宮城県雄勝の豊かな自然を背景とした子ども向け複合体験施設「MORIUMIUS LUSAIL (モリウミアス ルサイル)」オープニングセレモニー開催

~7月18日(土)グランドオープン~

カタールフレンド基金

東日本大震災の被災地復興支援プロジェクトに資金を援助するカタール国の基金「カタールフレンド 基金(以下QFF)」(議長:ユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール国特命全権大使)が助成した、子ども向け複合体験施設「MORIUMIUS LUSAIL(モリウミアス ルサイル)」のオープニングセレモニーが宮城県石巻市雄勝町で7月11日(土)に執り行われました。なお一般宿泊者向けのグランドオープンは、7月18日(土)を予定しています。
QFFは、被災地の復興には次世代を担う「子どもたちの教育」が非常に重要だと考えており、「漁業」「健康」「起業家支援」と並んで、「子どもたちの教育」を支援分野の一つに挙げています。今回QFFより約5億円の助成を受けて完成した同施設は、小・中学生を対象とし、森と海に囲まれた自然豊かな雄勝町をフィールドに行われる様々なプログラムを通じて、「自然と人の暮らしを五感で感じる」、「震災後も雄大な自然を愛し、その土地で暮らす人々の物語と文化に触れる」、「国籍や年齢も異なる多様な仲間との出会い」の3つを実際に体験する複合型体験施設で、受益者数は直接的・間接的受益者を合わせると約44,500人に上ります。また子どもだけでなく、企業研修の受け入れも行います。
 

オープニングセレモニーには、石巻市長の亀山紘氏をはじめとする行政関係者や、QFFのプロジェクト関係者、地元の方々約60名が参列しました。QFFの代表者から祝辞が述べられた後、同施設の運営を担う公益社団法人sweet treat 311の立花 貴代表へ鍵のモチーフの記念品を手渡し、ともに完成を祝いました。

冒頭の挨拶で立花貴代表は、「震源地にもっとも近く甚大な被害を受けた雄勝において、自然と人との交流を通じ、こどもたちが未来を創りだす場として、前を向き新しい未来をつくろうと努力をされる方々と共にモリウミアス・ルサイルは誕生しました。

震災を機に雄勝を訪れ、故郷のように思う人が集い、今までのべ5,000人もの方々が全国各地、そして世界中から集まってくださいました。雄勝の森と海がフィールドとなり、子ども達が持続可能に生きる力を育むことが町の未来、そして日本の未来に繋がるものと信じております。」と述べました。

またアブドゥラ ジャシム アルズィヤラ 駐日カタール国参事官は、「日本だけでなく、世界中から多くの人々がこの施設に集い、雄勝の地元の方々とともにこの豊かな自然の元で、学びの時間を持ちます。さらにこの施設が40年にわたるカタール国と日本の友情の証として、両国の子どもたちがともに絆を深める場となることでしょう。」と述べました。

亀山市長は、「卒業生および地元で大切に守ってきた旧桑浜小学校が新たに学びの施設として生まれ変わり、月命日である本日にオープニングセレモニーを開催することができ、非常に嬉しく思います。sweet treat 311のスタッフの皆さま、また全国から集まってくださったボランティアの方々、そしてカタール国からの支援に深い感謝とお礼を申し上げます。」と述べました。

 

写真左より、油井元太郎 ST311理事、立花貴 ST311代表、  アブドゥラ ジャシム アルズィヤラ 駐日カタール国参事官、亀山紘 石巻市長写真左より、油井元太郎 ST311理事、立花貴 ST311代表、 アブドゥラ ジャシム アルズィヤラ 駐日カタール国参事官、亀山紘 石巻市長

カタールの都市の名「ルサイル(LUSAIL)」を冠した同施設は、大正12年に建築(築93年)され、2002年3月に閉校となった旧桑浜小学校の木造校舎の教室や職員室を、『泊まる/食べる/体験する』というスペースに修復・改装し利用します。ルサイルも、昔、城が築かれた歴史上非常に重要な場所で、現在は世界規模のスポーツイベントが開催されるルサイルスタジアムをはじめ、急速に開発が進んでいる都市です。今回、かつて小学校だった施設が、新たに子どもたちのための新しい体験型施設に生まれ変わったことをルサイルの発展になぞらえ、同施設のさらなる飛躍を願って「MORIUMIUS LUSAIL(モリウミアス ルサイル)」と命名されました。

本プロジェクトの運営団体である、公益社団法人sweet treat 311(本部所在地:宮城県石巻市雄勝町、代表:立花 貴)は、東日本大震災の被災地の子どもたちを笑顔にする支援活動を行うために有志によって設立されました。本プロジェクトで地元の資源を活用しながら子どもたちが様々な体験を通じて感じ、学ぶことができる場を創り出し、あわせて地元の方々が主役となって運営する仕組みを作ることで、雇用の創出と地域の再生を目指しています。具体的には、体験プログラムとして、 漁業・農業・林業・料理・ものづくり・ITなど、地元の資源と人材を活用した8つのプログラムを開発し、正社員5人、パートタイム20人の直接的な雇用を創出しています。雄勝町の豊かな自然を通じて、国内外から多くの利用者を受け入れ、地域活性化のモデルケースとなることを目指しています。

なお本プロジェクトは、第3回日経ソーシャルイニシアチブ大賞(主催:日本経済新聞社)の東北部門賞を受賞、運営団体としてsweet treat 311が表彰されました。

公益財団法人sweet treat 311  http://sweettreat311.org/
MORIUMIUS http://www.moriumius.jp/

施設概要
住所                     〒986-1313 宮城県 石巻市 雄勝町 桑浜字桑浜60
代表電話              0225-57-1331
本館                     木造地上2階建
敷地面積              7,135m2
建築面積              739m2
客室                     部屋数2, ベッド数44
レストラン           席数64
駐車場                  10台
屋外浴場              粘土層の土と藁、硯石でつくった屋外浴場が2棟(男湯、女湯)

■カタールフレンド基金(QFF)とは
カタールフレンド基金は、2012年1月に設立された、東日本大震災の被災地復興を支援するカタール国の基金です。カタール国の前首長のシェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニ殿下が設立し、新首長タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー殿下の指揮の下、ハリッド・ビン・モハメド・アルアティーヤ カタール国外務大臣の主導で活動しています。議長はユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール国特命全権大使が務めており、親善大使には俳優の別所哲也氏が就任しています。「子どもたちの教育」、「健康」、「水産業」、「起業家支援」の4分野を支援するプロジェクトを対象に、迅速かつ効率的に運営されています。特徴は、プロジェクト運営者による持続可能な方法を編み出し、直接的な支援をしている点です。支援金額は、総額で1億米ドル(当時の換算レートで約80億円)の活動資金の助成を行う予定です。東日本大震災の復興に向けた歩みを、被災地と共に手を携えながら  進めていく友でありたい、というカタール国の願いと意志が込められています。今後のカタールフレンド基金の活動については、公式サイト(http:// www.qatarfriendshipfund.org.)を通じて随時発表します。

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会社概要

カタールフレンド基金

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URL
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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区元麻布
電話番号
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代表者名
ユセフ・モハメド・ビラール
上場
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資本金
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設立
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