「肌への優しさ」と「深剃り」を両立した、シリーズ7以来8年振りとなる最上位機種 『シリーズ9』が新登場! 11/5(水)XEX日本橋にて『ブラウン プレミアム新製品発表会』開催
プロダクトデザイナー和田智氏とファッションデザイナー干場義雅氏をゲストに迎え、 ブラウンの現役デザイナー・開発責任者とのトークセッションを実施
小型家電ブランドのブラウン(P&G、本社:神戸市)は、現行の最上位機種であるシリーズ7を超える新機種「ブラウン シリーズ9」の発売(11月上旬予定)に伴い、『ブラウン プレミアム新製品発表会』を11月5日(水)「XEX 日本橋(東京都中央区日本橋室町2丁目4-3 YUITO/日本橋室町野村ビル4階)」にて実施致しました。
当日の新製品発表会では、新製品のお披露目の他、ブラウンの歴史やデザインコンセプトについて、ブラウンシェーバー部門チーフデザイナーのウルフギャング ステッグマンより紹介、またこれまで相反すると考えられていた「肌への優しさ」と「深剃り」の両立をシリーズ9がいかにして可能にしたかを、ブラウンシェーバー部門開発責任者のヒュルゲン ホーザーよりお話いただきました。さらに発表会後半では、元Audiのデザイナーである和田智氏、ファッションディレクターの干場義雅氏をゲストとしてお招きし、「デザインとテクノロジーの融合とは?」をテーマにトークセッションを実施致しました。
その他、会場内では、今日に至るまでのデザイン標準を確立してきたブラウン製品の歴史をご覧になって頂ける、過去のブラウンシェーバーの展示スペースや、シリーズ9を分解した什器を設置し、会場全体でブラウンを体感いただける作りに致しました。
【当日の発表会の様子】
●BRAUNのデザインコンセプトについて
ウルフギャング ステッグマン:ブラウンシェーバー部門チーフデザイナー
プロダクトデザインの巨匠であり元ブラウンのデザイナー、ディーター ラムスの系譜を受け継ぐブラウンの現役デザイナー、ウルフギャング ステッグマンより、現在のブラウンのプロダクトデザインのあり方についてお話しさせていただきました。
ウルフギャング ステッグマン:
・デザインとテクノロジーの融合、それをもたらした秘密とは
ブラウンの製品の成功には90年間変わらないデザインとテクノロジーの融合がありました。この融合を実現したのは、デザイナーと製品開発担当者との密接なコミュニケーションが理由として挙げられます。ブラウンではデザイナーと製品開発者が隣り合わせに座っています。そのため、さまざまな新しい技術をより消費者に寄り添ったデザインとして、製品化することを可能にしています。
・製品開発・デザインのこだわり
今回のシリーズ9は男性の上半身の形状から着想を得ることで、パワフルさや男らしさをデザインの中で表現しています。また、人間工学に基づき、二つの素材を組み合わせた流線型のフォルムで持ちやすさや使いやすさを可能にしています。これは、ディーター ラムスから受け継いだ、私たちのデザインの原則を適用しており、これはブラウンのすべての製品作りに通じています。
●新製品お披露目・製品プレゼンテーション
ヒュルゲン ホーザー:ブラウン シェーバー部門 開発責任者
これまで相反すると考えられていた「肌への優しさ」と「深剃り」の両立をシリーズ9がいかにして可能にしたかを、ブラウンドイツ本社から来日した開発責任者であるヒュルゲン ホーザーよりご紹介させていただきました。
ヒュルゲン ホーザー:
・今回のシリーズ9の開発秘話とテクノロジー
今回のシリーズ9はより少ないストロークで深剃りできることで、肌への優しさを実現したブラウン史上最高のシェーバーと言えるのではないでしょうか。これには60人以上の研究者により約5年を費やました。ヒゲについて研究を重ね、剃り残しの原因となるヒゲの特徴を特定しました。その結果誕生したのが、寝ているヒゲや様々な方向に生えているヒゲを取り込むことで、少ないストロークで剃り切ることを可能にする2つの新しいトリマーを搭載した人工知能デュアル連動刃です。これにより、肌への優しさと深剃りを実現したのです。
●トークセッション:『デザインとテクノロジーの融合とは?』
元Audiのデザイナーである和田智氏、ファッションディレクターの干場義雅氏をゲストとしてお招きし、「デザインとテクノロジーの融合とは?」をテーマにトークセッションを実施致しました。
登壇者:
・和田 智 氏:SWdesign(エスダブル デザイン)代表取締役
・干場 義雅 氏:スタイルクリニック代表取締役社長、ファッションディレクター
・ウルフギャング ステッグマン:ブラウン シェーバー部門 チーフデザイナー
・ヒュルゲン ホーザー:ブラウン シェーバー部門 開発責任者
・シリーズ9を使ってみての感想
(干場氏)私は肌が弱く、ヒゲを剃ると肌負けしてしまうという理由から長い間ヒゲを剃りませんでした。ただ、今回のシリーズ9は全く違いました。とにかく肌に優しい。これならヒゲを久しぶりに剃ってもいいと思いました。
(和田氏)普段のシェーバーと比べこんなにも違うのかと、とにかく、その性能に驚きました。ドイツのエンジニア魂がついにここまできたかと感心しました。
・デザインと機能の融合を果たしたシリーズ9 その開発秘話とは
(ヒュルゲン)とにかく、消費者理解を徹底的に実施しました。最初のステップは彼らが毎日どのようにシェーバーを使っているのか、どのようなニーズを抱えているのかをチーム全体で理解するところから始まります。
(ウルフギャング)チームでスポーツをしているのと同じで、デザインチームと研究開発は時には意見がぶつかることもありますが、最終的なゴールは消費者の生活をよりよくするということで共通しています。デザイナーと開発者の席は隣り合わせなので、例えば新しい技術をどうデザインに落とし込むかなどもすぐに相談することが出来ます。
・ブラウンの製品について
(和田氏)子供のころから父の影響で、ブラウン製品を使っていました。
何故ブラウンのデザインはこんなにカッコいいのだろうと子供の頃から思っていました。私のプロダクトデザインの入口がブラウンだったのです。ですので、今日こうして開発のリーダークラスとお話しできるのはとてもうれしく、光栄に思っています。ブラウンのデザインは、今日のプロダクトデザインにも大きく影響していると思います。
・忘れられないブラウン製品は?
(和田氏)SK25というラジオです。ドイツのオークションサイトで購入しました。
ドイツのミュンヘンの美術館でSK25が展示されており、素晴らしいデザインに感動し、やっと探し当て購入しました。私が生まれた1961年製の製品であり運命を感じています。
(ウルフギャング)ミュンヘンの美術館には過去の素晴らしい製品が展示されており、学生がよく訪れます。私が彼らを案内することもあります。確かにSK25は、今リビングに置いても見劣りしないデザインだと思います。
・ブラウンのデザイン哲学とは?
(ウルフギャング)長く変わらないもの、これがブラウンのデザイン哲学です。より少ない物、シンプルなものが良いとディーター ラムスも言っていました。ただしもちろん時代によってニーズは変わるので、そのニーズをいかに、デザインに反映させていくのかが問われていると思っています。
(和田氏)そうですね、アイコニックなものというより、毎日の生活の中にとけこむようなデザインが良いのではないでしょうか。
(ウルフギャング)象徴的で際立ったものを作ろうとするのではなく、消費者理解というものが前提としてなければならないと思います。アイコニックは終着点ではありません。
(和田)大きいブランドが新しいビジョンを作り出すのはとても難しいです。ブラウンは小さいブランドですが、近代化の波に飲み込まれないDNAを持っているブランドだと思います。
(ウルフギャング)本当にその通りだと思います。小さいブランドだからこそ皆様に愛される製品を作り続けられるのです。生活にとけこみ、長く使い続けられる製品をこれからも目指していきたいと思います。
(干場)ありがとうございました。ぜひ皆様にもシリーズ9を使っていただき、その魅力を感じてほしいと思います。
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