パシフィコ横浜「スマートフォン向けアプリ（展示会支援）」の実証実験を開始

〜国内MICE施設では初！施設オリジナルの展示会向け「スマートフォン向けアプリ」の開発に着手

国内最大級の複合MICE施設、パシフィコ横浜 （所在地：横浜市西区、代表取締役：鈴木隆　正式名称：株式会社横浜国際平和会議場）は、利用満足度向上のため、館内の「無料高速無線LAN（Wi-Fi）」エリアを拡充するなどデジタルネットワーク環境整備を進めています。その一環として、2015年6月、国内MICE施設初となる「展示会の利便性を高めるスマートフォン向けアプリ」を開発し、本格導入に向けて、テスト版を活用した実証実験を開始します。

１． 「スマートフォン向けオリジナルアプリの開発」の背景と内容について
年間約400万人の来場者を迎え、国際会議開催件数国内1位として多くの外国人参加者がある「パシフィコ横浜」では、お客さま満足を高める活動の一環として、現在、大規模なネットワーク設備強化を進めております。
これまで、ロビーなどのパブリックスペースに限って無線LAN（Wi-Fi）を提供しておりますが、今秋には、各種展示会やセミナー会場として施設内で最も来場者数が多い「展示ホール内」「アネックスホール内」で「無料高速無線LAN（Wi-Fi）」サービス提供をスタートさせる予定です。
このデジタルネットワーク環境の整備と併せて、「主催者」「出展者」「来場者」の施設利用を支援するため、国内MICE施設では初の取り組みとして、「パシフィコ横浜」オリジナルのスマートフォン向けアプリを開発し、提供する予定です。
このたび、スマートフォン向けアプリ開発の第１弾として、「展示会支援」を目的とした「スマートアプリ（仮称）」のテスト版により、パシフィコ横浜で開催される展示会での実証実験を開始いたします。

２．スマートアプリ（仮称）—展示会支援－〈テスト版〉の概要
＜オリジナルアプリを使い、「主催者」「出展者」「来場者」を快適にサポート＞
展示会形式のイベントでは、多くの「出展者」と「来場者」のマッチングサポートを行なうツール（会場マップや出展者カタログ、各種チラシやサンプルなど）が用いられていますが、今回のスマートアプリ開発にあたっては、「イベントでの体験をアーカイブ（記録保存）し、来場者目線に立って情報を整理することができる」機能の充実を図ります。

（１）スマートアプリ（テスト版）の機能詳細　
商談レポートや出張報告の作成を容易にする「展示会アーカイブ機能（①～④）」を中核に、イベント開催情報や主催者からのメッセージなどの「オフィシャル情報を配信する機能」、「パシフィコ横浜内のカフェ、レストラン情報」を加え、快適かつ効率的な展示会の商談・情報収集をサポートします。
＜展示会アーカイブ（記録保存）機能＞
①タイムライン機能（履歴）：　展示ブースの閲覧順に情報を自動的に整理し、展示会の内容を簡単に記録
②QRコード読み取り機能：　展示ブースで読み取ることで、出展者情報を簡単に取得
③カメラ機能：　展示ブースで撮影すると、タイムライン上に写真を追加（撮影禁止の場合を除く）
④メモ機能：　展示ブースでメモを書くと、タイムライン上にメモを追加
 

アプリ画面

（２）実証実験の概要
①日程：　2015年6月
②開催場所：　パシフィコ横浜　展示ホールにて開催される展示会
③実験形式：　iPod touchの活用によるiOS対応アプリケーションの使用テスト
④対象アプリ：　パシフィコ横浜 「スマートアプリ（仮称）」テスト版
⑤モニター数：　1日20名×3日間　計60名を予定

３．スマートアプリ（仮称）の今後の展望
実証実験によるモニターの声を参考に、より使いやすいアプリケーションの開発をさらに推進し、
①「主催者」「出展者」の効果的な情報発信
②「来場者」の効率的な展示会での商談・情報収集をサポートする機能
の充実を図った後、2015年度内のサービスの本格稼働を目指します。
また、本アプリに「会議支援」、「セミナー支援」等の機能充実を図るとともに、即時性の高い情報配信機能を活用し、「みなとみらいのエリア情報」を配信するなど、「グローバルMICE戦略都市・横浜」の一員として地域のさらなる発展に寄与してまいります。

（注）　MICEとは
Meeting（企業ミーティング）、Incentive Travel（報奨・研修旅行）、Convention（国際会議）、Exhibition/Event（展示会/イベント）といったビジネスイベントを総合して、MICEと言います。