「ECHO あしたの畑ー丹後・城崎」開催・プログラム発表

2023年10月7日［土］ー11月26日［日］

NPO法人TOMORROW

2023年7月25日 14時00分

第二回となる食とアートの祭典「ECHO あしたの畑ー丹後・城崎」2023年のテーマは3つ。
かつて丹（辰砂）を生み出してきた地域である丹後の歴史に着目したアート作品、
豊かな食材と丹後ちりめんを主とする産業を革新する試み、
そして、次世代との共同で取り組む土地に根ざす新たなアートの提案です。

CREATORS

AAWAA（COSMIC WONDER）、安東陽子、池澤夏樹、嘉戸浩（かみ添）、桑田卓郎、坂本健（cenci）、佐藤聡（PONTE）、下田理恵、鈴木心、須田悦弘、田中義久、中川周士（中川木工芸）、新里明士、西沢立衛、畠山直哉、幅允孝（BACH）、テレジータ・フェルナンデス、森川昇、LEO、サムソン・ヤン、吉岡哲生（ブランカ）、吉岡幸宣（縄屋）

VENUES

間人スタジオ、竹野・斎宮神社、丹後古代の里資料館、道の駅てんきてんき丹後、城崎温泉三木屋、丗|SEI

間人集落と現在の竹野潟

PROGRAMS

丹生ー古代とつながる朱の世界と次世代文化ゾーン

会場｜竹野・斎宮神社　

Field of Stars

クリエイター：テレジータ・フェルナンデス／中川周士／サイプレス・フェルナンデス＝ダウンズ／橋詰隼弥・若松晃平（TOMORROW）

アーティスト・テレジータ・フェルナンデスと木工職人・中川周士、次世代を担う建築チームーTOMORROW（橋詰隼弥、若松晃平）、そして芸術大学在学中のサイプレス・フェルナンデス＝ダウンズとのアート・工芸・建築をつなぐ協働プロジェクト。プロジェクト第一弾をこの秋、初公開します。

「納屋」監修：西沢立衛建築設計事務所

A Little Prayer

クリエイター：桑田卓郎／田中義久／新里明士／西沢立衛

古墳が5,000基あるといわれる丹後地方。これからの生活や墓地について思考することは、芸術の根源を巡る想像の旅でもあります。自然の中で芸術の意味を問い、「祈り」と結びつくことを願う、アート・工芸・建築からの視点を散策しながら体感するアートプロジェクト。

「ライブラリー」幅允孝

紙の本

クリエイター：幅允孝

人が取り巻く日々の流れが加速する中、社会システムやテクノロジーが求める速度から敢えて鈍くあること。人と本の距離が少しずつ離れてきてしまっている昨今、丹後の歴史、自然、そして古代日本に想いを馳せ、本に身を任せる時間と空間を提案します。

会場｜丹後古代の里資料館　

「丹」AAWAA

丹

クリエイター：AAWAA（COSMIC WONDER）

かつてこの地で生き、丹波国を築いた人の眠りの痕跡を見つめ、古代と現代をつなげる試み。丹後・三坂神社墳墓群から出土した朱の土ー辰砂から触発された染織物による空間を生み出します。

会場｜丗|SEI

「立岩」畠山直哉

Taiza, Tango 2023

クリエイター：池澤夏樹／畠山直哉

写真家・畠山直哉が京都・京丹後を訪れ出会った自然と風景の写真による記録「Taiza, Tango」より、作品『立岩』を展示します。合わせて、2023年、詩人・池澤夏樹が畠山と旅し、書き下ろした詩を発表します。丹後の豊かな歴史と自然を文学と写真で奏でる試みです。

革新する土地の食と産業

会場｜道の駅てんきてんき丹後　

左から坂本健(cenci)と吉岡幸宣(縄屋)

古代とあしたのレストラン

クリエイター：【食】坂本健（cenci）／吉岡幸宣（縄屋）【空間】安東陽子／橋詰隼弥・清岡鈴・若松晃平（TOMORROW）

国内外で活躍する料理人・坂本健と吉岡幸宣が、地域の食材を活用し、身体にも美味しく地元のあらたなソウルフードとなるようなレシピを監修します。「古代とあしたのレストラン」と題し、テキスタイルデザイナー・安東陽子が、TOMORROWの次世代建築チームと共に開発する建材としての丹後織物による空間で会期中限定メニューをお楽しみいただきます。

リジェネラティブアートー次世代工芸建築

会場｜間人スタジオ　

「木の部屋」中川周士

自然の部屋

クリエイター：嘉戸浩／佐藤聡／中川周士／新里明士

職人の技を駆使し、自然素材で作るこれからの資源を考える試みを通し、次世代の感性に響く生活空間。新しく生み出すデザインやかたち、スタイルの模範となる場を提供し、やがて地域のスタンダードとして普及する地域モデルとなるべく、生活空間における光と水の共存のあり方を提案します。

会場｜城崎温泉三木屋

「朝顔」須田悦弘

建築と場所の歴史と対話する陶芸と彫刻

クリエイター：須田悦弘／新里明士

志賀直哉が逗留した築300年を超える旅館の客室では、現代美術家・須田悦弘が志賀の著書「朝顔」から着想を得た彫刻を、陶磁器作家・新里明士は改修を終えた新しい客室のために制作した新作を発表します。彫刻と陶芸の美の空間をお楽しみください。

EVENTS

讌ディナー

10月6日［金］・7日［土］

2023年「アジアのベストレストラン50」に選出されたcenciとゴ・エ・ミヨ2022掲載の縄屋、2店舗初のコラボレーションとなる二夜限りのフルコースディナー（各日定員11名）。ご参加の方には、陶磁器作家・新里明士が「あしたの畑窯」で焼く、新作の器をプレゼントします。

お申し込み：https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/027vn9bw97431.html

あしたの台所

10月22日［日］

天橋立で知られる宮津出身であり、新鮮な食材とスパイスを巧みに組み合わせた料理が人気を博す「ブランカ」のシェフ・吉岡哲生が「目にも口にも“美味しい”食事はどのように作られるか？」を小学生と考えるワークショップ。

お申し込み：https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/025tep0nqn431.html

あしたの工房

11月11日［土］

国内外で活躍する木工作家・中川周士によるワークショップ。日々の暮らしの側にある箸や匙、木皿や木桶について、出来上がる過程を学びながら作る工房体験。

お申し込み：https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/029hparcsn431.html

パフォーマンス

サムソン・ヤン（作曲）× LEO（箏）

12月2日［土］

2500年前には中国でその原型が生まれ、神聖な楽器として祭祀などで用いられてきた箏。領域横断的な活動を展開する作曲家・アーティスト、サムソン・ヤン（楊嘉輝）、ジャンルを越境する演奏で注目を集める箏曲家・アーティスト、LEOが、間人の大地、海、風とコラボレーションして生み出す、１日限りのサイトスペシフィック・パフォーマンス。

TOURS

袖志の棚田