オーカムテクノロジーズが日本ブラインドサッカー協会とソーシャルテクノロジーパートナーシップを締結
・視覚障がいのある方の自己実現とインクルーシビティ向上を目指す新たな取り組み
・視覚障がい者のためのAI支援デバイス「オーカムマイアイ2」を協会へ無償提供
・ブラインドサッカー男子日本代表の加藤健人選手とオーカムテクノロジーズのコラボレーション動画も本日より公開
・視覚障がい者のためのAI支援デバイス「オーカムマイアイ2」を協会へ無償提供
・ブラインドサッカー男子日本代表の加藤健人選手とオーカムテクノロジーズのコラボレーション動画も本日より公開
東京(2020年5月22日)- AI(人工知能)を搭載した視覚支援ウェアラブル機器の開発・製造を行うオーカムテクノロジーズ(OrCam Technologies Ltd., 本社:イスラエル エルサレム、共同創⽴者兼共同CEO:アムノン・シャシュア教授、共同創⽴者兼共同CEO : ジブ・アビラム)は、5月22日、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(東京都新宿区、理事長:塩嶋史郎、以下、JBFA)の「ソーシャルテクノロジーパートナー」として新たにパートナーシップを締結することを発表しました。
ブラインドサッカーを通じ、『視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会』の実現を目指すJBFA。そして、先進的な画像解析技術によるAIウェアラブル機器を通して、視覚障がい者のクオリティーオブライフ向上と、自立性を高め、社会へのアクセスを促進させることを企業ミッションとして掲げるオーカムテクノロジーズ。両者は「インクルーシブな社会の実現」という理念を共有しており、今回の「ソーシャルテクノロジーパートナー」の締結により、その理念のもと協働を推進させていきます。
「ソーシャルテクノロジーパートナー」とは、最先端技術を用いて社会貢献を目指す企業と、JBFAの持つ資産とを掛け合わせ、社会実装させていくことを目的として、新たにつくられたJBFAに対するサポートの枠組みです。今回の2者のパートナーシップにより、JBFAが関係する視覚障がい者と連携し、オーカムテクノロジーズの製品に関するヒアリングや実証検証、プロモーションへの協力などが予定されています。
JBFAの塩嶋史郎理事長は、今回のパートナーシップについて次のように述べています。「最先端のAI技術を活用して視覚障がい者の生活向上を目指すオーカムテクノロジーズと理念を共有し、パートナーシップを締結できたことを、心強く思います。この取り組みが、視覚障がい者も健常者も関係なく、当協会のビジョンである「当たり前に混ざり合う社会」の実現に向けた一歩となると信じています。」
また、オーカムテクノロジーズ社日本統括責任者、柳平大輔氏も「今回のパートナーシップにおいて、視覚障がいで悩まれているアスリートの方々の日常生活のサポート(スポーツニュースを読んだり、スポーツ選手にとって重要な栄養をしっかり取るために買い物に行ったりなど)を通して、クオリティーオブライフの向上や自己実現に向けた支援ができることを光栄に思います。」とコメントしました。
このパートナーシップ締結にあたり、オーカムテクノロジーズ社のAI搭載型視覚支援デバイス「オーカムマイアイ 2」数台が、JBFAへ無償提供されます。スマートカメラとミニスピーカーを搭載した軽量で親指サイズのウェアラブル支援技術デバイス「オーカムマイアイ2」は、印刷物やデジタル画面からテキストを瞬時に読み取り、顔を記憶し、事前に登録した人物の名前を音声で読みあげ、また、紙幣、色、 バーコードを即座に認識することを可能にします。 ハンズフリーのオーカムマイアイ2は、スマートフォンやWi-Fiを必要とせずに、視覚情報を音声によって自然にユーザーに伝えます。またインターネットへの接続が必要ないため、データのプライバシーを確保しながら、リアルタイムでの使用が可能になります。25の言語に対応するオーカムマイアイ 2は、日本を含む、世界50カ国で視覚障がいをお持ちの方々に使用いただいています。
さらに、今回パートナーシップ締結を記念して、「カトケン」の愛称で親しまれるブラインドサッカー男子日本代表強化指定選手の加藤健人選手とオーカムテクノロジーズとのコラボレーション動画第1弾を公開。動画では、視力を失った加藤選手がブラインドサッカーを通じて見つけたやりがいや挑戦する勇気、「オーカムマイアイ 2」を体験して感じた新たな可能性などを語っています。目標に向かって挑戦し続ける勇気をくれたブラインドサッカーと、AI機能を活用したデバイスを使うことで開ける新たな可能性を感じさせるオーカム製品。ビジョンを共有するこの両者のパートナーシップを通じて、加藤選手がそうであったように、自身の視覚障がいに悩む人々が自分の中の可能性に気づき、生きがいを持って新しいことにチャレンジしていけるよう、今後もさらに取り組んでいきます。
コラボレーション動画はオーカムテクノロジーズ公式webサイトでもご覧いただけます。
https://www.orcam.com/ja/
https://explore.orcam.com/ja/for-people-who-are-blind-or-partially-sighted-q12020/
【プロフィール紹介】
加藤健人(かとう・けんと)選手
1985年10月24日、福島県生まれ。ブラインドサッカー男子日本代表でカトケンの愛称で親しまれている。埼玉T.Wings所属。小学校3年生のときにサッカーを始める。高校2年生のときに受けた視力検査で左目の視力低下が判明。その後レーベル病と診断される。高校卒業後、19歳のときに父親の誘いでブラインドサッカーを始める。競技を始めて1年目に関東リーグで新人賞を獲得、4年目の2007年、アジア選手権で初の日本代表入りを果たす。以後連続して代表に選出されている。
【日本ブラインドサッカー協会について】
NPO法人日本ブラインドサッカー協会は、日本におけるブラインドサッカーの普及と国内の競技の統括を目的に、2002 年10 月に「日本視覚障害者サッカー協会」として設立されました。2010 年8 月に「日本ブラインドサッカー協会」に名称変更し、2015年10月にNPO法人化され、「スポ育」「OFF TIME Biz」などダイバーシティ事業も展開。強化中心の従来型スポーツ団体の枠を超えて活動の幅を広げています。
協会HP:http://www.b-soccer.jp/
【オーカムテクノロジーズ(OrCam Technologies Ltd.)について】
パーソナル・ウェラブルAIプラットフォームをリードしてきたオーカムテクノロジーズは、衝突回避システムのリーダーであり無人運転のイノベーターである、モービルアイの共同創業者、アムノン・シャシュア教授とジブ・アビラム氏によって2010年にイスラエルで設立されました。ドライバーの安全をサポートする画期的なアーティフィシャル・ビジョン・テクノロジーにインスパイアされたオーカム製品は、AI搭載のコンピューター・ビジョンを最大限活かし、目の不自由な人、耳の不自由な人、読書に問題を抱える人などの自立性を高めることに寄与します。フラッグシップモデルとなる支援テクノロジー機器、「オーカムマイアイ2」は、TIME誌のBest Inventions of 2019に選ばれました。
より詳しい情報は、オーカムテクノロジーズ公式webサイト(日本語)、公式YouTubeまたはFacebook(日本語)、Twitter (日本語)をフォローください。
公式webサイト: https://www.orcam.com/ja/
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