女性の半数以上が「月1回以上」実施　　「シニアのランチ会に関する調査」

シニア女性のランチ会、「女性同士」「少人数」「お酒抜き」が主流

シニア向け宿泊予約サービスを提供する株式会社ゆこゆこ（本社：東京都中央区、代表取締役社長：萩原浩二）
は、当社運営の宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」の50代以上のメールマガジン会員2,021人を対象に、「ランチ会」
に関する調査を実施しました。

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＜調査結果ダイジェスト＞

■シニア女性のランチ会の実態
・半数以上が「月に1回以上」ランチ会実施。
・ランチ会を行う相手、「友人（同性）」が7割で。
・ランチ会で集まる人数、「3人以下」「4～5人」がそれぞれ4割。
・ランチ会の目的、「おしゃべりを楽しむため」が7割。
・ランチ会での飲酒、「飲酒しない」が6割。
・ランチ会のいいところ、「費用が安くて済む」「みんなが集まりやすい」「時間を気にせずゆっくりできる」が上位に。

■シニアのランチ会に関するエピソード
ランチ会の魅力、「日頃のストレスを発散」「夜は家族や大事な人と過ごせる」

■有識者の考察
ランチ会に見る中高年男女の好みの違い：男性は人脈形成、女性はおしゃべりを楽しむ
（東北大学特任教授・村田アソシエイツ代表／村田裕之氏）
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＜調査概要＞
調査期間：2015年2月18日～2月24日
調査対象：50代以上のゆこゆこネットメールマガジン会員
調査方法：メールマガジン会員向けインターネット調査
有効回答数：2,021件
-男性：1,406名（50代：373名、60代：741名、70代以上：292名）
-女性：615名（50代：357名、60代：226名、70代以上：32名）


＜調査結果＞
1.ランチ会の実施状況
女性の半数以上が「月一回以上行っている」と回答。

【ランチ会の実施状況】について聞いたところ、「月1回以上」と回答した人が全体の50.9％でした（「週に1回以上」12.6％、「月に１回以上」38.3％の合計）。男女別にみると、「月1回以上」と回答したのは男性47.3％、女性58.3％でした。また、「ランチ会は行わない」と回答したのは、男性16.8％、女性6.8％と、ランチ会が特に女性に人気であることがわかりました。


2.ランチ会を行う相手
男性は「家族や親戚」が5割、女性は「友人（同性）」が7割。

ランチ会を行う人に【ランチ会を行う相手】について聞いたところ、全体で最も多かったのは、「家族や親戚」の48.2％でした。男女差が見られたのは、「友人（同性）」で男性27.1％、女性76.6％でした。

 
3.ランチ会で集まる人数
全体の7割が「5人以下」。女性の方がより少人数で集まる傾向。

ランチ会で集まる人数】について聞いたところ、「5人以下」と回答した人が全体の72.4％でした（「3人以下」29.5％、「4～5人」42.9％の合計）。男女別にみると、「5人以下」と回答したのは男性65.6％、女性86.4％と、女性の方がより少人数で集まる傾向があることがわかりました。


4.ランチ会の目的
男性は「親睦を深めるため」が5割、女性は「おしゃべりを楽しむため」が7割で最多。

【ランチ会の目的】について聞いたところ、全体で最も多かったのは「美味しい食事や飲み物を楽しむため」の54.9％でした。男性の最多は「親睦を深めるため」の57.4％でした。また、「おしゃべりを楽しむため」は、女性では最多の74.3％で、一方男性は19.9％と男女差がありました。また、「ストレス解消や気分転換のため」でも、男性23.8％、女性48.0％と、男女差がみられました。


5.ランチ会の予算
全体の4割が「2,000円未満」。女性の方が予算抑えめ。

【ランチ会の予算】について聞いたところ、全体の43.7％が「2,000円未満」と回答しました。（「1,500円未満」16.6％、「1,500円以上～2,000円未満」27.1％の合計）。男女別にみると、「2,000円未満」と回答したのは男性36.4％、女性58.5％と、女性の方が予算を抑えていることがわかりました。


6.ランチ会を行う場所
男女ともに「レストラン」が7割。「居酒屋」は男性、「カフェ」は女性に人気。

【ランチ会を行う場所】について聞いたところ、全体の78.5％が「レストラン」と回答しました。男女差がみられたのは、「居酒屋」（男性26.7％、女性8.7％）、「カフェ」（男性10.8％、女性29.1％）でした。


7.ランチ会で飲むお酒
男性には「ビール」が人気。女性は「お酒は飲まない」が6割。

【ランチ会で飲むお酒】について聞いたところ、全体で最も多かったのは「ビール」の55.7％でした。一方「お酒は飲まない」という人も40.8％いました。男性では、「ビール」67.7％のほか、「焼酎」34.4％、「日本酒」29.2％が人気でした。女性では、「お酒は飲まない」が65.6％と最も多く、飲む人には「ビール」31.2％、「ワイン」20.6％が人気でした。


8.ランチ会のよいところ
「費用が安くて済む」が6割。女性にとっては「家族に遠慮せずに参加できるから」
「時間を気にせずゆっくりできる」ことも魅力。

【ランチ会のよいところ】について聞いたところ、全体で最も多かったのは「費用が安くて済む」の66.9％でした。男女差がみられたのは、「家族に遠慮せずに参加できるから」（男性14.4％、女性34.5％）、「時間を気にせずゆっくりできる」（男性36.3％、女性53.7％）でした。


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【参考】
ランチ会に見る中高年男女の好みの違い：男性は人脈形成、女性はおしゃべりを楽しむ
東北大学特任教授・村田アソシエイツ代表　／　村田　裕之氏

今回の調査で最も興味深いのは、ランチ会に見る中高年男女の好みの違いだ。目的別に見ると「親睦を深めるため」では男性57.4%、女性40.7%で男性の割合が大きい。ところが、「おしゃべりを楽しむため」では男性19.9%、女性74.3%で女性の割合が圧倒的に大きい。また、「ストレス解消や気分転換のため」でも男性23.8%、女性48.0%、「美味しい食事や飲み物を楽しむため」でも男性49.3%、女性66.3%、と女性の割合が大きい。
ランチ会の相手で見ると、男性は「家族や親戚」が5割となっているのに対し、女性は「友人（同性）」が7割となっている。また、集まる人数で見ると、「5人以下」と回答したのは男性65.6％、女性86.4％と、女性の方がより少人数で集まる傾向が強い。
また、「ランチ会のよいところ」で見ると、「家族に遠慮せずに参加できるから」では男性14.4％、女性34.5％、「時間を気にせずゆっくりできる」では男性36.3％、女性53.7％で、女性の方が家族の世話からの拘束から離れて時間を過ごしたい傾向が強い。
これらの結果を総合すると、女性においては気の置けない「同性の少人数」の仲間と「おしゃべり」や「美味しい食事や飲み物」を楽しめる「レストランやカフェ」で、「時間を気にせずゆっくり」できることが「ストレス解消や気分転換」に繋がっていることがよくわかる。一方、男性においては、「家族や親戚」と「親睦を深めるため」に「居酒屋」で昼宴会を行う例が多いことがわかる。ただ、女性に比べるとニーズがより分散している傾向が見られる。
他方、ランチ会の予算規模で見ると、全体の43.7％が「2,000円未満」と回答しており、「2000円未満」と回答したのは男性36.4％、女性58.5％で、女性の方がより低予算指向が強い。さらに、「ランチ会のよいところ」で見ると、全体で最も多かったのは「費用が安くて済む」で66.9％が回答している。「ランチ会で飲むお酒」で見ると、「お酒は飲まない」という人が男性28.6％、女性65.6％存在するのは、こうした低価格志向の表れと考えられる。
その一方で、前掲の通り「美味しい食事や飲み物」を楽しめることがランチ会の重要な目的となっていること、「ワイン」であれば男性23.5%、女性20.6％が飲むと答えていることから、少量でよいので質の高い食事が求められていることがわかる。
これらを踏まえると、「総額2000円未満・ワンドリンク付き」で、「カフェ・レストラン」で「3～4人程度の準個室」が使えるお得感のある「ランチ会クーポン」の配布が、中高年のこうしたランチ会に対する潜在需要のさらなる掘り起しに有効であろう。
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創刊：2013年8月
部数：約30万部
配布エリア：東京・埼玉・千葉・神奈川
掲載エリア：銀座・東京駅周辺・新宿・池袋・上野・浅草・横浜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※2015年4・5月号現在