3月31日（木）オープン「東急プラザ銀座」日本の美意識や職人の技を随所に生かした館内デザインで銀座の新たなランドマークから“伝統と革新”を発信

　東急不動産株式会社（本社：東京都港区、社長：植村　仁）は、銀座・数寄屋橋交差点に、銀座エリア最大級の商業施設「東急プラザ銀座」を、2016年3月31日（木）11:00にオープンいたします。（※オープン時間は早まる可能性がございます。）
　「東急プラザ銀座」は、「Creative Japan ～世界は、ここから、おもしろくなる。～」という開発コンセプトのもと、フロア構成から空間演出、館内のアートワークなどを通じ、全館で“伝統と革新”を体感いただける商業施設となります。
　この度、株式会社インフィクス（本社：大阪府大阪市、代表：間宮吉彦）が商環境デザインを手掛けた「東急プラザ銀座」の商環境デザインについてご紹介いたします。
 

 

　「東急プラザ銀座」は、全13フロア（店舗部分）に、ファッション、雑貨、レストラン、カフェなどの多彩な125店舗が揃い、パブリックスペースも兼ね備えた新しい構成の都市型商業施設です。建物外観は日本の伝統工芸である「江戸切子」をモチーフにした「光の器」をコンセプトにしています。そして館内の環境は、日本人の美意識や伝統の技を積極的に採用し、新しい文化の発信と、銀座の街に新たな憩いの場と賑わいを創出することを目指します。

【商環境デザインコンセプト】
全てを融合させ
新たな物を生み出す
日本人の感性

古くから多宗教が共存し、尊重し合う「和（共存・融合）の文化」をルーツに持つ日本人は、歴史も、世代も、環境も関係なく、全てを一つにまとめることが出来る、良い意味でのルールがない独自の感性を養い、それらをベースとした文化が現在では“クールジャパン”と総称され、広く世界に知られています。全てを融合させ、新たな物を生み出す日本人の感性をベースに環境を作り上げます。

■館内デザインのポイント

① 銀座駅のランドマークとなる、エントランス広場
銀座駅が建設された当時の伝統的な様式を取り入れた、品のある雰囲気と、張り出したテラスが地下1階への動線を明確にすると共に、賑わい感を演出します。テラス下にはキラキラと輝くクリスタルガラスを施し、ゲートを通るたびに特別感と施設への期待が膨らみます。銀座駅のランドマークとなる、待ち合わせにもご利用頂ける広場空間です。

② コンセプトを表現・象徴するラウンジ
土壁や格子、黒く染色した杉を用いて、日本の風景を意識してデザインしました。レイアウトや家具のラインには、余白がつくり出す日本の美意識を表現として取り入れています。ラウンジ内でシンボリックに輝くアートオブジェは、日本の祭りをテーマとした雅なデザインが、空間に華やかさと賑わいをつくります。動と静、全てを融合させて一つにまとめた、開発コンセプト「Creative Japan ～世界は、ここから、おもしろくなる。～」を象徴するラウンジです。

③ 上質な寛ぎの時間を演出するオープンテラス
屋上のオープンテラス「KIRIKO TERRACE」には、豊かな緑を配した「GREEN SIDE」と、広い水盤が特徴の「WATER SIDE」の2つのゾーンで構成されています。空や緑が感じられる自然との融合を意識し、『和』とも感じられるようなデザインをセレクト。ゆったりと寛げる、たくさんの人々が集うパブリック空間を演出しています。

④～⑨ 「日本の美意識」をテーマにしたアートウォール
「日本の美意識」をテーマに、東急プラザ銀座の外観デザインのモチーフである「切子」パターンを、“伝統と革新”を感じさせる様々な材と技で表現したアートウォールを、館内の6か所に設置しています。
④ B2F　「微」をテーマに、鉄×ネジで切子を表現
⑤ B1F　「並」をテーマに、竹×銀鏡塗装で切子を表現
⑥ 3F　「破」をテーマにアルミ×押出で切子を表現
⑦ 4F　「間」をテーマに、アクリル・木×組むで切子を表現
⑧ 5F　「素」をテーマに、ちりめん×織るで切子を表現
⑨ 6F　「秘」をテーマに、ストーン紙×折りで切子を表現

⑩～⑬ 開発コンセプトを表現するアートワークの数々
館内の各所に、開発コンセプト「Creative Japan ～世界は、ここから、おもしろくなる。～」を象徴的に表現するためのアートワークや、伝統工芸士や左官、木工の職人とコラボレーションした照明や左官壁など、空間の雰囲気や気分を盛り上げるための仕掛けも作りました。
⑩ 1Fエントランス　久住有生氏が手掛けた左官壁
左官職人とのコラボレーションで、雅なおもてなしを意識した空間に
⑪ 1F天井　澤田広俊氏が手掛けたアートワーク
墨絵をテーマに、ステンレスの黒メッシュを用いて清らかな静けさでお客様をお出迎えする空間に
⑫ 直通エスカレーター　3Fエントランス　高度な加工技術と伝統的な箔を用いたアートワーク
切子パターンをデザインに取り入れた柱が、銀箔の輝きとともに、賑わい感をフロア全体に広げる
⑬ 6Fラウンジ　木工職人の技が光る家具
木工職人とのコラボレーションによるオリジナルの家具が高さ約27mの吹き抜け空間に、日本的な陰影をつくる