クラウドソーシング白書 by designclue 〜世界最前線のワークスタイルのリアルをお届け!〜
デザインコンペから見る全世界のフリーランスデザイナーのワークスタイルの実態とは!?
1. 目的
国内のみならず世界中のフリーランサーの活動の様子を調査し、グローバルクラウドソーシングの実態について分析します。
第1弾として、実際にdesignclueで開催されたコンペを実例に、クラウドソーシングを利用する人材の国籍と提案数から国籍による活用実態の違いについてまとめたものを発表いたします。
2.リサーチの概要
・調査方法:Mashup Awords 9コンペ参加者を分析
・調査期間:2013年6月24日〜7月8日
・対象者:Mashup Awords 9コンペ参加者
・有効対象数:60名
・対象者属性:日本人28名(47%)、その他の国籍32名(53%)
・コンペ報酬:賞金$310、MA9ロゴ入のTシャツ、MA9のステッカー
・コンペURL:http://www.designclue.co/competitions/536
3.結果
3-1. 参加デザイナー数に関する詳細
(1)日本(28名)、インドネシア(11名)、フィリピン(10名)、インド(3名)、セルビア(3名)、マレーシア(2名)、 ロシア(2名)、クロアチア(1名)、アメリカ(1名)、メキシコ(1名)、ポルトガル(1名)で、世界11ヶ国のデザイナー計60名が参加しました。東南アジアのデザイナーが多く参加する結果となりました。
(2)参加デザイナーは日本人が28名と最も多いものの、海外デザイナー38名という結果となり、海外のデザイナーの方が多く参加する結果となりました。
3-2. 国籍別の提案数に関する詳細
国ごとの提案数の
日本(126案)、フィリピン(104案)、インドネシア(70案)、マレーシア、インド、セルビア、ポルトガル、ロシア、アメリカ、メキシコ、クロアチアで計368案が寄せられました。
3-3. 国籍別の平均提案数に関する詳細
デザイナーの積極性を判断する基準として1人当たりのデザインの提案数を分析しました。多い順に、提案数15.5案のマレーシア、10.5案のフィリピン、6.4案のインドネシアという結果となりました。
3-4. ユーザー別の提案数ランキング
1位 Kozue Suzuki(日本) 41案
2位 Arist The Arist(フィリピン) 28案
3位 toing(マレーシア) 21案
4位 leech(フィリピン) 19案
5位 abuarkan01(インドネシア) 18案
4.総括
今回のグローバルクラウドソーシング白書 2013 第1弾では、デザイナーの国籍とデザインの提案数にフォーカスすることで、国籍によるコンペへのコミット度合いに注目しました。
デザインの提案数日本人デザイナーより、特に東南アジアのデザイナーが非常に積極的にコンペに参加している様子がわかる結果となりました。
提案数は、各国の給与格差や雇用状況などが積極性に関与していると考えられます。
次回は、【第2弾 働き方とお金編】として、月間の獲得している報酬や、費やしている時間などリアルな実情をレポートする予定です。
■designclueの概要
designclueは、世界60ヶ国のデザイナーに、日本語でデザインを依頼できるコンテスト・プラットフォームです。 ロゴ、名刺、チラシ/フライヤー、iOSアプリアイコンなどが約 15,000 円から発注することができます。 品質の高いデザインを安価で制作することができます。
URL:http://www.designclue.co
運営会社名:Crevo株式会社
代表者:代表取締役 柴田憲佑
住所:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-19-9 第一暁ビル7階
設立日:2012年6月5日
事業内容:デザイン専門のマッチングサイト「designclue」の運営
URL:https://crevo.jp/
ビジョン:世界と関わる経験を持つことで、海外に対する抵抗感を減らし、より身近に感じられることから、国際的に活躍する人材を創出するきっかけを生むことを目標としています。
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