低用量DHA食品でも動脈硬化、認知機能に効果！

～(株)えがお　医学雑誌「薬理と治療　第44巻2号」に論文掲載～

この度、株式会社えがおは、アスタキサンチンを含む低用量DHA含有食品の血中トリグリセリド、血圧、認知機能への影響について無作為化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間比較ヒト試験で検証しました。
その結果、アスタキサンチンを含む低用量DHA含有食品は血中トリグリセリド・血圧低下、および認知機能を向上させる効果を有することが明らかになりました。

この度、株式会社えがお（代表取締役社長 北野忠男 / 所在地: 熊本市東区東町4-10-1）はDHA含有食品の最新研究、「血中トリグリセリド濃度が正常かまたは軽度上昇している日本人中高年者における精製魚油含有食品の血中トリグリセリド, 血圧および認知機能に及ぼす効果」を発表しました。
この研究結果は医学雑誌「薬理と治療　第44巻2号」に掲載されました。

えがおは先行研究としてDHA・EPAとアスタキサンチンを同時摂取することによりDHA・EPAの血中濃度を効果的に高める研究結果を2015年12月に報告しています。この結果を踏まえ、本研究では、アスタキサンチンを含む低用量DHA含有食品の血中トリグリセリド、血圧、認知機能への影響について無作為化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間比較ヒト試験で検証しました。

その結果、アスタキサンチンを含む低用量DHA含有食品は血中トリグリセリド・血圧低下、および認知機能を向上させる効果を有することが明らかになりました。

 

＜論文詳細＞
【目的】
健常者を対象にDHA含有食品の血中トリグリセリド・血圧・認知機能に対する効果を検討する。

【方法】
DHA・EPAを含有する試験食品とオリーブ油を含有するプラセボ食品を用いた12週間の介入試験を行った。試験デザインは無作為化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間比較試験とした。

【結果】
介入期間中に血中トリグリセリドはプラセボ食品群では5-14%上昇し、試験食品群では5-6%低下した。試験食摂取群においては、収縮期血圧が有意に低下したが、プラセボ群では変化は見られなかった。さらに、試験食摂取群では認知テストにおいて、解答に要した時間が有意に短縮された。また、試験食品摂取による安全性に問題は見られなかった。