【レポート】ケンコーマヨネーズ2016年春夏新商品発表会メディア向け説明会開催

2015年度訪日外国人は1,973万人、独自メニューの開発がヒットのカギ 朝食市場、和食需要増、野菜系おつまみなど2016年トレンドを反映

ケンコーマヨネーズ株式会社（東京本社：東京都杉並区 代表取締役社長：炭井孝志）は、この度「2016年春夏新商品発表会」を開催し、女性をターゲットにした栄養素が豊富な小麦ブラン入りドレッシングや、ミルクとバターの香りが際立つクリーミースクランブルエッグ、北海道産のじゃがいも、玉ねぎに北海道チーズを合わせたチーズポテトサラダなど、2月1日発売の新商品9品を発表しました。

常務執行役員　商品開発部門長　島本国一
■食品業界の注目は、引き続き「訪日外国人」対策

日本では、昨年は1,973万人の観光客を迎え、食品企業各社においても影響を受けている。このような市場の中で、独自のメニュー開発を強化し、売上を伸ばしている飲食店が増えている。

当社としては、営業・商品開発・メニュー開発が一丸となってお客様のニーズに応えられるよう、情報提供も含め価値あるメニュー開発が出来るように努めている。そのためには、「安全性・トレンド・美味しそうだと思ってもらえること」がカギを握っていると考えている。

 新商品概要：商品企画開発部長　矢野輝彦

今回は、ドレッシング・ソース類2品、タマゴ加工品1品、サラダ・総菜類（冷凍も含む）4品、フィリング2品…計9アイテムを開発。

 ■クリーミードレッシング シリアルブラン

 

今、栄養素が豊富ということで話題の小麦ブランを取り入れた、伸長しているシリアル市場に向けた新商品。

メディアでも「シリアル市場が126％伸長」という記事もあり、それを牽引しているのがグラノーラ。ブランを使った調味料はまだ世の中に出ておらず、初挑戦となる。メニュー開発者は女性で、女性の意見を聞きながら開発を進めた。

グラノーラをイメージするテイストにすることによって、小麦ブランの香ばしさと、フルーツやはちみつの爽やかな甘味・香りが女性に興味を持っていただけると考える。フルーツメニューや、スーパーフードを使用したサラダにも合う。

 ■極うまにんにく醤油だれ

男性目線を意識して開発した、おつまみにピッタリのサラダ料理ができる調味料。炒めたにんにくの香りと旨味に、ラー油やたまりしょう油でコクのある味わい。淡泊な味わいの野菜にかけるだけで、男性が好むインパクトのある甘辛テイストになる。

■クリーミースクランブルエッグ

卵の需要が高まる中、その用途も広がりを見せている。例えばベーカリー分野では、スクランブルエッグをパンに挟んだり、厚焼き卵をそのままサンドイッチにした商品も人気である。

ほんのりとしたバター風味。つくりたてのような半熟感。ふんわりと柔らかく、優しい味わい。スクランブルエッグはふわふわ・とろとろ感が重要だが、この商品は加熱して時間が経過しても半熟感がキープできる工夫をしている。

 ■まるごと北海道®チーズポテトサラダ

既存製品でも、産地を明記した商品が売上を伸ばしており、中でも北海道産の人気が高い。本商品は、素材に北海道産じゃがいも、たまねぎ、北海道チーズを使用。黄色系のじゃがいもを使うことによって全体が温かみのある黄色系のポテトサラダになる。

焼きこみパンに入れたいという要望も多いため、焼成耐性あり。しっかりとチーズの固形感を感じられる商品になっている。

 ■和彩万菜®十品目のうま煮

 

10品目の具材を使用し、彩りと食感、風味を楽しめる商品。野菜不足と感じている人が多い中で、飲食店などでも、一度にバランスよく栄養がとれるメニューであると訴求することが、売上を伸ばすカギとなることが多い。

彩りがよく、商品をそのまま提供しても様々な食感が味わえる。冷蔵で90日日持ちする。

■冷凍 山形のだし・冷凍 わさび昆布

山形県の郷土料理である山形のだしを商品化。山形のだし、わさび昆布共に国産野菜を使用し、シャキシャキとした食感。商品購入の際、国産品かどうか気にかける人が8割という調査もあるなど、特に2012年頃から、国産思考が強くなってきている。

山形のだしはごはんにかけたり、うどん、豆腐にかけたりと使い勝手がよく、急速冷凍で素材の味をとじこめた。流水または冷蔵庫で解凍でき、200ｇでロスを気にせず手軽に使える商品。

  …上記他、カットする手間なく使える「トマトフィリング」、濃厚な味わいの「ボロネーゼフィリング 赤ワイン仕立て」2品を発表。