Inagora株式会社 1,000万ドル(約12億円)をシリーズBラウンドにて資金調達 中国向け越境ECプラットフォーム「Wonderfull Platform」を運営

~中国におけるマーケティングを強化し、O2O型の越境ECサービスを推進~ http://inagora.com/

Inagora株式会社

 中国向け越境ECプラットフォーム「Wonderfull(ワンダフル) Platform(プラットフォーム)」を運営する、Inagora(インアゴーラ)株式会社(代表取締役:翁 永飆 所在地:東京都港区、以下当社)は、2016年2月17日(水)のシリーズAラウンドに続き、2016年5月25日(水)に、シリーズBラウンドの第三者割当増資を実施し、総額2,000万ドル(約24億円)を資金調達致しました。
 新たな引受先として、株式会社MTG(エムティージー)(代表取締役:松下 剛 所在地:名古屋市中村区)、日本の大手総合商社、中国大手投資会社 真格(シンカク)基金(代表取締役:徐小平 所在地:北京)が本ラウンドに参加し、中国大手投資会社 Ventech China(ベンテックチャイナ)(代表取締役:Eric Heut、本社所在地:上海)は前回ラウンドに引き続き追加投資を実施しております。

 中国では、収入レベルの上昇に伴い、生活の質に対して投資する「品質消費」時代にシフトし、訪日中国人の旅行スタイルは「爆買い」から「体験型旅行」へと変化しております。中産階級人口の増加に伴う消費構造の変化とインバウンド消費の減速が、中国越境EC市場の更なる成長を後押ししていると考えられ、その規模は日本のEC市場規模の約10倍にも及ぶと推定されます。現在中国では、景気減退懸念の高まりからVC資金は滞り、新興企業は冬の時代を迎えておりますが、日本の事業者と中国の消費者を結ぶB to B to Cの越境ECプラットフォーム「Wonderfull Platform」の将来性、成長性を評価頂いた結果、3カ月間という短期間で2回目の大型資金調達を実施することが出来ました。

 前回の資金調達は、主に越境ECプラットフォームの機能刷新をはじめ物流面での強化を目的としておりましたが、今回は中国におけるマーケティング強化を目的としております。中国で最も人気のある美容番組「我是大美人(ワタシハビジン)」をはじめとした現地TV番組とのタイアップや、上海伊勢丹での美容イベントに「Wonderfull Platform」で取り扱う日本製商品を展示したショールームを出店するなど、今後は「O2O型の中国向け越境ECサービス」を積極的に展開していく所存です。

 現在「京東(ジンドン)」や「美麗説HIGO(ハイゴ)」等の中国大手ECサイトと提携しておりますが、今後、さらに提携サイトを増やしていく予定です。良質な日本製商品を提供し続けることで、日中間No.1の越境ECプラットフォームとなることを目指しております。

■資金調達 概要
・調達金額             :1000万ドル(約12億円)
・調達方法             :第三者割当増資
・出資元              :株式会社MTG(エムティージー)、大手総合商社、Ventech(ベンテック)China(チャイナ)、真格(シンカク)基金

■資金調達 目的
・中国におけるマーケティング強化、O2O型の越境ECサービスの推進
・商品仕入れ及び、出店サプライヤールートの開拓
・採用強化

■”情報発信型”越境ECサービス「豌豆公主(ワンドウ)」について
 中国の20~30代の富裕層の女性をターゲットに、食品・日用品だけでなく、ファッション・美容品等の良質な日本製商品を、最新のライフスタイル情報とともに提供する、”情報発信型”越境ECサービスです。2015年8月のリリース以来、ユーザー数は100万以上、1日の最高注文数は5000件を突破し、花畑牧場や源吉兆庵、HACCI、Lumielina等と中国における販売代理権を有し、急成長しております。(2016年4月時点)。取扱商品数は3000SKUを超え、ファッションや美容化粧品から日用品、食品など多岐にわたったジャンルの商品を取り揃えております。2015年11月には中国大手ECプラットフォーム「京東(ジンドン)」や「美麗説HIGO(ハイゴ)」と戦略的業務提携を締結し、「豌豆公主(ワンドウ)」以外のユーザーに対しても、自社ブランドと商品を効率的に訴求することができるようになりました。2016年4月からは、日本製商品の特徴を知らない中国ユーザーのために、記事や動画コンテンツだけでなくユーザー参加型のソーシャル機能を追加致しました。PGC(※1) +UGC(※2)を組み合わせた情報展開スキームを実現することで、ブランドストーリーや商品特徴に特化した情報を中国ユーザーに提供しております。
※1:編集部によるトピックス=企業HPやブランド紹介ページ、編集部制作の記事・動画コンテンツ等
※2:ユーザーによるコメント=ユーザー口コミ情報、サンプリング結果等

2016年5月8日、中国最も人気のある美容番組「辣妈学院(スーパーママ学院)」に取締役の山本美奈子が出演致しました。

 

2016年5月9日~15日、上海の伊勢丹「上海梅龍鎮伊勢丹」にて、都会部の富裕層・OLをターゲットに、中国のKOLを招致した美容イベントが開催されました。当社は「Wonderfull Platform」で取り扱いのある日本製美容商品を展示したブースを出店致しました。

 

■越境ECプラットフォーム「Wonderfull Platform」
 日本の事業者と中国の消費者を結ぶB to B to Cの越境ECプラットフォームです。当社運営チームが、翻訳、物流、決済、マーケティング、顧客対応などの全作業を代行するため、日本の事業者は日本の倉庫に商品を発送するだけで、巨大な中国市場に進出することができます。また、日本の事業者と中国ユーザー双方の様々な需要を柔軟に汲みとるために、「出店」「仕入れ」「独占販売」全ての形態を採用している点も特徴です。


《6つの特長》

1,日本初の一気通貫した越境ECプラットフォーム
日本のみならず中国現地ネットワークも有するため、商品登録から中国ユーザーへ商品を届けるまでの一連の作業を1つのプラットフォーム上で実現できます。

2, 海外進出時に伴う全作業(物流、決済、マーケティング等)をワンストップでサポート
中国人の当社運営チームが、商品情報の翻訳、物流、決済やマーケティング業務等の海外進出時に伴う一連の作業を代行するため、日本の事業者は、日本語の管理画面で商品情報を登録し、日本の倉庫に納品するだけで、出店することができます。

3,「出店」「仕入れ」「独占契約」の3つの形式を採用
越境EC大手企業は「出店」という形式を、その他越境EC企業は、出店者から商品を仕入れて販売する「仕入れ」方法を採用する中、Wonderfull Platformでは「出店」「仕入れ」「独占契約」という3つの形式を採用しております。日本の事業者と中国ユーザー双方の様々な需要を柔軟に汲みとる体制を整えております。

4,記事や動画コンテンツを通じた “情報発信型” 越境ECサービス
他の越境ECサービスとは異なり、KOL(ライフスタイル提案型ショッピングアプリ「WONDERFULL」※で活躍している方々)や雑誌編集者を集め、編集部を設立し、記事や動画コンテンツを制作しております。ブランドイメージや詳細な商品情報、具体的な使用方法などを、最新ライフスタイル情報とともに発信しております。記事や動画コンテンツだけでなく、ユーザー参加型のソーシャル機能も追加することで、PGC+UGCを組み合わせた情報展開スキームが可能となりました。ブランド事業者目線の情報(企業HPやブランド紹介ページ、編集部制作の記事・動画コンテンツ等)とユーザー目線の情報(ユーザー口コミ情報、サンプリング結果等)を提供することで、中国国内での商品認知度、購入率を高めます。
※URL:http://wonderfull.jp/

5,中国大手物流会社と連携した、インアゴーラ独自の物流システム
日本では平和島にある物流センター、中国では保税区内に当社運営の物流倉庫を有しており、日中両国で物流倉庫を運営しております。さらに、中国大手物流会社と連携し中国国内の流通ルートを複数有しているため、様々な商品を低価格でかつ迅速に届けることができます。

 6, 中国大手ECプラットフォーム「京東(ジンドン)」や「美麗説HIGO(ハイゴ)」等のユーザーへ訴求可能
2015年11月に、中国大手ECプラットフォーム「京東(ジンドン)」や「美麗説HIGO(ハイゴ)」と戦略的業務提携を締結致しました。「京東(ジンドン)」は、中国のECモールで第2位の規模を持つ直販型ネット通販会社です。2015年6月に、日本製品専門サイト「日本館」をオープンし、日本企業の誘致に力を入れております。「美麗説HIGO(ハイゴ)」は、20〜30代の若い中国人女性に圧倒的な支持を得ており、2015年の月間売上が10億円を達成するほど、人気のアプリです。日本の事業者は、他の中国大手越境ECサービスと比較し、より安価でかつ敏速に商品を提供することができるだけでなく、「豌豆公主(ワンドウ)」以外のユーザーに対しても、自社ブランドと商品を効率的に訴求することができます。今後は、中国国内の提携サイトを順次増やしていく予定です。

 
■株式会社MTG(エムティージー)概要
・正式名                              :株式会社MTG
・本社所在地                        :愛知県名古屋市中村区本陣通4丁目13番 MTG 第2HIKARIビル
・会社設立                           :1996年1月
・代表取締役                        :松下 剛
・URL                              :http://www.mtg.gr.jp/


■Ventech China(ベンテックチャイナ)概要
・正式名                              : Ventech China
・本社所在地                        :上海
・会社設立                           :2006年
・代表取締役                        :Eric Heut

Ventech Capitalは、1998年に設立され、フランス最大のVCの一つです。Ventech China(ベンテックチャイナ)は、2006年に上海で設立され、近年は中国企業の成長に影響を与えております。過去の投資先である、越境ECサイトの聚美优品(ジュメイユウピン)、寺库(シク)、ゲームの51wan,メディアの橘子娱楽などは、いずれも業界で最も影響力を持つ企業に成長しております。


■真格(シンカク)基金 概要
・正式名                              :真格基金
・本社所在地                        :北京
・会社設立                           :2011年
・代表取締役                   :徐小平
・URL                              :http://www.zhenfund.com/
真格基金は2011年にNew Oriental の設立者の徐小平と王強、Sequoia Capital Chinaにより設立されました。TMT業界を中心に多数の成功企業に投資して参りました。EC業界では、Vip.com、小红书(レッドブック)、蜜芽(mia)等の中国主力ECサービスに投資しております。2015年には、中国で影響力持つ投資会社30社の一つとして選出されました。


■Inagora(インアゴーラ)株式会社 概要
正式名称                              :Inagora株式会社
本社所在地                           :東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ3F
代表取締役                           :翁 永飆
会社設立                              :2014年12月15日
URL                                    :http://inagora.com/

Inagora株式会社は、キングソフト株式会社 代表取締役 翁永飆と、美容家でありMNC New York株式会社 代表 山本未奈子により、2014年12月に設立されました。「ショッピングに国境はない。」という考えのもと、良質な日本製商品をライフスタイル情報とともに提供できる、中国向け越境ECプラットフォーム「Wonderfull Platform」を構築しております。「言葉の壁」「物流問題」「決済問題」という3つの課題全てを解決できるワンストッププラットフォームを通じて、ブランドストーリーや口コミによるユーザー評価、商品の使い方やライフスタイル提案等の「情報」とともに「モノ」を越境させ、中国人ユーザーに良質な日本製商品を提供し続けて参ります。
 

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会社概要

Inagora株式会社

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URL
http://inagora.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区市谷本村町1番1号 住友市ヶ谷ビル6F
電話番号
-
代表者名
翁永飆
上場
未上場
資本金
-
設立
-