PTCがPTC Creo 3.0を発表 「Unite Technology」で比類なきマルチCADデータ対応を実現

CADの種類を問わずデータの活用や統一を実現、構想設計段階のイノベーションを促進する新たな機能群を提供、そして日々の設計作業をさらに容易に

PTCジャパン

【2014年 6月24日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC、社長兼CEO:ジェームス・E・へプルマン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑原 宏昭)は、本日、革新的3次元製品設計ソフトウェアであるPTC(R) Creo(R)の最新版をリリースしたとの米PTCの発表を明らかにしました。PTC Creo 3.0では、様々なシステムからのCADファイルを直接PTC Creoで利用する機能を大幅に拡張する「Unite(TM) Technology」が新たに導入されています。また、PTC Creo 3.0は、より強力でシームレスに統合された構想設計機能により、作業内容をすべて詳細設計で再利用可能にし、イノベーションの強化を実現します。本リリースでは、さらに高度なイノベーションと製品品質への注力を促す生産性向上のための改善も実施されています。
PTC CADセグメント担当上級副社長のマイケル・キャンベル(Michael Campbell)は「PTC Creo 3.0はPTCの戦略を引き続き推進するリリースとなっています。画期的なUnite TechnologyはCAD統一の際のデータや業務プロセスの課題に対応するものです。設計者が必要に応じて、必要なタイミングで、変更が必要な部分のデータのみを変換できるため、企業全体として大幅な工数、コストの低減につながります。また、開発チームが複数のCADフォーマットを利用した協業が必要な場合、Unite Technologyで設計意図を定義し、PTC Creoと他CADデータとの間で設計意図を保持することも可能です。この2つの機能により、設計データの完全性を維持する工数を大幅に低減し、設計プロセス早期の段階からより頻繁なコラボレーションを実現できます」と述べています。

さらに、キャンベルは「Unite Technologyと、より豊富な機能を有する、真に統合された構想設計機能、日々の生産性向上への継続的な注力を主なテーマとするCreo 3.0 のリリースは、顧客の製品開発プロセスの効率化に貢献します」と述べています。



「Unite Technology」- マルチCAD環境を強化

PTC Creo 3.0で実装されたUnite Technologyにより、様々なフォーマットのCADデータをPTC Creo Parametric(TM)、Creo Direct(TM)、Creo Simulate(TM)、Creo Options Modeler(TM) で直接利用できるようになりました。その結果、複数のCADツールからPTC Creoへの統一や、他のCADツールを使用するユーザーとの協業が非常に効率的に実現できます。これらの効率化により、設計部門は、設計意図の再作成や重複するファイル管理等の価値を生まない作業の工数を低減し、より多くの時間をイノベーションのために費やすことが可能となり、納期の順守や製品の品質、魅力を高めることにつながります。



Unite Technology: より効果的なCAD統一のための機能

- 既存のCADデータをそのままのフォーマットで容易にデータを再利用でき、多額の初期投資を必要とするデータ移行が不要、

- 既存データを必要な時に変更部分のみPTC Creoに簡単に変換可能

- 個別部品の変更にアセンブリ全体の変換は不要。変更の必要に応じて部品データを変換するのみ



Unite Technology: より効果的なCADコラボレーションのための機能

- SolidWorks(R)、CATIA(R)、NX(TM) のファイルを直接PTC Creo でオープン。他のソフトウェアは不要

- SolidWorks、CATIA、NX、Solid Edge(R)、Autodesk(R) Inventor(R)のファイルをPTC Creoにインポート。他のソフトウェアは不要

- 開発部門と協力会社、サプライヤ、顧客とのより高度なコンカレントエンジニアリングを実現 - 異なるシステムで作成されたCADデータを早期の段階で迅速かつ簡単に取り込み。CADフォーマットに関わらず設計意図を作成。非PTC Creoデータの新バージョンでアセンブリが更新され、該当部品が更新される際に元部品とPTC Creo部品との間の設計意図を確実に保持

- 社内と委託先の設計データの整合性、完全性を、開発プロセス全体を通じて確実に維持することで納期厳守に貢献

- データの再利用と共有を促進

- 多くの二次的フォーマットの管理が不要となり、データを中間フォーマットでエクスポートする必要性が大幅に減少。データは顧客やサプライヤで作成されたネイティブフォーマットで共有することが可能



「Empowering Innovation」 - 構想・アイデアをそのまま実現

PTC Creo 3.0には、より高品質で優れたデザインの製品を開発するために必要となる柔軟性や制御を開発チームに提供する構想設計の新機能や拡張機能が盛り込まれました。また、PTC Creoでは、構想設計での作業内容がすべて開発下流のプロセスで再利用できる機能を引き続き提供します。

PTC Creo 3.0 製品群が構想設計で生み出すメリット:

- PTC Creo Parametricに含まれるAlign(TM) Freestyle(TM)デザイン機能で有機的な形状の作成とアソシエティビティを持つパラメトリックの設計意図を組み合わせることが可能になり、デザイナーが自由形状のデザインをパラメトリックに作成

- PTC Creo Layoutの拡張性と機能強化により、2D構想設計と、そのデータの3Dパラメトリック環境での再利用に対応

- 3Dダイレクトモデリングアプリケーション(PTC Creo Direct)の機能強化と操作性向上。PTC Creo Parametricですべて再利用可能な構想設計データをすばやく作成

- PTC Creo Design Exploration Extension。PTC Creo Parametricで動作し、複数のデザインの作成・検討、モデリングアプローチの検討、設計変更の影響を安全に把握するための専用環境で、現在の手作業や付帯作業を大幅に低減



「Core Productivity」 - より速くかつてない使いやすさを追求

PTC Creo 3.0では、日々の設計業務をさらに容易にするための新機能、拡張機能、操作フローが導入されており、生産性向上に寄与し、個々のユーザーや設計チームが納期を守りながら、より革新的で高品質な製品の開発に集中できる環境を提供します。



PTC Creo製品群のコア機能に関する特筆すべき改善点(抜粋)

- 新たなグラフィカルリアリズムの対応

- 豊富な部品ライブラリとファスナー組み付けフローの自動化

- 新規ユーザー向けツールを含む新たに改善されたヘルプシステム

- フレキシブルモデリングの新機能

- 解析の新機能、拡張機能

- コアモデリング機能の強化

- 板金モデリング機能の強化



Daktronics社のCAD管理者アンドリュー・ハーマンソン(Andrew Hermanson)氏は「Creo 3.0に実装されたすべての新たな生産性向上機能を通じて顧客の開発効率とアウトプットの向上を目指したPTCのコミットメントを喜ばしく思います。特に弊社チームはDesign Exploration Extensionの活用を強く望んでいます。複数のデザインコンセプトを検討する優れた柔軟性と、将来の製品バージョンに利用するために保存したり、判断理由を記録するドキュメントとして残し、そこからすばやく作業を進めていけることが期待されています」と述べています。





【関連情報】

- 画像とキャプション

http://www.ptc.com/appserver/wcms/standards/textoimgothumb.jsp?&im_dbkey=162258&im_language=ja

- PTC Creo 3.0の新機能 (ウェブサイト)

http://www.ptc.com/product/creo/new

- PTC Creo 3.0:主な強化点

http://www.ptc.com/view?im_dbkey=161681

- PTC Creo 3.0:バージョン比較

http://www.ptc.com/view?im_dbkey=161683





【PTCについて】

PTC(本社:マサチューセッツ州、Nasdaq: PTC)は、製造業における継続的な製品とサービスの優位性(Product and Service Advantage)の実現を可能にします。PTCのテクノロジーソリューションは、インターネット接続された高度な情報処理能力を持つスマートな世界を見据え、お客様の製品開発、運用、サービスの変革を促進します。1985年に設立されたPTCは、世界各国に約6,000名の従業員を有し、グローバル規模で分散化し急速に変化する製造業界に携わる28,000社を超える顧客企業を支援しています。



【PTCジャパンについて】

米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、アプリケーション ライフサイクル管理 (ALM)、サプライチェーン マネジメント (SCM)、サービス ライフサイクル管理 (SLM) の各テクノロジーソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。全社に渡り製品イノベーションへの貢献を可能にする新しい設計ソフトウェアファミリーの PTC Creo、製品データ管理/製品開発コラボレーション/製品分析・品質ライフサイクル管理の PTC Windchill、ソフトウェア要件管理/変更・構成管理/テスト管理/実装管理のPTC Integrity、ダイナミック・パブリッシング・システムの PTC Arbortext、技術情報/サービスナレッジ管理/補修部品管理/保証・契約管理/フィールドサービス管理/サービス物流管理のPTC Servigistics、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える PTC Mathcad といった革新的なソフトウェア製品、および製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト:http://www.ptc.com



PTCのTwitter、Linked In、およびYouTubeは、以下のURLよりフォロー、ご視聴いただけます。

Twitter:http://twitter.com/ptchttp://twitter.com/PTC_Japan

YouTube:http://www.youtube.com/ptcstudio

Linked In:http://www.linkedin.com/company/ptc

Facebook:http://www.facebook.com/PTC.Inc

PTCのソーシャル メディア ディレクトリ:http://www.ptc.com/company/social-media.htm



ThingWorxのブログおよびTwitterは、以下のURLより閲覧、フォローいただけます。

Blog:www.thingworx.com/blog

Twitter: @ThingWorx



* PTCの社名、ロゴマークおよびThingWorx、Windchill、Creo、Integrity、Arbortext、Servigistics、MathcadなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


以上

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。


会社概要

PTCジャパン株式会社

10フォロワー

RSS
URL
http://www.ptc-jp.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿6-8-1 新宿オークタワー
電話番号
-
代表者名
桑原 宏昭
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
-