FEI会長、2016年リオ五輪での最高かつクリーンな馬術競技に喜びの声
FEI の Ingmar De Vos 会長には今週、二つ喜ばしいことがありました。2016年のリオデジャネイロ・オリンピックで、ライダーおよび馬から採取したサンプルがすべて陰性であることが示されたからです。
同会長は本日、以下のように述べました。「私たちのスポーツをクリーンに保つことは、FEIの業務の中心部分ですが、ロンドン、リオとクリーンな競技を続けたことは、どんなスポーツであっても誇るべきことです。特に今回は、これまで以上に多くの種類の薬物を検査したのですから、なおさらです。さらにリオではきわめて素晴らしい馬術競技が披露されたこともあり、本当に祝福すべきことです」
総数200頭の出場馬のうち、30％に当たる60頭から採取したサンプルの検査は、競技中に実施されました。サンプルは、世界の5か所にあるFEI公認研究所の一つである英国ニューマーケットのFEI中央研究所に送られ、検査結果の最終分が今週、FEI 本部に返送されました。
ライダーの検査は五輪競技開催中にIOCが実施し、こちらも採取したすべてのサンプルについて陰性の結果が出ました。
同会長は「リオでの競技は本当に素晴らしいものでした」とした上で、「二人の金メダリストが、2012年のロンドンに引き続き、しかも同じ馬で連覇したのですから、最高の結果です。ドイツのMichael JungはSamに騎乗し総合馬術で、また英国のCharlotte Dujardin と Valegroのコンビは馬場馬術で、いずれも4年前と同様に優勝しました。馬場馬術では女性ライダーが表彰台を独占しました。IOC の Thomas Bach会長がその模様を現地で観戦しました」と述べました。
「スイスの Steve Guerdat も2012年と同じ馬Nino des Buissonnetsに騎乗して、障害馬術で五輪連覇に挑戦しましたが、決勝ジャンプオフで最初の障害に失敗して4位に入賞、メダルを逃しました」
「馬術競技最終日を締めくくる障害馬術個人戦決勝は、6人馬による決勝ジャンプオフとなりましたが、Big Starに騎乗する英国のNick Skeltonが優勝しました。58歳のSkeltonは障害馬術で史上最年長の金メダリストとなりました。 Big Star も Nick Skeltonも共に、大きな負傷を克服しなければなりませんでした。このことは、いかなるスポーツであれ、最高水準の競技に優勝するためには、精神力と決断力の強さがカギであることを示しています」
「団体戦も同様にスリリングなものでした。フランスは総合馬術、障害馬術の二つの競技で金メダルを獲得。総合馬術の優勝は、2016年の競技におけるフランスにとって初の金メダルとなりました。また障害馬術チームのメンバーであるPhilippe Rozierは、1976年のモントリオール五輪で金メダルを獲得したフランス・チームのメンバー、 Marcel Rozierの子息ということで、フランスのサポーターにとってはたいへん誇らしいことでした」
「馬場馬術ではドイツは常勝チームでした。リオ五輪以前に、ドイツは団体戦での金メダルを12個獲得していました。ロンドン五輪では英国が優勝しましたが、今回は以前の状態にもどり、ドイツが大差で金メダルを獲得しました」
「リオ2016組織委員会に対しては、いくら感謝してもしきれません。委員会の諸氏はきわめて困難な状況での作業にもかかわらず、素晴らしい競技場を作り上げ、馬術競技にとって最高の舞台を整えてくれました。これはパラリンピックにとっても同様に理想的な舞台となるでしょう」.
「オリンピック中は予想以上にわくわくさせられました。さらに今、クリーンなスポーツとフェアプレイもまた勝利を収めたとの確証を得たことは、錦上に花を添えるというものです。こんなに嬉しいことはありません」
注記:
競技馬用薬物検査
競技馬に対する薬物検査は、FEIの競技馬用アンチ・ドーピング・統制薬物規制 (EADCMRs)に基づき、リオ2016オリンピック競技開催中にFEIが実施しました。採取したサンプルにより検査した薬物の種類は過去最多です。
個人競技のメダリストと4位入賞者の騎乗した馬はすべて、検査の対象となりました。またメダルを獲得したチームと4位入賞チームのうち、少なくとも1頭の馬を検査しました。コンピューターで選別した馬に対するランダム検査を行うとともに、ターゲット検査も実施しました。
ライダー用薬物検査
ライダーに対する検査は全競技を通じ、決勝での4位入賞者までの全員と、ランダムに抽出した他の2名の決勝進出者、さらにランダムに抽出した他の競技者に対して、IOC が実施しました。
FEI クリーン・スポーツ
2010年に開始したFEIのクリーン・スポーツ・キャンペーンは、FEIのアンチ・ドーピング規制を簡素化するために実施中の啓発プログラムの一環です。FEIのアンチ・ドーピング規制は、世界アンチ・ドーピング機関 (WADA) の原則に基づくものです。
このキャンペーンはオンライン上で8つの言語（英語、フランス語、中国語、ドイツ語、アラビア語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語）で提供しており、競技者、飼育係、団体および個人の獣医師、その他のサポート要員を対象としています。キャンペーンでは、禁止薬物、競技馬用アンチ・ドーピング・統制薬物規制、検査過程、その他の関連する要素についての重要な情報を提供しています。
http://inside.fei.org/fei/cleansport
（英語、フランス語、中国語、ドイツ語、アラビア語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語のみ）
同会長は本日、以下のように述べました。「私たちのスポーツをクリーンに保つことは、FEIの業務の中心部分ですが、ロンドン、リオとクリーンな競技を続けたことは、どんなスポーツであっても誇るべきことです。特に今回は、これまで以上に多くの種類の薬物を検査したのですから、なおさらです。さらにリオではきわめて素晴らしい馬術競技が披露されたこともあり、本当に祝福すべきことです」
総数200頭の出場馬のうち、30％に当たる60頭から採取したサンプルの検査は、競技中に実施されました。サンプルは、世界の5か所にあるFEI公認研究所の一つである英国ニューマーケットのFEI中央研究所に送られ、検査結果の最終分が今週、FEI 本部に返送されました。
ライダーの検査は五輪競技開催中にIOCが実施し、こちらも採取したすべてのサンプルについて陰性の結果が出ました。
同会長は「リオでの競技は本当に素晴らしいものでした」とした上で、「二人の金メダリストが、2012年のロンドンに引き続き、しかも同じ馬で連覇したのですから、最高の結果です。ドイツのMichael JungはSamに騎乗し総合馬術で、また英国のCharlotte Dujardin と Valegroのコンビは馬場馬術で、いずれも4年前と同様に優勝しました。馬場馬術では女性ライダーが表彰台を独占しました。IOC の Thomas Bach会長がその模様を現地で観戦しました」と述べました。
「スイスの Steve Guerdat も2012年と同じ馬Nino des Buissonnetsに騎乗して、障害馬術で五輪連覇に挑戦しましたが、決勝ジャンプオフで最初の障害に失敗して4位に入賞、メダルを逃しました」
「馬術競技最終日を締めくくる障害馬術個人戦決勝は、6人馬による決勝ジャンプオフとなりましたが、Big Starに騎乗する英国のNick Skeltonが優勝しました。58歳のSkeltonは障害馬術で史上最年長の金メダリストとなりました。 Big Star も Nick Skeltonも共に、大きな負傷を克服しなければなりませんでした。このことは、いかなるスポーツであれ、最高水準の競技に優勝するためには、精神力と決断力の強さがカギであることを示しています」
「団体戦も同様にスリリングなものでした。フランスは総合馬術、障害馬術の二つの競技で金メダルを獲得。総合馬術の優勝は、2016年の競技におけるフランスにとって初の金メダルとなりました。また障害馬術チームのメンバーであるPhilippe Rozierは、1976年のモントリオール五輪で金メダルを獲得したフランス・チームのメンバー、 Marcel Rozierの子息ということで、フランスのサポーターにとってはたいへん誇らしいことでした」
「馬場馬術ではドイツは常勝チームでした。リオ五輪以前に、ドイツは団体戦での金メダルを12個獲得していました。ロンドン五輪では英国が優勝しましたが、今回は以前の状態にもどり、ドイツが大差で金メダルを獲得しました」
「リオ2016組織委員会に対しては、いくら感謝してもしきれません。委員会の諸氏はきわめて困難な状況での作業にもかかわらず、素晴らしい競技場を作り上げ、馬術競技にとって最高の舞台を整えてくれました。これはパラリンピックにとっても同様に理想的な舞台となるでしょう」.
「オリンピック中は予想以上にわくわくさせられました。さらに今、クリーンなスポーツとフェアプレイもまた勝利を収めたとの確証を得たことは、錦上に花を添えるというものです。こんなに嬉しいことはありません」
注記:
競技馬用薬物検査
競技馬に対する薬物検査は、FEIの競技馬用アンチ・ドーピング・統制薬物規制 (EADCMRs)に基づき、リオ2016オリンピック競技開催中にFEIが実施しました。採取したサンプルにより検査した薬物の種類は過去最多です。
個人競技のメダリストと4位入賞者の騎乗した馬はすべて、検査の対象となりました。またメダルを獲得したチームと4位入賞チームのうち、少なくとも1頭の馬を検査しました。コンピューターで選別した馬に対するランダム検査を行うとともに、ターゲット検査も実施しました。
ライダー用薬物検査
ライダーに対する検査は全競技を通じ、決勝での4位入賞者までの全員と、ランダムに抽出した他の2名の決勝進出者、さらにランダムに抽出した他の競技者に対して、IOC が実施しました。
FEI クリーン・スポーツ
2010年に開始したFEIのクリーン・スポーツ・キャンペーンは、FEIのアンチ・ドーピング規制を簡素化するために実施中の啓発プログラムの一環です。FEIのアンチ・ドーピング規制は、世界アンチ・ドーピング機関 (WADA) の原則に基づくものです。
このキャンペーンはオンライン上で8つの言語（英語、フランス語、中国語、ドイツ語、アラビア語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語）で提供しており、競技者、飼育係、団体および個人の獣医師、その他のサポート要員を対象としています。キャンペーンでは、禁止薬物、競技馬用アンチ・ドーピング・統制薬物規制、検査過程、その他の関連する要素についての重要な情報を提供しています。
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（英語、フランス語、中国語、ドイツ語、アラビア語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語のみ）
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