2013年7月度のマルウェアランキングを公開
~個人情報をリモートのコンピューターに送信するトロイの木馬が増加~
四半世紀にわたり、プロアクティブなマルウェア検出技術の世界的なパイオニアであるESET, spol. s r.o.(本社:スロバキア、ブラティスラバ、CEO:リチャード・マルコ、以下ESET)がまとめた2013年7月度のマルウェアランキング(日本版、世界版)をキヤノンITソリューションズのウェブサイトで公開しました。概要は以下の通りです。
■日本のマルウェアランキング(7月度)
<月間サマリー>
Win32/PSW.Fareit.Aは、7月に入って息を吹き返したようです。5月頃から増加してきたこの脅威は、7月にピークを迎え、以降は減少しています。5月にピークに達したWin32/Spy.Zbot.AAUは、6月には1.5%程度にまで低下していましたが、7月になりピーク時には及ばないものの第2位に再浮上しました。6月に第4位だったHTML/Iframe.B.Genは、微増して第3位にランクインしました。
<ランキング>
第1位 Win32/PSW.Fareit.A
このトロイの木馬は、パスワードなどの個人情報を盗み出してリモートのコンピューターに送信しようとします。
第2位 Win32/Spy.Zbot.AAU
第3位 HTML/Iframe.B.Gen
日本のマルウェアランキング(2013年7月 )と各マルウェアの詳細はこちらに掲載しています。ぜひご一読ください。
http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware1307_jp.html
■世界のマルウェアランキング(7月度)
<世界のセキュリティ関連トピックス>
ESET社シニアリサーチフェローによる世界のセキュリティ関連トピックスをご紹介
・エラーメッセージにまつわる問題
・ESETのコーポレートニュース(10年連続、通算80回目のVB100アワードを獲得)
<ランキング>
第1位 WIN32/Bundpil
前月に続き、第1位となったWIN32/Bundpilは、リムーバブルメディアを介して感染を広げます。1つのURLを保持しており、そのURLからいくつかのファイルをダウンロードし、実行しようとします。通信にはHTTPプロトコルが使用されます。
第2位 HTML/ScrInject
第3位 INF/Autorun
世界のマルウェアランキング(2013年7月 )の全文はこちらです。ぜひご一読ください。
http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware1307.html
ESETについて
1992年に創設されたESETは、企業および個人向けのセキュリティソリューションを提供するグローバルプロバイダーであり、ISO9001:2000やISO27001など数多くの認証を取得しています。ESETは、プロアクティブなマルウェア検出技術のパイオニアであるとともに、この分野で業界をリードし続けています。ESET NOD32 Antivirusは、英国『Virus Bulletin』誌のVB100アワード最多受賞回数を記録しているほか、1998年の同テスト開始以来、「In the Wild」と呼ばれる実際に感染報告があるワームやウイルスを1つ残らず検出しています。日本国内においては、2012年2月にアスキー総合研究所が実施したウイルス対策ソフト総合満足度調査(※)で「常駐時の動作の軽さ」「セキュリティ性能」「サポート」「導入のしやすさ」などの項目でユーザーから高い評価を受け、総合満足度No.1の製品となりました。ESET NOD32 Antivirus、ESET Smart Security、ESET Cybersecurity for Macは1億ユーザー以上に利用されており、各方面から極めて高い評価を得ています。
ESETは、スロバキアのブラティスラバにグローバル本社を、米国のサンディエゴ、アルゼンチンのブエノスアイレス、シンガポールに地域流通拠点を構えています。また、ブラティスラバ、サンディエゴ、ブエノスアイレス、チェコ共和国のプラハ、ポーランドのクラクフ、カナダのモントリオール、ロシアのモスクワにマルウェア研究センターを置き、世界180か国にまたがる広範なパートナーネットワークを築いています。
(※) 出典元 http://asciimw.jp/info/release/pdf/20120327.pdf
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