大日本印刷が提供する、助けあいアプリ「May ii（メイアイ）」

2019年11月5日(火)より利用エリアを東京23区に拡大～2020年に向けて、訪日外国人観光客の利用増加へ

大日本印刷株式会社（本社:東京　社長:北島義斉　資本金:1,144億円　以下:DNP）が提供する、手助け・サポートアプリ「May ii（メイアイ）」の東京都内での利用エリアを11月5日(火)より、23区全域に拡大いたします。

今年7月25日の提供開始以来、アプリを利用して約1,500件のリクエスト（サポート依頼）、500件以上のマッチング（実際の手助け・サポート）が行われ、アプリのダウンロード数は10月末時点で累計18,000件を突破いたしました。

また、来たる2020年へ向けて訪日外国人観光客の増加が見込まれることを念頭に、9月28日(土)よりアメリカ合衆国のApple App StoreおよびGoogle Play Storeでの提供を開始いたしました。

さらに今回、ユーザーからの強い要望を受け、東京都内での利用可能エリアを従来の「市ヶ谷駅周辺・渋谷駅周辺」から「東京23区内」へと拡大いたします。これをきっかけに、より多くの方が気軽に手助け・サポートをしてくださることを期待しております。


【「May ii」特長】
● 街なかで困りごとを抱える人の「意思表示」を後押しし、周囲の手助け可能な人に気付きを与え助け合いを促進するアプリです。

● リクエスター（サポートが必要な人）と近隣にいるサポーター（サポートしたい人）をGPSを利用してマッチングすることができます。

● アプリの言語や「スマートフォンの設定言語」に対応。外国語が得意でない方も訪日外国人とのやり取り・サポートが可能です。

● 貯まったポイントに応じてアプリ内のキャラクターが成長し、アプリ内で確認できることによりユーザーのモチベーション向上を促します。

【「May ii」開発背景】
「May ii」は、スマートフォンアプリを通じ、「お願いごと」をしたい方と「お手伝い」してくださる方をマッチングさせるアプリです。

チャリティーエイド財団（Charities Aid Foundation）による調査「CAF WORLD GIVING INDEX 2018」(*)によると、日本は「見知らぬ人への手助けランキング」において、144カ国中142位という結果でした。日本人は、「手助けしたい」「あの人困ってるのかな？」と思う一方、「断られたら嫌だ」という思いから、手を差し伸べられない人が多いのではないでしょうか。DNPでは、このアプリでそんな日本人の心を後押しできればと考えています。

この実態と、年々増加する訪日外国人観光客、高齢者・障がいをもつ人々に使いやすい案内表示や、施設・設備が求められている背景から、DNPでは2017年より「移動困難者」と「手助けできるサポーター」を結びつける実証実験を企業や自治体と連携し東京、大阪、福岡で推進してきました。この実証実験を通じ、「移動困難者」から、「サービスを利用することで移動しやすくなった」「コミュニケーションが楽しい」というフィードバックが多くあり、実証実験を通じて得た生活者の多様なニーズを踏まえ、両者のよりスムーズな対面を実現させるDNP独自のアプリを開発し、7月25日（木）より提供を開始しています。

*https://www.cafonline.org/docs/default-source/about-us-publications/caf_wgi2018_report_webnopw_2379a_261018.pdf


【アプリ概要】
● 価格：無料
● 推奨環境 ： iOS 11以上、Android 6.0以上。 ※スマートフォンおよびタブレット端末のみ対応
● 対応言語：日本語、英語、韓国語
● 利用時間：8時～21時
● 利用エリア：東京都23区内、神奈川県（川崎市・川崎駅周辺）、福岡県（福岡市天神駅周辺）、
　　　　　　　 北海道（札幌市札幌駅周辺）　※詳細はWebサイトをご参照ください。
● URL：https://mayii.jp/

【今後の展開】
DNPは今後、ユニバーサル社会の実現に向け、さらなる利用エリアの拡大や、対応言語の増加などサービス向上をしていきます。
また、本取り組みは企業や自治体などと連携しながら提供していき、だれもが暮らしやすい街づくりに貢献していきます。