ビジネスの成功の鍵は「適応力」
Forvis Mazars C-suite barometer (経営幹部に対する意識調査)

国際的な監査・税務・アドバイザリーサービスを提供するForvis Mazars Groupは、2026年1月29日、年次調査である「C-suite barometer(経営幹部に対する意識調査)」の最新結果を発表し、2026年に向けた企業の展望を明らかにしました。
本調査は、Forvis Mazarsにとって過去最大規模となるグローバル調査に基づくもので、ビジネスの成功において「適応力」が最も重要な要素であることを示しています。40の国・地域における3,000名以上の経営層(C-suite)を対象に実施した本調査では、経営者の自信が前年から6ポイント上昇し、69%が全事業領域における投資を拡大している(前年より5ポイント増)ことが明らかになりました。
実際、C-suiteが掲げる戦略的優先事項のトップ10すべてが、2026年に向けたビジネス戦略の大きな転換を示しています。主な調査結果は以下の通りです。
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テクノロジーによる変革が最優先課題に
グローバルC-suiteにとって最大の戦略的優先事項は、ITおよびテクノロジーによる変革であり、現在では4分の3の企業がテクノロジー変革戦略を導入しています。 -
競争環境および関税への対応が重要性を増す
約4分の1の経営層が、競争環境や関税への対応を重視しており、世界的な不確実性が常態化する中で、優先順位の変化が見られます。 -
海外展開の方向性が変化
海外展開の対象国は多様化しており、カナダ、ドイツ、フランス、中国が、米国と並びC-suiteが注目する主要な進出先となっています。 -
オペレーショナル・アジリティの重要性が上昇
オペレーションの柔軟性(アジリティ)は重要度が2ランク上昇し、戦略に最も影響を与える要素として第3位、また変革に向けた投資分野のトップ5に入っています。 -
AIが人材構造を再編
AIは雇用を創出すると同時に代替も進めており、過去2年間で80%の経営層がAI導入に対応するため、組織やチームの再編を行っています。
調査結果および専門家のインサイトの詳細はこちらをご覧ください。
C-suite barometer 2026: 不確実性への適応 - Forvis Mazars
これらの調査結果を受けて、Forvis Mazars Groupのパートナー兼チーフ・クライアント&マーケッツ・オフィサーであるマーク・ケネディは、次のようにコメントしています。「不確実性が“新たな常態”となる中で、経営者は適応力を高め、大胆な投資を行い、テクノロジー主導の変革に取り組んでいます。本調査が示す通り、2026年の成功は“野心”だけでなく、“適応力”に大きく左右されます。先進的な組織ほど、変化を受け入れ、人材とテクノロジーに投資し、競争や混乱に先んじるために戦略を再構築しています。」
世界的な不確実性や混乱を背景に、予想される売上成長率はわずかに低下(2025年の85%に対し82%)しているものの、課題の中にも多くの機会が存在しており、経営者は将来に向けた体制構築に自信を示しています。
実際、将来の成長に対する楽観的な見方は92%と高水準を維持しており、2025年と同水準となりました。成長を阻害する要因としては、4年連続で「経済の不確実性」(42%)が最上位に挙げられ、次いで「競争の激化」(32%)が2年連続で続いています。一方で、2026年にビジネスへ最も影響を与えるトレンドとしては、「AI」(40%)と「経済要因」(38%)が挙げられています。
こうした新たな、あるいは高まるリスクと機会を背景に、経営層の計画や優先順位にも変化が生じています。テクノロジーによる変革は4年連続で最大の優先事項(39%)であり続けていますが、それだけが戦略の全てではありません。約4分の1(24%)の経営層が、競争の激化や関税変更に対応するため、ビジネスモデルや戦略の見直しを進めています。また、海外展開も依然として重要なテーマ(23%)であるものの、従来主流であった市場からはシフトが見られます。
テクノロジーによる変革
テクノロジー主導の変革は、世界のC-suiteにとって引き続き最重要目標です。94%の経営層が、テクノロジー変革への投資が1年以内に利益増加につながると見込んでいます。AIは、ビジネスに最も大きな影響を与えるトレンド(40%)であり、最大の投資分野(76%)でもあります。実際、80%の経営層がAI導入に向けて組織再編を実施しています。ただし、これはより広範なテクノロジー変革構想の一部であり、データ分析や自動化も引き続き重要な役割を果たしています。これらすべての基盤として、セキュリティの重要性は常に高まっています。
競争および関税への適応
競争の激化や国際貿易環境の変化は、世界中の経営戦略に大きな影響を与えています。約4分の1のC-suiteがこれを最重要戦略課題の一つとして挙げており、今回初めて第2位に浮上しました。関税変更の初期的な影響は、約9か月後に顕在化し、コスト効率の追求、新たなサービス開発、新市場への進出といった動きを促しています。
海外展開における方向転換
グローバル全体では、過去1年間で海外展開国数を減らした企業が約4割に上ります。一方で、半数以上の企業は新たな進出先を追加しており、多くの海外展開計画は今後1~2年以内に実現する見通しです。進出先も変化しており、米国以外の国、とりわけカナダ、ドイツ、フランス、中国が、企業にとって同等に重要で魅力的な市場として位置づけられています。
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調査概要
「C-suite barometer経営幹部に対する意識調査:Outlook 2026」は、世界のC-suiteリーダーの見解、課題、戦略的優先事項を分析した調査です。本調査は2025年10月~11月に実施され、年商100万米ドル以上の営利企業に属する3,012名のC-suiteリーダーを対象に、40か国で行われました。
Forvis Mazars について
Forvis Mazars Group SC は、グローバルプロフェッショナルサービスネットワーク Forvis Mazars Global の独立メンバーです。100以上の国と地域にまたがる国際的な統合パートナーシップとして、監査、税務、アドバイザリーサービスを提供しています。世界中の 40,000 人を超える専門家の知見と文化的理解を活かし、あらゆる規模のクライアントの成長を支援しています。
詳細は forvismazars.com をご覧ください。
Forvis Mazars in Japanについて
Forvis Mazars in Japanは、東京都に350名以上の専門家を擁し、監査、税務、アドバイザリー、アウトソーシングサービスを国内外の幅広い業界のクライアントに提供しています。
詳細は forvismazars.com/jp をご覧ください。
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