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公益財団法人どうぶつ基金
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環境省の意見公募に異例数千件 奄美の猫3000頭殺処分計画に反対意見を!

公益財団法人どうぶつ基金

環境省が主導する奄美のネコ3000頭駆除殺処分計画をめぐり、「奄美群島国立公園奄美大島及び徳之島地域管理運営計画」について環境省が実施しているパブリックコメント(意見公募)に、少なくとも数千人を超える反対意見が送られたことが24日、分かりました。
国民の関心の高さを示す異例の多さです。25日の締め切りまでに一人でも多くの意見をフォームからお送りください」
「奄美群島国立公園パブリックコメント」送付フォーム
http://urx.space/YxKA


環境省は6月26日から、奄美群島国立公園の管理運営案について、意見公募を始めていました。

締め切りは25日で、奄美のネコ3000頭駆除殺処分中止の意見の数はさらに増える見通しです。環境省は集まった意見の内容を検討し、「奄美群島国立公園奄美大島及び徳之島地域管理運営計画」を策定する予定です。

行政によって通常行われる意見公募では、応募は数十件程度で数千件の反対意見が寄せられるのは異例です。

「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」の即時全面的な見直しと、猫の捕獲・殺処分の中止 を求めている公益財団法人どうぶつ基金では、一人でも多くの思いが環境省に届くよう「2分でできるパブリックコメント専用フォーム」を作成しました。
今スグ!「奄美群島国立公園パブリックコメント」送付フォーム
http://urx.space/YxKA

締め切りは25日まで、以下の意見内容に同意された方はこのフォームから意見を環境省に届けてください。(フォームにはあなたの独自の意見も追記できます)
[宛先]環境省沖縄奄美自然環境事務所 国立公園課 宛て
[件名]奄美群島国立公園奄美大島地域及び徳之島地域管理運営計画案に係る意見

該当箇所
Ⅴ. 風致景観及び自然環境の保全に関する事項(2)保全のための各種取組、指導事項及び遵守事項(イ)駆除又は侵入防止が必要な外来生物への対策植物の採取等
Ⅶ. 行為許可及び公園事業等の取扱いに関する事項 動物の捕獲等 

意見内容
1、鹿児島県が環境省に与えた奄美大島のノネコに対する有害鳥獣捕獲許可の取り消し
2、「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」の即時全面的な見直しと、猫の捕獲・殺処分の中止


理由
奄美大島のノネコに対する有害鳥獣捕獲許可の許可権者である鹿児県知事が申請者である環境省にノネコの有害鳥獣捕獲許可を与える際には、被害の状況及び防除対策の実施状況を的確に把握した結果、被害等が生じており、原則として防除対策によって被害が防止できないと認められ「ノネコの生息数を低下させる必要があるほど強い被害がある」もしくは「ノネコの生息数を低下させる必要があるほど強い害性があると認められ、被害の恐れがある場合」という条件が満たされている必要があります。

申請者である環境省は、「ノネコの生息数を低下させる必要があるほど強い被害がある」もしくは「ノネコの生息数を低下させる必要があるほど強い害性がある」ことを証明する根拠として「猫がアマミノクロウサギをくわえている写真」および「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画(2018 年度~2027 年度)」を申請書に添付しています。

 上記、計画には、「希少種に及ぼすノネコの捕殺影響は甚大なものとなる可能性が高い」、「早急にノネコを生態系から排除する対策を講じなければ、在来生態系に大きな影響を及ぼすものと考えられる」などの判断が散見されますが、これらは科学的調査に照らして妥当性を欠いていることが明らかになりました。

環境省はこれまで、アマミノクロウサギの奄美大島での推定生息数について、2003年度時点で2,000~4,800頭としてきました。今回の管理計画策定にはこの生息数が用いられており、2015年時点で既に同省が把握していた推定生息数15,221~39,780頭は全く配慮されていません。

一方で2003年から2015年の12年間、環境省の奄美大島における「ノネコ捕獲モデル事業」で捕獲した、いわゆるノネコの数が2012年7頭、2013年6頭に過ぎないという事実は、猫がアマミノクロウサギの生息にとって全く脅威になっていないことを明証しています。



アマミノクロウサギの増加原因は捕食者のマングースの駆除などが奏功したとみられ環境省は23年度までに、今より絶滅の危険度が低いランクに見直すことをめざしていることからも、奄美におけるノネコの有害鳥獣捕獲許可は不適切です。

また証拠として添付された「猫がアマミノクロウサギをくわえている写真」は「ノネコの生息数を低下させる必要があるほど強い被害がある」もしくは「ノネコの生息数を低下させる必要があるほど強い害性がある」ことの証明にはなりません。

また、アマミノクロウサギ以外の動物に関しても2016年度奄美希少野生生物保護増殖検討会で石田 健委員(東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授 当時)が次の発言をしています。

「ひとつ重要なことはアマミノクロウサギにしてもケナガネズミにしてもトゲネズミにしてもオオトラツグミにしてもアマミヤマシギにしてもアマミイシカワガエルやアマミハナサキガエルにしても、マングースをしっかりと防除して、あるいは国立公園を作り、森林は林業が衰退してあまり伐らなくなっているので、回復しているのです。

世界中が見ても私が見ても奄美大島は素晴らしい成果が出ていると思います。

そういう成果があがっているところで、むやみに猫の問題を過大に問題視する必要はない。(中略)特に世界自然遺産の登録の時に過大に問題を表沙汰にするというのは、あまりよいことではない。誰も得しない」(2017年2月18日の議事録)

上記、石田委員の発言は、「ノネコの生息数を低下させる必要があるほど強い害性がない」ことを明証しています。 また週刊文春によると「世界遺産の価値というのは、顕著で普遍的な価値といわれる。その一つにクロウサギをはじめとするこの地域にしか棲んでいない生き物というのがある。その数が増えていようが減っていようが、個体が食べられている。それ自体が世界自然遺産登録にマイナスになると我々は感じています」(環境省奄美野生生物保護センター)

という発言が見られますが、こちらも有害鳥獣捕獲許可を与える要件を満たすことにはなりませんし「ノネコの生息数を低下させる必要があるほど強い被害がある」ことの証明にはなりませんので、全く無関係です。

1000年以上前から、遅くとも西暦1850年以前から奄美に生息しアマミノクロウサギやケナガネズミやトゲネズミやオオトラツグミやアマミヤマシギやアマミイシカワガエルやアマミハナサキガエルや食物連鎖の頂点にあるハブなどと食物連鎖を繰り返し、今の生態系を育んできた奄美のネコにその生息数を低下させる必要があるほど強い害性があるとは考えられません。

また署名サイトチェンジオルグにおいて約70000筆のアマミのノネコ駆除反対署名も集まっています。署名はすでに環境大臣、知事、IUCN, ユネスコあてに提出済みです。

国民の悲痛な叫びに真摯に向き合ってください。 以上の理由から2003年の推定生息数を用いて策定された「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画(2018 年度~2027 年度)」を根拠として審査し許可を与えた奄美のノネコの有害鳥獣捕獲許可の取り消し、および「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」(2018~2027年度)の即時全面的な見直しと、猫の捕獲・殺処分の中止をご要望申し上げます。 以上

※公益財団法人どうぶつ基金では、一人でも多くの思いが環境省に届くよう「2分でできるパブリックコメント専用フォーム」を作成しました。

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業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
兵庫県芦屋市奥池南町71-7
電話番号
0797-57-1215
代表者名
佐上邦久
上場
未上場
資本金
-
設立
1988年06月
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