【シニアのランニング・ジョギングに関する調査】ランニング・ジョギング習慣 70代以上が最多26.8%  東京マラソン 「参加したい大会」2位

株式会社ゆこゆこ

シニア向け宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:萩原浩二)
は、当社運営の宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」の50代以上のメールマガジン会員1,698人を対象に、「ランニング・
ジョギング」に関する調査を実施しました。
<調査結果ダイジェスト>
■ランニング・ジョギングについて
・ランニング・ジョギングをしているのは全体の約2割。年代別では70代以上が最多。
・ランニング・ジョギングをしなくなった理由、50代は「時間がなくなったから」、60代は「仲間がいなくなったから」、70代以上は「家族が心配するから」と、年代による差が顕著。

■マラソンについて
・マラソン大会に参加したことがあるのは全体の約1割。
・参加してみたいマラソン大会の上位は、「ホノルルマラソン」「東京マラソン」「北海道マラソン」。東京マラソンの魅力は「都会の真ん中を走れる優越感」「応援の多さ」「しっかりしたサポート」。

■シニアのランニング・ジョギング&マラソンに関するエピソード
・「すれ違う人との挨拶でリラックス」「同じコースで顔なじみができる」「大会後、仲間と打ち上げのビールがうまかった」…走ることがきっかけで周囲とのコミュニケーションが生まれている。

■有識者の考察
シニア世代のスポーツが日常になった時代
(シニアライフアドバイザー/有限会社アリア 代表 松本すみ子氏)
・「健康維持」だけが理由ではないシニアのスポーツ参加。「仲間づくり」、「地元再発見の喜び」といった
側面にビジネスポテンシャルが潜む。

<調査概要>
調査期間:2015年1月20日~1月26日
調査対象:50代以上のゆこゆこネットメールマガジン会員
調査方法:メールマガジン会員向けインターネット調査
有効回答数:1,698名件
-男性:1,368名(50代:431名、60代:698名、70代以上:239名)
-女性:330名(50代:188名、60代:120名、70代以上:22名)

調査結果
1.ランニング・ジョギングの実施状況について
全体の約2割がランニング・ジョギングの習慣あり。年代別では70代以上が最多

【普段ランニング・ジョギングをしているかどうか】を聞いたところ、全体の20.1%が「ランニングをしている」と回答しました。男女別でみると、男性22.2%、女性11.2%と男性の方が多く、年代別でみると、50代14.7%、60代22.0%、70代以上26.8%と、年代が高くなるにつれて多い結果となりました。

ランニング・ジョギングをする理由
 

普段ランニング・ジョギングをしている人に【ランニング・ジョギングをする理由】を聞いたところ、全体の47.2%が「健康維持のため」と回答しました。70代以上では62.9%と、特に多い結果となりました。

ランニング・ジョギングをしなくなった理由
 

以前はランニング・ジョギングをしていたが今はしていない人に【ランニング・ジョギングをしなくなった理由】を聞いたところ、全体でもっとも多かったのは、50代は「時間がなくなったから」41.0%、60代は「仲間がいなくなったから」23.2%、70代以上は「家族が心配するから」が25.0%と、年代による理由の差が顕著でした。「その他」としては、「ウォーキングに切り替えたから」という理由が多く挙がりました

2.ランニング・ジョギングの頻度について
全体の約半数が、週の半分以上ランニング・ジョギングを実施。

【ランニング・ジョギングの頻度】を聞いたところ、全体の約半数が週の半分以上ランニング・ジョギングを行っていることがわかりました。(「ほぼ毎日」21.4%と「週に4~5日程度」27.9%の合計)
60代、70代以上の約4分の1は「ほぼ毎日」と回答しました。(60代26.1%、70代以上24.3%)

3.ランニング・ジョギングで心がけていること
普段ランニング・ジョギングを行っている人に【心がけていること】を自由回答で聞いたところ、以下のようなコメントが集まりました
■ランニング歴1年以上~3年未満
・毎日10kmを目標に掲げ、現在3年間継続中。時間帯も朝4時~6時前後を基本に継続中。(男性60代)
・今までは単に走った距離を記録していたが、最近は四国八十八ヶ寺の万歩計で、どこのお寺まで進んだか
記録している。 (男性60代)
■ランニング歴3年以上~5年未満
・できる限り定期的にジョギングし、日が空かないようにしている。(男性60代)
・ウォーキングに近いジョギングで、行きは走り、帰りは買い物をして歩きになる。(女性60代)
・ランニングコースを3種類用意し、気分によりコースを変えている(男性60代)
・飽きないように走るコースを変えたり、聴く音楽を変えたりする。たまに靴ひもを違う色に変えたりして変化をつける。(女性50代)
・平坦な場所と坂道とミックスして走っている。(女性60代)
■ランニング歴5年以上~10年未満
・体力的にだいぶ衰えてきているため、ジョギング中にハーフで小休止する。(男性70代以上)
■ランニング歴10年以上~20年未満
・走ることが好きな友達を持って、走る楽しさを話し共有する。(男性50代)
・怪我が一番怖いので、ランニングしない日は毎日ストレッチを50分位行う。(男性60代)
■ランニング歴20年以上~30年未満
・体調の悪いときは少なめに走るか、または中止する。(男性60代)
■ランニング歴30年以上
・無理をしないこと。明るい時間帯に走ること。(男性60代)
・ランニングマシーンを利用して、時間や距離より消費カロリーを目標にしている。(男性70代以上)
・決めた距離は毎週必ず走る。私はいま週35キロ。(男性70代以上)

4.マラソン大会の参加状況について
マラソン大会参加経験があるのは全体の約1割。

【マラソン大会に参加したことがあるか】を聞いたところ、全体の12.2%が「参加したことがある」と回答しました。男女別でみると、男性13.3%、女性7.9%と男性の方がやや多く、年代別でみると、50代14.7%、60代11.9%、70代以上7.7%と、年代が若い方が多い結果となりました。
 

マラソン大会に参加したことがある人に【マラソン大会に参加した回数】を聞いたところ、全体の約半数が「5回以上」と回答しました。(「5回以上~10回未満」21.2%、「10回以上~20回未満」9.1%、「20回以上~30回未満」6.3%、「30回以上~40回未満」6.3%、「40回以上~50回未満」0.5%、「50回以上」7.7%の合計)

5.参加してよかったマラソン大会


マラソン大会に参加したことがある人に【参加してよかったマラソン大会】を聞いたところ、上位は1位「ホノルルマラソン」、2位「東京マラソン」、3位「篠山ABCマラソン」でした。


【よかった理由】ホノルルマラソン
・大会の雰囲気が別格。運営自体は日本のマラソンがきっちりしていると思うが、自然や街・人の雰囲気が素晴らしい。(男性60代)
・海、太陽、自然、人柄、みんなフレンドリーで和気あいあいとしてとても楽しかった。(男性50代)
東京マラソン
・普段走れない道路を名所巡りのように走れ、沿道の途切れることのない暖かい応援に感動。(男性50代))
・普段走れない街中をひとり占めできた。(男性50代))
篠山ABCマラソン
・郷土色豊か。(男性50代)
・山間部や田園風景が気に入った。(男性70代以上)
湘南国際マラソン
・海岸通り、自動車専用道路を走れること。(男性60代)
京都マラソン
・風情を感じる。(男性50代)

6.参加してみたいマラソン大会


マラソン大会に参加したことがある人に【参加してみたいマラソン大会】を聞いたところ、上位は1位「ホノルルマラソン」、2位「東京マラソン」、3位「北海道マラソン」でした。


【参加してみたい理由】
ホノルルマラソン
・有名だから観光もかねていってみたい。(女性60代)
・制限時間がないから。(男性50代)
東京マラソン
・都会の真ん中を走れる優越感に浸りたい。(男性60代)
・応援が多くて、サポートがしっかりしている。(女性60代)
北海道マラソン
・綺麗な空気で壮大な景色をバックに走ってみたい。(男性50代)
大阪マラソン
・地元で、開催時期もよい。(男性60代)
京都マラソン
・京都の街並みが楽しみ。(男性50代

【参考】
シニア世代のスポーツが日常になった時代 ~健康維持だけでなく、仲間づくりや、地元再発見の喜びも~
(シニアライフアドバイザー/有限会社アリア 代表  松本すみ子氏)

この調査が表しているのは、シニアが日常的にスポーツをする時代になったということだ。これは若い頃にスポーツが趣味として一般化した団塊前後の世代がシニアになったことと無関係ではない。彼らにとっては、スポーツは健康を維持する手段であると共に、一種の娯楽でもある。
ランニング・ジョギングでは、そこにもう一つの要素が加わる。「すれ違う人との挨拶」とか「顔なじみができる」というエピソードでも分かるように、走ることがコミュニケーションのきっかけになっていることだ。同じ趣味を持っているという気やすさと、適度な距離感が保てることも現代のシニアには合っている。特に、仕事関係以外の新しい友人づくりが得意ではない男性にとっては、格好の仲間づくりの場だろう。だから、男女別で男性の割合が多いのも納得だ。それを裏付けるように、「人見知りも改善しつつある」という60代男性のコメントがあった。
ランニング・ジョギングには、目標設定しやすいというメリットもある。時間や距離を設定して走るとか、ゆくゆくはマラソン大会に参加するという目標を立てれば、それを達成することが生きがいややりがいとなる。やはり定年後の目標設定が難しい男性には格好の手段だろう。
走っている人が70代以上に最多なのは、時間的・精神的なゆとりが年齢と共に高くなるからだ。現在は再雇用制度で60代半ばまで就労している人も多く、やっと70代になって、時間的にも精神的にも本格的なゆとりが生まれたということではないだろうか。「健康維持のため」と回答した人が62.9%と高いのは、年齢と共に、健康への不安や、何かあって家族に迷惑をかけたくないという意識が高まるためである。
ランニングもジョギングも単に走るだけでは、やはり飽きる。今はしなくなった理由をみると、50代の「時間がなくなった」、60代の「仲間がいなくなった」は、「健康のため」以外に自分自身を掻き立てるためのもう一つの理由が見つからなかったからだろう。継続するためには、自分自身を満足させるプラス要因が必要だということだ。
シニアがランニング・ジョギングに求めるのは、単なる走りだけではない。エピソードにもあるように、仲間づくりはもちろん、地域の新たな発見する喜びだったり、女性であれば買い物をする楽しみも見つけている。
そこに、今後のシニア世代のスポーツに対応するヒントがあると思う。マラソン参加の旅や観光、マラソン大会開催やジョギングコース整備による地域活性化、周辺商店街でのショッピングや外食、シニアに会ったウエアや関連グッズ開発・販売など、さまざまなビジネスポテンシャルが見えてくる。
また、ランニングハイとも言われるように、無理をするシニアもいる。年齢と共に危険性も高まるから、自分なりのペースの見つけ方などを指導するトレーナーや施設なども必要だ。そして、そこにいるトレーナーが同年代であれば、適切なアドバイスと同年代ならではの仲間づくり、活躍の場づくりにも貢献するのではないだろうか。


 

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