「東京サンシャインボーイズ」15年ぶりのステージを三谷幸喜が語る。 「復活公演をやるなんて、本気じゃなかったのに…」

main image
 三谷幸喜の最新作ながら、わずか2000人足らずの観客しか見ることができなかった話題のステージ「東京サンシャインボーイズ『returns』」をWOWOWが6月14日(日)に放送!「東京サンシャインボーイズ」とは、1983年、日本大学芸術学部に在籍していた三谷幸喜を中心に旗揚げし、“最もチケットのとれない劇団”として一世を風靡した伝説の演劇集団。「12人の優しい日本人」「ラヂオの時間」「彦馬がゆく」などの名作を次々と生み出し、1994年「東京サンシャインボーイズの『罠』」を最後に“30年間の充電期間”に入っていたが、2009年3月、15年目で一公演限りの復活を遂げた。演目は、三谷幸喜書き下ろしの新作「returns」。この復活公演は、小劇場ブームを牽引してきた新宿・シアタートップスが2009年3月末に閉館することをうけ、同劇場をホームグラウンドにしていた「東京サンシャインボーイズ」のメンバー、西村雅彦、相島一之ら12人が集結したもの。三谷幸喜がその経緯を詳しく説明してくれた。
「ある時、相島一之から電話がかかってきて『三谷、なんかやろうよ!』って。彼は、僕と違ってとても熱い男なんですよ(笑)。僕たちが30年後に復活公演をすると宣言していた劇場がなくなってしまうというので、もう毎晩のように電話がかかってきて、しょうがなく『じゃあ、やるよ!』と言ってしまったのが運の尽きでしたね」

 今回のために三谷が書き下ろした「returns」は、小学校の同窓会に集まった40代男女の物語となった。彼らはリストラや離婚などを経験し、人生に疲れぎみの大人たちだが、この同窓会に来て非日常的な体験をする。なんと小学校時代の恩師が「近く襲来する宇宙船艦隊から地球を守れるのは君たちだけだ」と信じがたいメッセージを残して死んでいたのだ。亡き師の娘に懇願され、彼らは、半信半疑ながら自分たちの秘められた能力をなんとか見つけようとする。
「全員の特殊技能を見つけていくところが話のメインではあるけれど、普通の人々が、“地球が滅びるから、なんとかしろ”と言われたときにどう行動するのか。そこをきちっと描くのが僕の作品ならではの面白さだと思ったので、僕の中ではあまりSFというつもりはなかったんですけど…。ただ、学生の頃はもっとSFっぽい物語を上演したこともあったし、昔に戻ったとも言えるかな」
 と三谷が語るように、シアタートップスの“最後の文化祭”というキャッチフレーズにふさわしく、劇団の原点に立ち返るステージになった。テレビや映画でも活躍中の西村雅彦、相島一之、宮地雅子らが、東京サンシャインボーイズ時代に得意としていた役どころで生き生きとした演技を見せる。15年のブランクを全く感じさせず、息の合ったステージを実現でき、三谷もリフレッシュした気持ちで劇団に向き合えたようだ。
「15年振りにやってみて思ったのは、やっぱりこのメンバーは得難い、僕にとってはとても大事な人達だなと。劇団というものの良さ、集団の良さもすごく感じました。この勢いで再結成するっていうことは、僕の中ではありえないけれど…。本当のこと言うと、15年前、実質的に解散したことを“30年間の充電に入ります”と言い換えたのは僕だけども、本気でもう一回集まる気は更々なくて、言葉遊びみたいな意味でしかなかった。だけど、逆に今、こうやって集まったことによって、たぶん次の15年後は、また復活公演をやるような気がしますね。それが僕らにとって一番いい形じゃないかな」
 次のステージは15年後までお預け。だが、本来はその2024年まで公演はないはずだった。演劇ファンにとっても、三谷ファンにとっても、今回の「returns」はまさに僥倖ともいえる貴重な舞台。その完全版と東京サンシャインボーイズ復活までのドキュメントをあわせて放送する。また、三谷は、WOWOWのステージ中継ではおなじみのカメオ出演を今回も実現。サービス精神あふれる東京サンシャインボーイズの“凱旋公演”を目撃しよう!

▼番組の詳しい放送スケジュールはこちら!
http://www.wowow.co.jp/pg/detail/075438001/index.php
  1. プレスリリースTOP
  2. >
  3. 株式会社WOWOW
  4. >
  5. 「東京サンシャインボーイズ」15年ぶりのステージを三谷幸喜が語る。 「復活公演をやるなんて、本気じゃなかったのに…」