Delphix、前年比220％の成長を目指す、日本市場における事業戦略を発表

〜 「アプリケーション開発基盤とテストデータの管理・運用」に関する調査結果も発表 〜

DevOps業界をリードする米国Delphix社の日本法人であるDelphix Software合同会社（所在地：東京都渋谷区、カントリー・マネージャー：ロバート・スチーブンソン、以下、Delphix Software）は、本日、日本市場における事業戦略と「アプリケーション開発基盤とテストデータの管理・運用」に関する調査結果を発表しました。

■日本を重要市場と位置付け、前年比220％の成長を目指して投資を拡充
米国Delphix社は、今後ますます重要となるアプリケーション開発速度の向上とデータ・セキュリティ確保によるコンプラインスを同時に実現するために多大な投資を行っています。 そのなかでも、世界で2番目に大きなIT市場である日本ではデジタル・トランスフォーメーション（DX）への高い需要が見込まれており、このたび、長期戦略での最大の投資市場の一つとして投資を行ってまいります。

まず、2025年までグローバルの成長率を超える年間220％の成長を目指します。そのため、日本市場における投資を前年度（2022年度）の2.5倍に増強し、営業、技術、マーケティング要員の採用と既存パートナーへの支援拡充、新規パートナーの獲得を狙います。人材の採用では、主に技術要員の採用を優先し、技術サポートを手厚く行える環境を整えます。

パートナーに対しては、パートナー・プログラムやマーケティング支援等を拡充させ、パートナーエコシステムを確立します。さらに、クラウドやバーチカル業界に特化した新規パートナーの獲得も目指すとともに、既存顧客である金融・保険、電力、通信、製造、流通、ヘルスケア、消費財分野に引き続き注力し、複数社の新規顧客獲得を目指します。

■「アプリケーション開発基盤とテストデータの管理・運用」に関する調査
またDelphix Softwareは、日本市場におけるインサイトを深めるため、従業員1,000人以上のエンドユーザー企業の技術・システム担当者を対象に、「アプリケーション開発基盤とテストデータの管理・運用」に関する調査を実施しました。本調査結果から、日本のエンタープライズ企業に特有の様々な傾向が見て取れます。

回答者の大半はエンタープライズ企業
回答者の67%は年商規模1千億円以上、52%は従業員規模:5千人以上です。アプリケーションの開発基盤やテストデータの管理・運用へのニーズはエンタープライズ企業であるほど高いことがうかがえます。

 

未だ多いメインフレームと進まないクラウド移行
72%の企業がメインフレームやオープン系のシステムを採用しています。そのうち70%は「クラウド移行が未定」か「移行予定は無い」と回答し、エンタープライズ企業の未だ高いオンプレミス志向がうかがえます。

テストデータ準備までの長い待ち時間
50%の企業がテストデータの準備に「1日～1週間以上」の時間を要しています。テストデータ管理・運用がアプリケーション開発において一つのボトルネックとなっているかも知れないことがうかがえます。

 

「手作業」でのマスキングと「マスキングなしの本番データ」利用
マスキングを「自動化している」と回答したのはのべ22名でした。「手作業」でマスキングをしているとの回答がのべ25名、「マスキングしていない本番データを利用」との回答がのべ11名です。全体としては自動化が遅れていることに加え、コンプラインス的に問題が発生し得る可能性があることがうかがえます。

 

本調査結果により、日本企業のクラウド移行・活用に対する慎重さと、テストデータの待ち時間の長さ、テストデータのセキュリティ面での懸念など、アプリケーション開発基盤とテストデータ管理・運用における課題が見て取れます。
* 2021年9月～11月実施 Delphix Software合同会社企画、キーマンズネット / Tech Target実施の「アプリケーション開発基盤とテストデータの管理・運用に関する調査レポート」 より抜粋。

2022年2月に日本のカントリー・マネージャーに就任したロバート・スチーブンソンは以下のように述べています。
「日本では、ITベンダーやSIパートナーへの依存度が極めて高く、業務（システム）や役割（基盤・アプリ）ごとに委託先ベンダーが異なるため、テスト実施に膨大なコストがかかっています。一方で、グローバル・カンパニーはシステムやアプリケーションのローンチ・改修スピードで国際競争にさらされています。Delphixは、アプリケーション開発を革新するAPIファーストのデータ・プラットフォームを提供しており、組織のDevOpsイニシアチブの実現を支援しています。」

【調査概要】
調査目的： 企業のアプリケーション・サービス開発基盤の状況と開発に伴う課題の発見
調査対象： 従業員1,000人以上のエンドユーザー企業の役職者
調査方法： インターネットリサーチ
調査期間： 2021年9月7日～2021年11月4日
有効回答数： 101件（年商規模：1千億円以上67%、従業員規模：5千人以上52%）

本調査結果のフルレポートは以下よりご覧いただけます。
https://www.delphix.com/ja/report/application-development-infrastructure-and-test-data-operation

なお、4月26日（火）に開発ご担当者様を対象に、大手証券会社様をお招きしてのウェビナーを開催いたします。

タイトル	データベース仮想化で開発スピードを加速：アプリケーションを迅速に市場投入 ～ コンプライアンスに遵守した本番データを利用可能に ～
日時	2022年4月26日（火）午後4時～5時
形態	オンライン（Zoomウェビナー）
主催	Delphix Software合同会社
お申込み	以下よりご登録ください。
URL	https://www.delphix.com/ja/webinar/accelerate-development-speed-with-database-virtualization

 

【Delphix Software合同会社について】
Delphix Software合同会社は、DevOpsテストデータ管理の市場リーダーである米国Delphix社の日本法人です。組織は、アプリケーション・デリバリーを変革する時期にきていますが、開発速度とデータ・セキュリティの確保によるコンプライアンス遵守とのバランスを取ることに苦心しています。DelphixのDevOpsデータ・プラットフォームは、データ・セキュリティを自動化すると同時に、テストデータを迅速に展開してアプリケーションのリリース速度を加速します。Delphixを利用することにより、お客様はアプリケーションのモダナイゼーションを実現し、マルチクラウドの採用やCI/CDの実現、そしてランサムウェアなどによるダウンタイム・イベントから最大2倍速く回復することができます。Choice HotelsやBanco Carrefour、そしてFannie Maeなどの大手企業は、Delphixを導入してデジタル・トランスフォーメーション（DX）を加速し、ゼロトラスト・データ管理を実現しています。
詳細：https://www.delphix.com/ja
デモのリクエスト：https://www.delphix.com/ja/demo