QLogicがサーバーベースのSSDキャッシングを簡素化する新しいアダプター技術を発表

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Mt. Rainier プロジェクトは、エンタープライズ・アプリケーションの高速化において業界標準のSSDを活用しSANに透過的なサーバーベースのキャッシングを提供する画期的な技術です。



ALISO VIEJO, Calif, September 6, 2012—米国QLogic社(NSDQ:QLGC、本社:米国カリフォルニア州、日本事務所:東京都新宿区)は、トップシェアを誇るストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)におけるホストバス・アダプター(HBA)製品に加えて、業界標準ソリッドステート・ドライブ(SSD)フラッシュ・ストレージをシームレスにサーバー側に組み込む新しいテクノロジーを発表しました。このMt. Rainier プロジェクトはサーバーベースSSDキャッシングの優れたパフォーマンスをSANストレージにもたらし、なおかつサーバー単体あるいはクラスター・サーバー環境においてI/Oを大量に発行するアプリケーションにスケーラブルなパフォーマンスを提供しながらも、実装と管理の手間を簡略化します。

アプリケーションのパフォーマンスは、もはや企業の競争力の重要な差別化要素になっており、顧客満足度やサービスレベル、事業の業績全体に直接影響を与えます。アプリケーションから透過的、つまりアプリケーション側が意識する必要がなく、ストレージ側の環境にも依存しないMt. Rainier は、現状のソリューションが抱える多くの制限を取り払い、サーバーベースSSDによるアプリケーション・パフォーマンスの向上をもたらします。この製品で実現する画期的なイノベーションとは以下のようなものです:

- 実装と管理の簡略化:Mt. RainierではI/Oアダプター、SSDカード、キャッシュ用のドライバーを別々にインストール、管理する必要はありません。OSごとにたった1つのQLogic® ドライバーだけを使用する設計のため、特に複数の仮想マシンやクラスターアプリケーションを稼働させるサーバー上でインストールや管理の手間が劇的に簡略化されます。

- 柔軟なハードウェア・アーキテクチャー:Mt. Rainier は、PCIeフラッシュベースのSSDストレージカード、業界標準のSAS SSDのどららでも接続が可能です。

- アダプターベースのキャッシングとSSDデータ管理:Mt. Rainier ではキャッシュ処理とSSDデータ管理は、サーバーから Mt. Rainier アダプターへオフロードされます。その結果、アプリケーション透過でOSに依存しないサーバーベースのSSDキャッシングソリューションはサーバーリソースを浪費することなく、重要なサーバーアプリケーションのスケーラブルな性能の向上を可能にします。

- 共有されるキャッシュ:多くのクラスター化されたエンタープライズ・アプリケーションや仮想サーバー環境は、共有ストレージ資源を必要とします。直接接続されたストレージ (DAS) として使用するサーバーベースのSSDソリューションはこの共有ストレージのメリットを受けることができません。キャッシュされたデータを複数の物理サーバー間で共有することができないからです。Mt. Rainier は共有キャッシングアーキテクチャーを使うことにより、特定のサーバーに括り付けられる従来のサーバーベースSSDのキャッシュモデルの制限を乗り越え、複数サーバー環境でのSANの共有ストレージのメリットを生かしつつ、サーバーベースSSDによるのパフォーマンスの向上の恩恵を受けることが出来るのです 。

- 高可用性同期ミラーリング:2つのMt. Rainierアダプター間の同期ピア・ツー・ピア・ミラーリングはデータ紛失を防ぎ、ミッションクリティカルなアプリケーションに対する高可用性を保証します。

「サーバーのパフォーマンスの向上、仮想マシンのより高密度な実装、アプリケーション・クラスターの成長、ビジネスアプリケーションのより大きな負荷への要求は、サーバー、ネットワーク、ストレージサブシステム間のI/Oパフォーマンスの重大なアンバランスを生み出してきました」と QLogic の社長兼CEOのSimon Biddiscombeは述べています。「Mt. Rainier は、弊社のSAN市場での高い実績と、ハイパフォーマンス・データセンターの接続性における長年の経験の上で実現され、スケーラブルにパフォーマンスを強化するソリューションという新しい分野の製品と言えます。このソリューションは簡単に実装可能で、データセンター内で最もパフォーマンスが要求される環境が抱えるいくつもの問題を解決します」

「現在市場に出回っているキャッシングソリューションでは、SAN HBA、SSDカードそれぞれに別々のデバイスドライバーが必要で、その上キャッシング・フィルター・ドライバーとソフトウェアも必要です」と QLogic のStorage Solutions Group の上級副社長兼ゼネラル・マネージャーのShishir Shahは述べています。「Mt. Rainier は、ドライバーは従来のQLogic標準のドライバーを用い、サーバーベースの SSD キャッシングのメリットを SAN ベースのストレージとシームレスに組み合わせられる柔軟なテクノロジーです。当社は既存の SAN ストレージインフラを流用しつつ、業界で標準的に使われるSSDをサーバー内で共有出来る新しいSANソリューションのモデルを作り上げました」。

「ストレージのパフォーマンス向上は、データセンターにおいて長年の最も大きい課題のひとつでした」と、Taneja Group のシニアアナリストのJeff Bolesは述べています。「過去2、30年にわたり、SANストレージの能力はコンピューターの計算能力の向上のスピードに追いつけずにいました。これに対してQLogic の Mt. Rainier は、透過的で共有されたアーキテクチャーによりHBAがサーバーベースのSSDストレージ上のSANデータをキャッシュするという手法により、サーバーベース・ストレージ・アクセラレーターという新しい技術カテゴリを生み出しました。QLogic の世界的な知名度と、その革新的なアーキテクチャーにより、Mt. RainierはあらゆるデータセンターにおいてI/Oの問題を解決するためのデファクトの選択肢となるでしょう」。

Mt. Rainierのテクノロジーは先ず、ファイバーチャネル SAN へ接続するSAN HBA として実装、管理できるようになります(将来的に10GbE、iSCSI、FCoEも計画中)。Mt. Rainier プロジェクトに関する詳細は次を参照してください: www.qlogic.com.

【米国QLogic社について】
米国QLogic社(Nasdaq:QLGC)は、アダプターやスイッチ、ASICなど高性能ネットワークのグローバル・リーダーで、同社のデータ、ストレージ、サーバー・ネットワーク・ソリューション製品は世界の大手OEM/チャネル・パートナーから大きな信頼を得ています。QLogicは、NASDAQ Global Selectに選ばれ、S&P 500にも名を連ねています。詳細はウェブ(www.qlogic.com)をご覧ください。
 米国QLogic社 日本事務所
 〒163-0532 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル 32階
 Tel: 03-5322-1358  Fax: 03-5322-1364
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