ-POP といったいろいろなジャンルの曲を、1本1本の弁に音を割り振り、どのタイミングで鳴らすかピンの位置を決めていく作業です。ピアノで自由に弾くイメージとは違いますね。オルゴールは弁の数も演奏時間も限られていますので、原曲のどの部分を切り出すか、オルゴール1回転の中で表現する音の世界を描きます。

ベテラン編曲者の飯田さん。年間400曲を手掛ける。ベテラン編曲者の飯田さん。年間400曲を手掛ける。

—具体的にはどのような工程なのでしょうか。
まず原曲をじっくり聴きます。そして鍵盤を弾きながらオルゴールのイメ―ジを捉えPC に楽譜を打ち込みます。複数の違う音をわずかにずらしたり、メロディーのタイミングを少しずつ遅くするなどテクニックを使って細かなニュアンスを調整します。

原曲をオルゴールのピンに置き換えていく構想を練る。原曲をオルゴールのピンに置き換えていく構想を練る。

—1曲仕上げるのにどれくらい時間がかかりますか。
弁数によって変わりますが、小さいオルゴールであれば1日で数曲、弁が多いものは数週間から数カ月になります。お客様に納得いただくまで何回も調整する場合もあります。

キーボードを弾きながら、PCに楽譜を打ち込む。キーボードを弾きながら、PCに楽譜を打ち込む。

—この仕事をどれくらいされているのですか
25 年です。現在までに7000 曲くらいは作りました。校歌をオルゴールにされる方も多いですね。

—思い出深い曲を教えてください。
先日、諏訪地域の御柱祭で唄われる「木遣り唄」をオルゴールにしました。「木遣り唄」は口伝えによるもので楽譜がないので、木遣り師の歌を聴いて音を採り仕上げました。最近ではとても印象深い仕事でした。

7年に1度の諏訪大社の御柱祭りのために今年納められたオルゴール。7年に1度の諏訪大社の御柱祭りのために今年納められたオルゴール。

*現在も諏訪大社 下社 秋宮の手前にこのオルゴールが展示されています。

楽器の演奏が人によって違うように、オルゴールはひとつひとつその音色が違います。そこにはその音を調整している「匠」がいます。
 
  • ひとつひとつ音を聴きながら振動板を手で調整
—お仕事の内容を教えてください。
チューナーからの基準音を聴きながら、砥石で同じ音程になるまで弁を削ります。音程を合わせるだけでなく音質や音の響きなどを感じ、目指す音色を作り上げていきます。

この道20年の三澤さん。幼少のころからエレクトーンを演奏。この道20年の三澤さん。幼少のころからエレクトーンを演奏。

—この仕事に就いたきっかけはありますか。
オルゴールの音に携わりたく入社し、すぐオルゴール事業部に配属されました。ちょうどその頃、高級オルゴール事業を立ち上げる動きや調律の専門家がいなかったことから、音作りに関わる調律工程に入ることが出来ました。

—どのくらい作られるのですか。
機械で作れない30 弁以上のオルゴールは、全て人間の手で調律をしています。調律は全集中して音を聞き、作り出す作業であり、1日数台から数十台を調律しています。また弁が多い機種は1 枚調律するだけでも数時間かかります。

音を聴きながらハンドグラインダーでわずか1ミリ幅の振動板を削る音を聴きながらハンドグラインダーでわずか1ミリ幅の振動板を削る

 

—30弁では具体的にどういう工程をするのですか。
こちらの場合、曲によって振動板の音階が違うため、調律する曲をチューナーに設定します。そして1 弁1 弁指定の周波数をイヤホンで聴きながら、弾いた弁の音を確認し音程を合わせます。「音程」は機械で合ったことは確認できますが「音色」は数値表現がきないため、音の響きや音質、他の弁との調和などを感じ取るために多くの経験が必要です。弁を調律しながら心地よく澄んだ音色を耳で細かく聞き分けるセンスも必要です。
高級と言われるオルゴールに、ふさわしい「音色」が求められます。

1つ1つ丹念に作られるオルゴールの心臓部ともいえる振動板。1つ1つ丹念に作られるオルゴールの心臓部ともいえる振動板。

*こうした丹念な制作工程を経て、今日も、手作りのオルゴールの音色が諏訪から生まれています。

どうぞこちらのHPでオルゴールの音色をお確かめください。30弁50弁72弁100弁の音色の違いをお楽しみいただけます。
日本最大のオルゴールメーカー「日本電産サンキョー」 高級オルゴール オルフェウス
▶ https://www.nidec-sankyo.co.jp/orgel/lp/

 

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業種
製造業
本社所在地
長野県諏訪郡下諏訪町5329番地
電話番号
-
代表者名
大塚俊之
上場
未上場
資本金
-
設立
1946年06月
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