フラーレンの新機能:「紫外線・ブリーチ剤・パーマ剤からの毛髪保護効果」を発見
~第23回 世界皮膚科学会(23rd World Congress of Dermatology)~
フラーレン化粧品原料を製造販売するビタミンC60バイオリサーチ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:林源太郎)は大阪大学大学院医学系研究科皮膚・毛髪再生医学寄付講座 乾重樹准教授との共同研究により、紫外線・ブリーチ剤・パーマ剤による毛髪ダメージをフラーレンが抑制することを発見しました。
本研究は、2015年6月8-13日にカナダのバンクーバーで開催された第23回世界皮膚科学会にて発表されました。
本研究は、2015年6月8-13日にカナダのバンクーバーで開催された第23回世界皮膚科学会にて発表されました。
【研究背景】
フラーレンは、肌に有害な活性酸素を除去する抗酸化剤として知られています。毛髪のダメージも活性酸素によって生じることが知られていることから、フラーレンによる毛髪のダメージ抑制について検討しました。
【研究結果】
毛髪に、紫外線を2-4J/cm2で照射した後、電子顕微鏡で観察したところ毛髪表面のキューティクルの剥離が観察されましたが、フラーレン処理された毛髪では剥離が見られませんでした。このことから、フラーレンが紫外線から毛髪を保護したことが示されました。紫外線以外にも、パーマ処理、ブリーチ処理された毛髪においてもフラーレンが毛髪を保護することが示されています。さらに人工毛に対する紫外線照射においてもフラーレンが保護効果を示しました。これらの結果から、抗酸化剤であるフラーレンが健康な髪を維持するのに効果的であることが明らかになりました。
この研究結果から、フラーレンがスキンケアのみならず毛髪ケア製品にも配合されることが期待されます。
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