【成約事例】新潟の空調設備工事老舗・長沼冷暖房(株)がM&A　若い社員からの「会社を継続したい」という声を反映

長野市のM&A仲介アドバイザリー会社(株)ユナイテッド・フロント・パートナーズが支援

株式会社ユナイテッド・フロント・パートナーズ

2024年1月17日 11時00分

地方都市のM&Aアドバイザリー会社である株式会社ユナイテッド・フロント・パートナーズ（本社：静岡県静岡市、代表取締役：山田晃大）の長野支店（所在地：長野県長野市）は、2023年12月1日付で、長沼冷暖房株式会社（所在地：新潟県新潟市）と、株式会社三機サービス（本社：兵庫県姫路市）のM&A成約を支援したことをお知らせします。

【M&Aの概要】

譲渡企業：長沼冷暖房株式会社（新潟県新潟市）

会社名　：長沼冷暖房株式会社

代表者名：長沼暁

住所　　：新潟県新潟市西蒲区巻甲4137番地3

電話番号：0256-72-5002

事業内容：空調、給排水、衛生、ガス設備の工事

・譲渡を決断した理由

　今年79歳を迎える自身（同社社長）は、健康なうちは現役で会社を続けたいという思いがある一方で、当社には経営を担える後継者候補がいないため10年ほど前から後継者を探してきました。

　しかし後継者はなかなか見つからず、一時は廃業を考えることもありました。廃業の可能性について社員に伝えたところ、若い社員の中から強い希望として今後も当社を継続したいとの声が上がりました。こうしたやる気のある若い社員をなんとか一人前にしてあげたいという私自身の夢もあり、従業員のためにも経営をお願いできる第三者への譲渡を決断しました。

・譲受企業を選定した理由

　株式会社三機サービス様は、空調設備を中心としたメンテナンス業を営む兵庫県の上場企業であり、人材や実績、経営力といった観点で申し分のない会社です。現在、新潟県にも拠点を構えているなど、すぐに協力体制を発揮できるビジョンを語っていただきました。

　譲受企業のメンテナンスと、当社の工事は相性が良く、現在の当社の体制を継続するだけでなく成長も期待できると感じました。

　また、交渉の中、譲受会社を訪問した際に、新入社員向けの研修の現場を見る機会を頂きました。教育体制の充実度とそこでの社員の和気藹々とした雰囲気から、当社の社員を安心してお任せできる会社様だと感じました。

譲受企業：株式会社三機サービス（兵庫県姫路市）

会社名　：株式会社三機サービス

代表者名：北越　達男

住所　　：兵庫県姫路市阿保甲576番地1

HP　　：https://www.sanki-s.co.jp/

電話番号：079-289-4411

事業内容：24時間365日コールセンターシステム・空調機器・電気・厨房・給排水衛生設備などの設計施工保守管理メンテナンス

・譲渡企業の魅力

　長沼冷暖房株式会社様の魅力は何といっても数々の工事実績に基づく地域での高い評価です。空調設備工事に関するノウハウの獲得を目指す当社としては、確かな技術力を持ち、設計からメンテナンスまで一貫して実施する譲渡企業を譲り受けることは、当社の目指すべき方向に照らして希望通りのM&Aであると考えています。

　また、長沼冷暖房株式会社様では会社の譲渡以前から社員教育には注力しており、役職員のほとんどが1・２級管工事施工管理技士などの有用な資格を保持しています。

　譲受の協議の中で長沼様がお話になる内容からも、40年を超える業歴の礎となっている長沼様の技術の高さを窺い知ることができ、譲渡企業の企業風土として技術へのこだわりが根付いていると感じています。

・両社での今後の取り組み

　今回、長沼冷暖房株式会社を譲受する決め手となったのは、空調工事業の安定感に加えて、メンテナンス事業において当社との協力によって更なる発展が期待できると考えたからです。

　引継ぎ期間としてしばらく長沼様にご協力いただき譲渡会社の空調工事と、当社の空調設備メンテナンスのシナジーを発揮できる体制を整えていきたいと考えております。まずは、両社のサービスエンジニアや営業人員の交流により知識と経験を共有し、お互いの強みを高め、あるいは活かし、高品質なサービス提供を目指します。