京都府が4月からヘルプマークの配布開始を発表!全国の自治体で導入の動きが加速
民間企業との連携も拡大
■京都府、青森県、徳島県、札幌市など全国の自治体で導入の動きが加速
この度、京都府が西日本で初めてヘルプマークの配布を開始することが発表されました。また、青森県、徳島県、札幌市が、平成28年度以降のヘルプマーク導入を決定するなど、全国でヘルプマーク導入の動きが加速しています。東京都は、京都府をはじめとした他自治体とも連携しながら、今後もヘルプマークの普及を推進していきます。
ヘルプマークが、都内のみならず全国に普及することで、日本中どこでも、支援が必要な方への理解や互いを思いやる心が醸成されることが期待されます。
京都府報道発表(京都府ホームページ)
http://www.pref.kyoto.jp/shogaishien/news/press/2016/3/helpmark.html
◆配布時期:平成28年4月1日(金)から
◆配布場所:京都府庁、各広域振興局、家庭支援総合センター、精神保健福祉総合センター、難病相談支援センター、京都ジョブパーク、北京都ジョブパーク等
■りんかい線でヘルプマークのポスターを掲示
東京都の取組に賛同いただいた東京臨海高速鉄道でヘルプマークのポスター掲示が開始されました。
りんかい線の大崎駅を除く大井町-新木場間の7駅の改札口乗り場階段付近でのヘルプマークポスターが掲出されています。
左:東京テレポート駅掲出の様子、右:大井町駅掲出の様子
■平成28年度用中学校美術教科書にヘルプマーク掲載
開隆堂出版株式会社が発行する、平成28年度用中学校美術教科書「美術2・3」にヘルプマークが掲載されました。「つながるデザイン」のなかの「ユニバーサルデザイン」として、ヘルプマークが紹介されています。ヘルプマークは、デザイン的にも高い評価をいただいています。
■バイオジェン・ジャパン啓発活動をスタート
バイオジェン・ジャパンは、「深く思いやる 人生を変える」という企業理念のもと、最先端の科学と医薬品研究を通じ、深刻な神経疾患、自己免疫疾患、希少疾患領域における治療薬を開発、患者さんにお届けしている製薬会社です。
バイオジェン社員が、日々の業務の中で深く関わりのある疾患の一つである多発性硬化症の患者さんより、ヘルプマークによってご自身の生活によい影響があったというお話しを伺ったことから、ヘルプマークの啓発活動を通じて多発性硬化症患者さんやその他の支援を必要としている方々の一助になればという思いより、社会貢献活動のひとつとして、ヘルプマークの啓発活動に取り組んでいただくことになりました。
活動開始のイベントとして、Lunch & Learnセッションを社員向けに開催し、疾患と患者さんの日常についての患者さんからのお話の後、東京都福祉保健局障害者施策推進部計画課 篠和子課長代理が、ヘルプマークの役割や事例について詳しく紹介しました。参加した社員は、自分たちが今日からはじめられる支援活動として、まずは、自分たちがヘルプマークを意識すること、そしてイベントで学んだことを家族や友人と共有することで、より多くの人がヘルプマークを認識できる環境を目指すことを決意しました。
今回の活動のきっかけとなった多発性硬化症啓発ビデオ。このビデオを通じても、ヘルプマーク啓発の支援をしていただいています。
http://www.ms-supportnavi.com/
左:社内にオリジナルポスターを掲示、右:会社以外でも共有できるように資料を配布
左:イベントの様子、右:決意をかためた社員一同
※多発性硬化症は、脳や脊髄などの中枢神経の病気で、手足のしびれ感、力が入らない、さわった感じが分からない、ものが二重に見えるなどの様々な症状が現れます。この病気は若い人に発症することが多く、平均発症年齢は30歳前後です。見た目には分かりにくい病気のため、周囲の理解を得るのが難しいと感じる患者さんが多い疾患です。
■ベネッセコーポレーション特例子会社でのポスター掲示で社内外の理解促進
東京都は、ベネッセグループの特例子会社であるベネッセビジネスメイトにヘルプマークの取組に賛同いただき、2月4日よりベネッセコーポレーション・多摩オフィス、新宿オフィスの総務総合窓口でヘルプマークのポスター掲示をいただきました。
ベネッセビジネスメイトでは、同窓口の運営をしており、様々な「見えない」障がいのある社員も窓口業務にあたっている中で、時にはコミュニケーション上、お客様のご理解とご協力をいただかなくてはいけないこともありました。そうした課題意識から社内で検討、実際に障がいのある社員へのヒアリングを経て、ヘルプマークポスターの掲示と、併せて特例子会社の紹介や、窓口でご配慮いただきたい具体的な項目も掲示する運びとなりました。
窓口の委託元であるベネッセホールディングス総務部からは「思いやりのある文化を作っていくきっかけになれば」とコメントが寄せられ、障がいのある社員からは「ちょっとした気遣いをいただければ嬉しい」と期待の声があがっているとのことです。またベネッセビジネスメイトでは、今後も特例子会社で働く障がいのある社員の活動報告なども積極的に行っていく予定としています。
左:ベネッセ多摩オフィス総務窓口の様子、中:ベネッセ多摩オフィス卓上に配慮希望事項を表示、右:ベネッセ新宿オフィス総務サービス窓口の様子
■流通・小売企業との連携で幅広く関係者に普及
東京都は、スーパーマーケットチェーンのいなげやとの連携を開始いたしました。2月上旬より、同社従業員や取引先の方々への情報発信として視認性の高いいなげや本社1階ロビーにおいて、ヘルプマーク普及のためのポスター掲示およびリーフレットを設置いただいております。
いなげやの経営理念である、お客様の健康で豊かな、暖かい日常生活と、より健全な社会の実現に貢献する「すこやけく*の実現」と、ハンディキャップをお持ちの方や高齢者にも優しいお店作りを取り組む「環境・社会貢献活動」の一環としてヘルプマークの取組にご賛同いただきました。
担当者は「今回の取り組みを通じて、本社従業員の啓発とお取り引き先様のヘルプマークへの理解を深めることで、地域のお役立ち業として貢献できる企業となるよう努めていきたい」コメントされています。
*「すこやけく」とは、「健やか」と「希求(けく)」をあわせて「すこやかなことをこいねがうこと」を意味する、いなげやの造語
左:リーフレットは手に取っていただきやすいよう配慮、右:ポスター掲示の前にリーフレットを設置
■昭和大学でヘルプマークの啓発活動を開始
東京都のヘルプマーク普及の取組に賛同いただいた学校法人昭和大学では、1月12日に開催された『昭和大学病院人権啓発講習会』において、参加した約150名の職員にヘルプマークの紹介が行われました。
マーク作成の趣旨や対象、必要な配慮などをご説明、参加者の理解を深めました。参加者からは「最近、駅や車内でこのマークを付けている人を見かけることがあったが、必要性が理解できた。」などの声も聞かれました。
また、同学では学内および各附属病院においてポスター掲示を開始し、より多くの学生や職員への普及啓発も併せて行っています。
■全国最大級のフリーマーケットにヘルプマークブースを出展
東京都は、1974年からリサイクルを中心とした社会貢献活動を行っているリサイクル運動市民の会が主催するフリーマーケット会場において、ヘルプマークブースを出展することを決定いたしました。
ヘルプマークブース内では、来場者に対してヘルプマークのチラシを配布するなど、ヘルプマークを紹介します。さらに、アイマスクをした状態でのパターゴルフに挑戦する“ブラインドゴルフ”体験を実施、当日ブラインドゴルフを体験された方に、ヘルプマークオリジナルグッズを配布する企画を予定しています。
ヘルプマークブース内での障害者スポーツ体験を通じて、日常生活における障害者に対する意識や配慮について改めて気づいてもらうことが狙いです。
※イベント詳細
◆日時:3月27日(日)10:00~16:00
◆備考:詳細はこちらhttp://www2.recycler.jp/
(リサイクル運動市民の会ホームページ)
■東京マラソンEXPO2016にてヘルプマークPRチラシを配布
2月25日から27日に東京ビッグサイトで開催された「東京マラソンEXPO2016」の東京都出展ブースにて、チラシを配布し、ヘルプマークをPRしました。
「東京マラソンEXPO2016」サイト
http://www.marathon.tokyo/events/expo/
左:PRチラシ(表)、右:PRチラシ(裏)
■防災展2016にてヘルプマークをPR
東京都は、東日本大震災から5年を迎えるこの機会を捉えて、都民や事業者の皆様に自助、共助への理解を深めていただき、首都直下地震等への備えを推進するため、3月11日から13日に新宿駅西口広場イベントコーナー等にて防災展2016を開催しました。
東京都福祉保健局のブースでは、ヘルプマーク・ヘルプカードのパネル展示や来場した方にチラシやオリジナルグッズを配布するなど、ヘルプマーク・ヘルプカードを紹介しました。
防災展2016
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2016/01/21q1p700.htm
<普及活動へのご協力のお願い>
東京都は民間企業の皆様に、ヘルプマーク啓発活動へのご協力をお願いしています。
店舗や自社ビル等でのポスター掲示、PR動画配信、広報媒体への掲載、社内研修での紹介など、CSR活動の一環としても是非ご協力ください。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。民間企業の活動事例をご紹介しています。
<ヘルプマークの概要>
・主旨:義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または
妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助が得やすくなるよう作成したマークです。多様な主体による活用を図り、援助が必要な方が日常的に様々な援助が受けられる社会づくりを推進します。
・対象者:義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方。
・デザイン:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)、永井一史氏及び柴田文江氏にご協力いただきました。
・ヘルプマークホームページ
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html
・ヘルプマークホームページ(企業・事業者向け)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/helpmarkforcompany/index.html
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