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株式会社Things
会社概要

【製造業DX】製品ライフサイクル管理クラウド「PRISM」新機能リリース 一つのプロジェクトで複数のBOMを管理可能に

~製品の企画から生産・販売・廃棄の各工程で発生した情報を一元管理できるPLMシステムを従来の1/2以下のコストで構築可能に~

株式会社Things

「あうんの呼吸のデジタル化」をテーマに、バリューチェーンのDXに挑む株式会社Things(本社:東京都品川区、代表取締役:鈴木 敦也、以下「当社」)は、社内に散らばる技術情報の一元化を実現する製品ライフサイクル管理クラウド「PRISM(プリズム)」の新機能として、1つの案件で複数のBOMを展開・管理できる機能をリリースしましたのでお知らせいたします。

■BOMの複数展開機能開発の背景・課題

デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進において、組織全体で情報の一貫性と正確性を保証するためには、「信頼できる唯一の情報源(Single Source of Truth、SSOT)」の確立が鍵となります。たとえば、CRM分野ではクラウドを使用して顧客情報を一元管理し、マーケティング部門や営業部門など複数部門間の円滑な情報共有を実現しています。

*Single Source of Truth:クラウドに信頼できる唯一の情報源を保有し、組織内の全員が同じデータに基づいて意思決定を行うことを担保する仕組み。

加工組立型の製造業においては部品表の統制が製品情報の一貫性を担保する上で不可欠ですが、各部門固有のニーズがあるため社内に複数の部品表が併存しています。例えば設計部門はユニット単位で部品表を作成する一方で、調達部門は調達仕様書単位で、製造部門は工程情報を含めた管理が求められます。

これらの部品表はエクセルで管理され、各部品表同士の同期には手動による転記作業が発生していました。特に部品点数の多い業態では情報の変更漏れや誤記入が発生し、結果として間違った部品の注文や、不要な部品を生産計画に組み込むなどの手戻りを誘引する原因となっています。

この問題に対処するための一つの解決策が、製品ライフサイクル管理システム(PLMシステム)です。しかし、従来のPLMシステムは高度な要件定義とカスタマイズ開発が必要であり、導入コストが数千万円以上と高額であるため、中堅以下のメーカーには導入が困難な実態がありました。

■課題に対する当社の取り組み

こうした状況の中、当社は低コストで利用できる製品ライフサイクル管理クラウド「PRISM」の開発により、多階層型の部品表や図面などのドキュメントのバージョン管理を一元化。日本の製造業のお客さまが部門間の情報伝達ミスに起因する手戻りを削減し、最新版の図面をすぐに見つけられる環境の構築に取り組んでいます。

2023年6月に正式リリースして以来「PRISM」は、1案件に対して1つのBOM(基本的に設計BOM/E-BOM)しか管理できませんでしたが、今回のアップデートにより1つの案件に対し複数のBOMを作成・管理できるようになりました。

設計BOMだけでなく、生産BOM、サービスBOMなど各部門が持つ部品情報を同じプラットフォーム上で展開、管理することで、手入力の転記作業削減と、迅速且つ正確な情報連携による生産性向上が期待できます。

■新機能詳細

①BOMの展開・管理

設計BOMを複製して生産BOM、調達BOMをわずか数クリックで展開できます。この際、品目マスタの参照が継承されるため、エクセル間の部品表のマニュアル転記や図面ファイルのフォルダ間移動が不要になります。自社の設計部門が使う設計BOM、生産管理用の生産BOM、調達部門が購買品と図面を管理する調達BOM、顧客からの供給品リスト、調達部からサプライヤーへ支給する部品リストなど、部品に関するあらゆるリストを1つの案件に紐づけて管理可能です。

②表示項目の設定

BOMの表示項目をカスタマイズできるようになりました。設計BOMでは「組立品」や「部品」、生産BOMでは設計BOMに「工程」を付けて並び順を見やすく変えるなど、各部門に特化したBOMの構築が可能です。これにより、同じ品目マスタを参照する事による情報の単一性と、独立したBOM管理の両立を実現しています。


③外部システムとのAPI連携

API機能により外部システムと連携できるようになりました。これにより、ERPや生産管理など隣接する基幹システムやその他業務アプリケーションとの連携が低コストで実現できます。PRISMで作成した設計BOMを部品目録として外部サービスから参照したり、外部サービスからPRISM内の品目マスタを一括で更新するなどの連携が可能となります。


(参考:APIドキュメント:https://things-dev.github.io/prism/

今後も当社は、全ての製造業のお客さまの部門間連携やコミュニケーションを促進し、「あうんの呼吸のデジタル化」の実現に向け、機能開発、強化に取り組んでいきます。


お問い合わせ・資料請求先

詳しい資料請求やご質問は、公式ホームページのお問い合わせから承っております。

https://mono-prism.jp/plm#contact

■製品ライフサイクル管理クラウド『PRISM』について

「PRISM」は社内に散らばる技術情報を一元化することでモノづくりを支援する製品ライフサイクル管理サービスです。製品に関わる技術情報を部品表(BOM)に集約することで製品マスタを構築し、設計から調達、生産、サービスに至る全行程で製品の最新状態を共有できます。通常は開発が必要な初期設定をノーコードで完結し、各種技術文書(図面など)からのキー情報のAI取り込みにも対応するなど、スモールスタート志向の製造DXツールです。

<特徴>

・従来の1/2以下のコストで自社に馴染むPLMシステムを構築可能

・複雑なBOMのバージョン管理や、ドキュメント類をすっきり一元管理

・ブラウザだけで利用でき、ITに慣れていない方もらくらく使えるシンプルなデザイン

・プログラミング知識が不要なノーコードで各種カスタマイズを実現し、システムの運用コストを大幅に低減

・企業規模に応じた柔軟な料金体系でのご提供


■Thingsについて

Thingsは、「あうんの呼吸のデジタル化」をテーマに、製品ライフサイクル管理システム「PRISM」を開発、提供しています。現場に埋もれた製品の技術情報を吸い上げ、組織全体で共有、活用できる状態にすることでバリューチェーンの情報伝達を滑らかにし、モノづくりに携わる全ての人が同じ景色を共有できる世界を目指しています。積極採用中。

社名:株式会社Things(英語表記:Things, Inc.)

設立:2021年9月

代表取締役CEO:鈴木敦也

Webサイト:https://things-inc.com/

株式会社Thingsのプレスリリース一覧

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/89483

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会社概要

株式会社Things

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URL
https://things-inc.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂1-14-14 第35興和ビル4F 403
電話番号
050-1807-3383
代表者名
鈴木敦也
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年09月
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