プロスポーツ選手の9割が「引退後に不安」|現役プロバスケ選手が競技経験を“仕事のスキル”へ言語化”(実施レポート)
日本管財×東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)×Color WiThが、現役選手向け「自分史作成ワークショップ」を実施
引退後のキャリアに悩みや不安を抱えるプロスポーツ選手は9割。その背景には、競技人生の中で培ってきた能力が、社会で通用するスキルとして十分に言語化されていないという課題があります。
建物管理運営事業において業界を牽引する日本管財株式会社では、スタジアム・アリーナの施設管理に多く関わる中で、アスリートの抱えるさまざまな課題に着目し、とくにそのセカンドキャリア問題の解決に協力する社内プロジェクトをスタートさせています。その取り組みの一環として、「複業アカデミー」を運営するColor WiTh株式会社は、東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)の現役選手を対象とした自分史作成ワークショップを2月25日(水)に開催しました。
本研修は、単なる引退後の準備を目的とした支援ではなく、競技経験を社会で通用するスキルに変換し、自身の価値をさらに高めるための実践型プログラムです。選手たちは競技人生の棚卸しを行い、コート上で培った思考力やチームビルディング力などを「ビジネススキル」として言語化。日本管財での業務理解とも結びつけながら、自身の可能性を広げていきます。

【背景】引退後に不安を抱えるアスリートは90.1%
プロスポーツ選手の約9割が、引退後のキャリアに不安を抱えているといわれています。
※出典:共同通信PRワイヤー「アスリートのセカンドキャリアに関する意識調査」2024年
その大きな要因のひとつが、競技人生の中で培ってきた能力が、社会で通用するスキルとして十分に言語化されていないことだと考えます。
アスリートは日々、
・高い目標設定力
・継続力と自己管理能力
・瞬時の判断力
・チームビルディング力
といった高度なポータブルスキル(汎用性の高い強み)を発揮しています。
しかし、それらが社会でどのような力として発揮できるのか、整理される機会は十分とはいえません。その結果、「競技以外に何ができるのか分からない」「社会に出たとき通用するか不安」という心理状態が生まれます。こうした状況を受け、競技経験を“社会で通用する力”として再定義する実践的な取り組みが求められています。
【実施内容】「自分史作成ワークショップ」
2/25(水)に行った現役バスケットボール選手を対象としたワークショップは、「競技経験の棚卸し」と「強みの可視化」に特化した実践型プログラムです。
Color WiThが複業支援のため提供している独自研修「自分史作成ワークショップ」を用いて、アスリートの競技人生をビジネス視点で構造化。将来の選択肢をさらに広げる、土台づくりとなる時間を目指しました。
<研修のポイント>
■仕事だけでなく“人生経験”からキャリアを設計する新しいアプローチ
職歴中心ではなく、人生の転機や競技経験、日常の出来事までを振り返り、ポータブルスキル(汎用性の高い強み)として言語化。従来のキャリア研修とは異なる「人生起点」の設計が特徴です。
■自分史からポートフォリオまでを一貫して設計する実践型プログラム
自己分析で終わらず、「複業洗い出しシート」を通じて強みを構造化し、第三者へ価値を伝えるポートフォリオ設計の考え方までを提示。当日は全体像や進め方を理解し、後続の面談や個別ワークの中でアウトプットへとつなげていく設計です。
■“経験を価値へ変換する”社会的意義
ビジネス未経験のアスリートであっても、競技人生で培った能力は多く存在します。本プログラムは、それらを可視化し、社会で通用する言葉へ再定義する仕組みを提供します。個人の不安解消にとどまらず、多様な経験を持つ人材が正しく評価される社会づくりにもつながる取り組みです。

STEP①自分史作成「過去の経験をビジネススキルへ変換する」
単なる年表作成に留まらず、過去の成功体験や挫折、私生活での大きな転機(出産、育児、趣味への没頭など)を徹底的に棚卸し。一見ビジネスとは無関係に思える経験から「自分にしか出せない価値」を抽出し、育児で培ったマルチタスク能力や、スポーツで得た目標設定能力・判断力などのポータブルスキルを、具体的なビジネススキルへと紐付けて言語化しました。
STEP②ポートフォリオ作成「自身の価値を可視化し第三者へ届ける」
自分史で言語化した経験や価値観をもとに、第三者へ自身の価値を伝えるためのポートフォリオ設計に取り組みました。単なる経歴整理ではなく、ポータブルスキルと職務スキルを整理・構造化し、「何ができる人なのか」「どの領域で価値を発揮できるのか」を明確にしていくプロセスです。当日の研修では、ポートフォリオ設計全体の考え方や進め方を中心にご紹介し、具体的な作成は後日受講者側の個別ワークで段階的に進めていけるよう説明を行いました。

複業洗い出しシート
弊社独自の「複業洗い出しシート」を活用し、自分史で整理した経験や価値観をもとに、ポータブルスキルと職務スキルを掛け合わせて潜在的な強みを可視化。ポートフォリオの土台をつくっていきました。
<複業洗い出しシートの内容>
① ご経歴の整理
履歴書のように、年月・所属・職種・役職を整理。選択式項目を活用しながら、ご自身の経験を具体的に可視化し、身につけてきたスキルも言語化していきます。
② スキルの棚卸し
スキルをカテゴリごとに整理し、経験年数や実績を見える化。単なる羅列ではなく、自身のスキルレベルや強みの傾向を客観的に把握します。
③ 強み・価値観の言語化
「自分史」で抽出した強みや価値観と照らし合わせながら、ポータブルスキルやスタンスを整理。自己PRやキャリアの軸となる要素を言語化します。
④ できることの整理
経験・スキル・強み・価値観をもとに、自身が提供できる価値を「サービス/事業」という視点で整理。誰に、何を提供できるのかを具体化します。
⑤ 複業案件の方向性の整理
実際の案件獲得を見据え、できることと市場ニーズを照合しながら優先順位を整理します。
※今回の研修では時間の都合上行っていないため、今後も継続的に行っていけるよう連携を進めてまいります
実際に選手が取り組んだワークシートでは、過去の実体験をもとに、今後社会でも活かすことのできるスキルを言語化しました。

自己紹介ポートフォリオの作成
「複業洗い出しシート」で整理した経験・スキル・強み・価値観を統合し、第三者へ自身の価値を正確に届けるためのアウトプットへと落とし込みます。
まず、洗い出しシートを通じて可視化されたポータブルスキルや職務スキルの中から、自身ならではの強みを抽出。専門性やスタンスを直感的に伝えられる「キーワード(ハッシュタグ)」として整理することで、自分の特徴を一目で伝えられる状態を目指します。
さらに、これらの要素を汎用性の高い「自己紹介ポートフォリオ」へと発展させます。単なる経歴の羅列ではなく、これまでの経験に基づいた「貢献できる領域」や「提供できる価値」を言語化。今後、複業案件の獲得や新たなプロジェクトへ参画していく際の「自己PR資料」に活用いただけたらと考えています。

【参加した選手の声】
アンケート結果
本ワークショップ終了後のアンケートでは、参加満足度は100%という結果となりました。また、参加者の90%が「今後さらに知りたいテーマ」として「セカンドキャリア」を挙げており、現役アスリートにとってキャリア設計への関心が非常に高いことがうかがえました。
東京ユナイテッドバスケットボールクラブ 現役選手の感想
・これまでスポーツに注力してきたため、競技経験がビジネススキルとして活かせるとは考えたことがありませんでした。自分史を作ることで、コミュニケーション力や継続力など、今すぐ社会でも活かせる強みがあると気づくことができました。
・「コミュニケーションは得意だが説明は苦手」という自分の特性が、営業での推進力やチームリーダーに必要な資質につながると知り、新しい視点で自分を理解できました。
・チームの一員として活動している今だからこそできることがあると感じました。SNSでの発信やセルフブランディングなど、将来のキャリアにつながる行動を現役のうちから意識していきたいと思います。
【Color WiTh 代表メッセージ】
Color WiTh株式会社 代表取締役 若色広大(わかいろ・こうだい)

アスリートのキャリアは、引退後ではなく現役中から社会との接点を持つことが重要だと考えています。本研修では、自分史の作成を通して、競技で培ってきた力をビジネススキルとして言語化。働きながら競技を続けるという、キャリアの可能性を広げることを目指しました。
日本管財様、東京ユナイテッドバスケットボールクラブ様との取り組みが、アスリートと企業双方にとって新しいキャリアモデルの一歩になれば嬉しく思います。
【実施概要】
■日時
2026年2月25日(水)11:00〜12:30
■会場
東京都内
■参加者
東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)現役選手(合計10名)
■プログラム
①バスケットボール選手に合わせたアイスブレイク(Color WiTh)
※Color WiThが運営する「複業職人」のメンバーが登壇
②人生の振り返りと“強み”の根拠の探索 (Color WiTh)
③ポートフォリオ(自己紹介資料)作成 (Color WiTh)
【ご取材について】
ワークショップの内容や各社への取材、受講したバスケットボール選手へのインタビューなど、幅広くご対応可能です。詳細は下記までお問い合わせください。
▼問い合わせ先
Color WiTh株式会社 広報担当
・電話:070-1186-4342
・メール:info@color-with.co.jp
【会社概要】
<Color WiTh株式会社(カラウィズ)>
ColorWiTh株式会社は、企業の「やりたい」を具現化し、様々な色(個性)を加え、「実現」にこだわる事業「Color WiTh(カラウィズ)」を提供しています。
領域は、事業開発・営業企画・デジタルマーケティング・DX/バックオフィス改善・人事採用など、実績は多岐に渡り、企業経営者のご要望と状況に応じて『プロジェクトマネジメント』『ディレクション』『実務支援』と、関わり方を柔軟に対応しています。
企業経営者のご要望と状況に応じて『プロジェクトマネジメント』『ディレクション』『実務支援』と、関わり方を柔軟にし、関わる分野によっては専門性の高い「職人」パートナーとチームを組んで支援させていただきます。企業のご要望に寄り添い、最短距離での要望実現を目指します。
・所在地: 東京都中央区銀座7丁目13番21号 銀座sinrokusyuビル2階
・代表者: 代表取締役 若色広大
・事業内容:
【法人向け事業】
厳選された即戦力業務委託人材による要望実現事業「複業職人」
【個人向け事業】
複業のすべてを学べる学校「複業アカデミー」
・公式サイト: https://color-with.com
<東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)>
東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC)は、東京ベイエリア(江東区中心)を活動拠点とする男子プロバスケットボールクラブです。コロナによって失われた様々な“つながり”に対して、バスケットボールやアクティビティを通じて、新たな“出逢い”を創り、人々とともにより豊かな社会の提供を目指すソーシャルバスケットボールクラブです。
<日本管財株式会社>
日本管財グループは1965年に設立し、現在は国内及び海外で建物管理運営事業、環境施設管理事業、住宅関連 運営事業、不動産ファンドマネジメント事業等を展開しています。独立系であることを強みに、オフィスビル、商業施設、ホテル、教育機関、公共施設など、幅広い用途に携わっています。
・所在地 :東京都中央区日本橋2丁目1番10号
・設 立 :1965年10月27日
・代表者 :代表取締役社長 福田 慎太郎
・資本金 :3,000百万円
・事業内容:建物総合管理業
・URL :https://www.nkanzai.co.jp/
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