美容業界人材不足の落とし穴：ヘアメイクアーティストを目指す人材のキャリアパスの形成サポートが、業界の課題解決の鍵。専門学校卒業生に充実したカリキュラムを提供

株式会社プアラ

2023年8月29日 10時00分

「ヘアメイクの勉強をしたのに技術を活かす現場と機会がない」
このようなミスマッチから美容業界を離れる人材が多く、業界の隠れた課題となってきました。そこで、ヘアメイク師（※）の育成・輩出に取り組む株式会社プアラ(代表取締役ヘアメイク師：坂本りんな　所在：東京都港区)は、全国の美容サロンと提携しヘアメイク科卒業生のキャリアパスを形成すると同時に、独自の教育カリキュラムによる人材育成をサポートします。

※ヘアメイク師とは…美容師とヘアメイクアーティスト両方の職能を兼ね備えた人材

美容業界の課題

・美容業界を志す人材はたくさんいるが、サロンワーク以外のヘアメイクの活躍の場が圧倒的に不足

（潜在ニーズは多くあるが、そのニーズが顕在化し、且つ適切な場所に適切な情報が届いていない）

　⇒ニーズウォンツのミスマッチが起こっている現状

ヘアメイクアーティストを目指しながら美容師免許を取得できる「ヘアメイク科」を設立する美容専門学校が、ここ5年で大きく増加しています。

以前までは、美容師になるための美容科(美容師科)が主流で、ヘアメイクアーティストを目指す人は、美容室就職後に働きながらメイクスクールに通うか、ヘアメイクスクール卒業後に通信制のカリキュラムを利用して美容師免許を取得するという、個人的に時間とお金をかけなければヘアメイクアーティストとして成就することが難しいのが課題でした。

そういった背景から、2年間のカリキュラムで、美容師免許の取得とヘアメイクアーティストとしての技術習得を両立する「ヘアメイク科」が誕生。美容師になりたい人とヘアメイクアーティストになりたい人それぞれに適したカリキュラムを学習する環境が整い、多くの学生は自分の将来の夢に合わせて進学する学科を選べるようになりました。

ところが、美容師になりたい学生と、ヘアメイクアーティストになりたい学生それぞれのインフラを、美容専門学校が先行して整備したにもかかわらず、就職先となる企業側のインフラが未だ整備されていないことにより、違うカリキュラムを履修したはずの学生達が、揃って美容室に就職し美容師として働くことを余儀なくされています。

ヘアメイクアーティストとして活躍したい美容人材の成り手は多くあり、また、動画マーケットの拡大により撮影現場で美容人材の需要が高まっているにもかかわらず、キャリアパスとなる企業の受け入れ体制が整っていないために、せっかく美容学校がインフラを整備し育てた人材が、市場に届く前にこぼれ落ちている現状です。

ヘアメイク師育成カリキュラムを提供し、キャリアパスを形成

プアラでは、全国の美容室にヘアメイク師育成カリキュラムを提供することにより、ヘアメイク科卒業生のためのキャリアパスを形成。現状起きているニーズウォンツのミスマッチを解決します。

ヘアメイク師という働き方は、美容師を目指す学生が美容室に就職し、アシスタントとして働きながらスタイリストデビューのために練習を重ねることができるのと同じように、会社に属した正社員でいながらヘアメイク技術を培い、ヘアメイクアーティストを目指すことができます。ヘアメイクの依頼が入るまでは美容師アシスタントとしてサロンで働くため、仕事がない状況に陥る心配がありません。フリーランスと違い会社に所属するため、安定した環境のもと働くことが可能です。