若田光一宇宙飛行士が第五回「コミュニケーション＆リーダーシップ賞」を受賞

トーストマスターズ・インターナショナル日本支部（代表：二名澄子）は、宇宙飛行士の若田光一氏に、第五回コミュニケーション＆リーダーシップ賞を決定しました。贈呈式の映像は、11月12日（土）に広島県JMSアステールプラザで開催される秋季大会の中で一般公開します。

若田氏は、1996年日本人初のミッション・スペシャリストとしてスペースシャトルに搭乗以来、数々の実績を重ねています。2014年の国際宇宙ステーション第39次長期滞在では日本人初の船長を務められました。

宇宙でのミッションとは、未知の領域の中でチームの心をひとつにまとめ、目的を達成していく厳しい任務です。若田氏が成し遂げた功績は、人種、言語、距離といった境界を超えたコミュニケーションの結晶と言えます。

また、著書やインタビューでは、周囲のサポートに感謝すること、思いやりを大切にする姿勢など、リーダーとしてのあるべき姿を伝えてこられました。

私たちは、若田氏の実績に敬意を表するとともに、コミュニケーションとリーダーシップを学ぶトーストマスターズの目指す理想と考え、本賞の授与を決定いたしました。

 

 
◎トーストマスターズ・インターナショナルについて

1924年にカリフォルニアで創設されたスピーチを通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ非営利の国際教育団体で、全世界135カ国に33万人の会員が参加しています。日本では1954年に最初のクラブが誕生し、現在全国に約170の公認クラブがあり、約4,000人の会員が研鑽を積んでおります。日本支部代表は二名澄子です。

国際本部Webサイト（英語）：http://www.toastmasters.org/
日本支部Webサイト（日本語）：http://www.district76.org/ja/

◎コミュニケーション＆リーダーシップ賞について

コミュニケーション＆リーダーシップ賞は、トーストマスターズ・インターナショナル日本支部がトーストマスターズ会員以外の一般の方に贈る最高の賞です。賞の贈呈を通じて、トーストマスターズが理想とするコミュニケーションとリーダーシップの観点から著しい業績を残し、日本社会に貢献した方を表彰し、その姿を広く且つ正しく世に周知し社会貢献することを目的としています。

本賞は2012年に創設され、第一回は日本文学研究家で米コロンビア大学名誉教授のドナルド・キーン氏、第二回は聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏、第三回はパラリンピアンの佐藤真海氏、第四回は駐日米国大使のキャロライン・ケネディ氏が受賞しました。

第一回から第四回のコミュニケーション＆リーダーシップ賞に関する詳細は下記URLを参照。
第一回　http://www.district76.org/ja/media/press/20121026.html
第二回　http://www.district76.org/ja/media/press/20131107.html
第三回　http://www.district76.org/ja/media/press/20141010.html
第四回　http://www.district76.org/ja/media/press/20151123.html

◎若田光一氏について
1989年　日本航空(株)入社、航空機機体構造技術を担当
1992年4月　宇宙開発事業団（NASDA）,現宇宙航空研究開発機構（JAXA）が募集した宇宙飛行士候補に選ばれる
1996年1月　日本人初のスペースシャトル・ミッションスペシャリスト（搭乗運用技術者：MS）として、スペースシャトル（STS-72）に搭乗
2000年10月　STS-92にMSとして搭乗し、日本人として初めてISS建設に参加
2009年3月～7月　STS-119にMSとして搭乗、日本人として初めて国際宇宙ステーション（ISS）長期滞在ミッションを実施
2013年11月～2014年5月　 第38次/第39次長期滞在クルーとしてISSに約188日間滞在
第39次長期滞在においては、日本人初となる船長（コマンダー）に就任
※これまでのミッションを含めた宇宙滞在期間：合計347日08時間33分は日本人最長
2016年4月　JAXA国際宇宙ステーションプログラムマネージャ就任
 
写真　JAXA提供
 
【本件に関するお問い合わせ先】
トーストマスターズ・インターナショナル
日本支部（ディストリクト76）
広報宣伝担当 田邊
[e-mail]
 

page1

 

Toastmasters District Conference 2016 Spring