有田焼創業400年、全国の伝統的工芸品産地との交流&再興を目指す『産地間コラボ事業』 成果発表レポート、山辺田(やんべた)遺跡の本格発掘調査レポート ほか

有田焼創業400年事業「ARITA EPISODE 2」オフィシャルニュースレター 【2016年2月号】

佐賀県では、2014年より全国の伝統的工芸品産地との交流を通じて、産地や業種の枠組みを越えて伝統的工芸品の再興を目指す「産地間コラボ事業」に取り組んでいます。赤瀬浩成氏(メイド・イン・ジャパン・プロジェクト代表)をコーディネーターに迎え、伊万里・有田焼産地と全国各所の伝統工芸士の共創による新たな伝統的工芸品の製作&商品化を目指す「ものづくりプロジェクト」と、産地の次世代を担う団体の相互交流や熱談会を通じ、産地が抱える課題解決に向けた取組を促す「人的交流プロジェクト」の2つのプロジェクトを推進しています。
  • Topics 1 全国の伝統的工芸品産地との交流&再興を目指す『産地間コラボ事業』
プロジェクト2年目の成果発表として「伝統的工芸品月間国民会議全国大会(富山大会)」に出展
8つの伝統的工芸品産地とのコラボ作品により、伝統工芸の新たな魅力を発信!


佐賀県では、2014年より全国の伝統的工芸品産地との交流を通じて、産地や業種の枠組みを越えて伝統的工芸品の再興を目指す「産地間コラボ事業」に取り組んでいます。赤瀬浩成氏(メイド・イン・ジャパン・プロジェクト代表)をコーディネーターに迎え、伊万里・有田焼産地と全国各所の伝統工芸士の共創による新たな伝統的工芸品の製作&商品化を目指す「ものづくりプロジェクト」と、産地の次世代を担う団体の相互交流や熱談会を通じ、産地が抱える課題解決に向けた取組を促す「人的交流プロジェクト」の2つのプロジェクトを推進しています。

◧「第32回伝統的工芸品月間国民会議全国大会(富山大会)」に8つの伝統的工芸品産地とのコラボ作品を出展!

 

「ものづくりプロジェクト」では、2015年11月5日~8日に富山県で開催された「第32回伝統的工芸品月間国民会議全国大会」へ『つながる伝統工芸コラボ展 BY SAGA』と題して出展し、2年目となるプロジェクトの成果を発表しました。2014年から継続して事業に参加している5か所の産地に加え、2015年からは新たに3か所の産地が参入。伊万里・有田焼とのコラボレーションによって生み出された8つのコラボ作品を展示し、来場者からは「ギャラリーで商品として扱いたい」「東京で販売の際にはお声掛け頂きたい」等、伝統工芸の新たな可能性を示す、高い評価を得ました。

有田焼創業400年を迎えた本年は、これらのコラボ作品をさらにブラッシュアップし、実際の商品化を目指します。また、事業全体の集大成として、9月に東京ミッドタウンで成果発表の場を設けるほか、11月には佐賀・有田において「日本伝統工芸フォーラム(仮称)」を開催する予定です。日本が誇る伝統工芸を後世に引き継ぎさらに発展させるべく、伝統工芸の創り手たちが、産地の枠組みや異業種の壁を超えてひとつとなり、佐賀から日本全国へと発信します。

◧ 展示・発表した伊万里・有田焼と8つの伝統的工芸品産地とのコラボレーション作品
▷本場大島紬×伊万里・有田焼 「紬挽(つむびく)」
左:天衣<AMA-GOROMO> / 右:常盤木<TOKIWAGI>

 

▷江戸切子×伊万里・有田焼 「EDONABE」
Shippo-mon・Asanoha-monカップ&ソーサー

 

▷越前和紙×伊万里・有田焼 「咲」 -SAKU-
月灯花シリーズー天竺牡丹ー

 

▷琉球絣×伊万里・有田焼 「野花 ののはな」
花筥 hana-bako

 

▷輪島塗×伊万里・有田焼 「ITANJI+」
有輪<YOUWA>

 

▷高山茶筌×伊万里・有田焼
筌×盌=100! Teaceremonies!

 

▷井波彫刻×伊万里・有田焼
おもてなし

 

▷紀州漆器×伊万里・有田焼
結 -YOU-

 

◧ 産地間コラボ事業 コラボレーション先
「ものづくりプロジェクト」参加産地(8組)
▷ 第1期(5組/2014年度より継続して事業に参加)
 本場大島紬(鹿児島県)、江戸切子(東京都)、越前和紙(福井県)、琉球絣(沖縄県)、輪島塗(石川県)
▷ 第2期(3組/2015年度より新たに事業に参加)
 高山茶筌(奈良県)、井波彫刻(富山県)、紀州漆器(和歌山県)

「人的交流プロジェクト」参加産地/団体(6団体)
 燕銅器工芸組合(燕鎚起銅器)、高岡伝統産業青年会(高岡銅器・高岡漆器)、漆人五人衆(川連漆器)、石川県九谷陶磁器商工業協同組合連合会(九谷焼)、美濃焼伝統工芸品協同組合(美濃焼)、福井7人の工芸サムライ(越前漆器、越前箪笥、越前和紙、越前打刃物、越前焼、若狭塗、若狭めのう細工)

コーディネーター
 メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社 代表取締役社長 赤瀬 浩成 氏
 
  • Topics 2 『大発掘プロジェクト』
「古九谷様式」と呼ばれる初期の色絵磁器片やその工房跡が発見!
山辺田(やんべた)遺跡の本格発掘調査により、有田焼の歴史的・学術的価値を再検証


創業400年事業の一環として、日本で最初に色絵磁器を生産した窯のひとつ、有田町黒牟田の国史跡「山辺田(やんべた)窯跡」の工房跡と推測されていた山辺田遺跡の本格発掘調査により、有田焼の歴史的・学術的価値を再検証し、世界にアピールしていく事業が『大発掘プロジェクト』です。昨年1~2月の調査では、「古九谷様式」と呼ばれる初期の色絵磁器片や当時手本とした中国・景徳鎮の茶碗の一部が出土しました。
そして、今年度調査では、すでに破砕された状態ではありましたが、最初期(1640~50年代)の赤絵窯跡も原位置で確認されました。赤絵窯は、上絵の具が直接炎にあたって消失するのを防ぐため、内窯と外窯の二重構造になっているのが特徴です。今回の発掘では、この内窯と外窯をはじめ、赤絵窯の構築部材の破片が多量に出土したほか、原料である陶石を粉砕した白砂が保管された場所や「オロ」と呼ばれる粘土の貯蔵穴、赤い絵の具が付着した乳鉢も確認されました。これにより、山辺田遺跡が山辺田窯跡の工房跡であったことが確実となり、客観性の高い証拠の積み重ねによって、「古九谷=有田で焼かれた初期の色絵磁器」とする説が裏付けられました。

有田町黒牟田の国史跡「山辺田窯跡」 の工房跡とされる山辺田遺跡を発掘調査

古九谷様式色絵磁器片

当時手本にされた景徳鎮製の 「祥瑞沓(しょんずいくつ)茶碗」

発掘中の様子

「オロ」と呼ばれる粘土の貯蔵穴

赤い絵の具が付着した乳鉢

 

土づくりから焼成に至るまでの色絵磁器生産の工程が明らかにされたことで、現在まで脈々と受け継がれる有田焼の技術の原点が浮き彫りになってきました。佐賀県では、有田の過去を検証することで「有田焼とは何なのか」というアイデンティティを深掘りし、有田焼の未来を考えるヒントを模索していきます。調査を通じて得られた貴重な学術成果は、有田焼創業400年の記念イヤー事業として今秋実施する特別企画展「日本磁器誕生展」(九州陶磁文化館)にて公開する予定です。
 
  • Information 有田焼の魅力を再発見!セレクトショップ『THE COVER NIPPON - 有田焼400年特集』
概要:
売場や見せ方を工夫することで有田焼の潜在的な魅力を引き出し、国内市場の活性化を狙うプロジェクト『ARITA Revitalization』。本プロジェクトの一環として、東京・ミッドタウンのセレクトショップ 「THE COVER NIPPON」にて、年間を通じて有田焼をフィーチャーしていきます。毎月テーマを設けて“今”の有田焼を紹介。2月は『いつもの食卓に箸置を』をテーマに、有田焼を活用した器づかいで、豊かな食卓を楽しむことを提案していきます。

 

会期:2016年1月2日(土)~年末 ※毎月テーマを設けて、有田焼の魅力を紹介
会場:THE COVER NIPPON TEL:03-5413-0658(東京ミッドタウン ガレリア3F)
時間:11:00~21:00 (定休日は東京ミッドタウンに準じます)
URL:http://www.thecovernippon.jp/
 
  • 有田焼創業400年事業 「ARITA EPISODE 2」 について
日本初の磁器として、佐賀県が世界に誇る有田焼は、2016年(平成28年)に創業400年を迎えました。佐賀県では、これを機に、有田焼発展の礎となった400年の歴史を「EPISODE 1」と位置づけて区切りをつけ、新しい有田の物語を綴る全17プロジェクト「ARITA EPISODE 2」に取り組んでいます。この節目の年、つぎの100年へむけて、有田焼が大きな第一歩を踏み出します。
▷ URL:http://arita-episode2.jp/

 

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