20代~40代 「資産形成」と「老後2,000万円問題」『ビジネスパーソンの老後資金に関する調査2019』

▸「老後の生活資金として2,000万円を貯められると思う」33%
▸老後の生活資金は「3,462万円」あれば安心
▸女性は将来に備えて「増やす」より「減らす」派が多数
▸100歳でも現役バリバリな芸能人 圧倒的1位「明石家さんま」さん
▸資産運用が上手そうなアニメキャラTOP3 「コナン」「ドラえもん」「ナミ」
 GMOあおぞらネット銀行株式会社(以下、当社)は、人生100年時代を生き抜く現代のビジネスパーソン1,000名を対象に「老後資金」に関する調査を実施しました。

<調査概要>

■調査対象  :全国の20歳~49歳のビジネスパーソン(パート・アルバイトを除く)
■有効回答数 :1,000名(各年代ほぼ均等になるよう抽出)
■調査方法  :インターネットリサーチ
■調査期間  :2019年7月26日~7月29日(4日間)
■設問数   :16問
■調査協力機関:ネットエイジア株式会社
 
  • 【調査結果サマリ】
1.ビジネスパーソンの資産形成の現状(調査結果1~6参照)
・ビジネスパーソンの資産形成の実態を調査 預貯金額は平均695万円、「100万円未満」が37%に
・お金のセンスがあるとお金が貯まる? 「センスがある」と自負する人の預貯金額は平均878万円
・資産運用を行っているビジネスパーソンは41%
・ビジネスパーソンが行っている資産運用は? 1位「株式投資」、2位「投資信託」、3位「外貨預金」
・資産運用を行う40代ビジネスマンの56%が「株式投資」を活用
・資産運用を行っているビジネスパーソンの保有資産額 平均額は1,200万円
・ビジネスパーソンが行ってみたいと思う資産運用 6人に1人が「外貨預金」と回答

 2.ビジネスパーソンと“老後2,000万円問題”(調査結果7~10参照)
・「老後の生活資金として2,000万円を貯められると思う」ビジネスパーソンは33%

・“老後2,000万円問題“で意識が変化?「考えが変わった」ビジネスパーソンは54%、でも「行動した」のは22%
・“老後2,000万円問題”の話題を見聞きしていたビジネスパーソンは84%
・“老後2,000万円問題”について見聞きして行動したこと 1位は「収入を増やす手立てを考えた」
・収入増より支出減を重視? 女性回答の1位は「支出を減らす手立てを考えた」

3.ビジネスパーソンの老後の備え(調査結果11~14参照)
・老後の生活資金はいくらあれば安心? 平均は3,462万円
・老後の生活資金を作るための手段 「定年後の就労」は78%、「副業」は66%が必要だと回答
・何歳まで働きたい? 男性の平均は66.7歳、女性の平均は64.9歳
・安心して老後の生活を送るために何歳まで働く? 男性の平均は70.1歳、女性の平均は69.1歳

4.人生100年時代の資産運用と芸能人・アニメキャラ(調査結果15~16参照)
・資産運用が上手そうなアニメキャラ TOP3は「コナン」「ドラえもん」「ナミ」
・100歳になっても現役バリバリだと思う芸能人 2位を大きく引き離し圧倒的1位は「明石家さんまさん」(183件)
、2位「黒柳徹子さん」(34件)、3位「デヴィ・スカルノさん」(28件)。
 
  • 調査結果
調査1:現在の預貯金額はいくらか。
◆ビジネスパーソンの資産形成の実態を調査 預貯金額は平均695万円、「100万円未満」が37%に

 全国の20歳~49歳のビジネスパーソン1,000名(全回答者)に、現在の預貯金額を聞いたところ、「100万円未満」(27.7%)に回答が集まったほか、「300万円~500万円未満」(12.9%)や「500万円~1,000万円未満」(12.3%)などにも回答がみられ、平均額は695万円となりました。貯蓄が100万円に満たない人の割合は、36.5%でした。
 平均額を年代別にみると、20代452万円、30代682万円、40代952万円でした。


調査2:自分にお金のセンスがあると思う人、ないと思う人それぞれの預貯金額はいくらか。
◆お金のセンスがあるとお金が貯まる? 「センスがある」と自負する人の預貯金額は平均878万円

 現在の預貯金額の平均をお金のセンスの有無別※にみると、センスがある人では878万円、ない人では579万円と、299万円の差がみられました。お金のセンスがある人のほうが多く貯蓄できていることがわかりました。

※『ビジネスパーソンのお金のセンスに関する調査2019』https://gmo-aozora.com/company/report/20190828/ の調査結果を、分析軸として使用。今回の調査結果と調査対象者は共通。


調査3:現在の資産運用の状況は?
◆資産運用を行っているビジネスパーソンは41%

 続いて、全回答者(1,000名)に、現在行っている資産運用について聞きました。何らかの資産運用を行っている人の割合をみると41.0%となりました。
 資産運用を行っている人の割合を男女・年代別にみると、高くなったのは40代男性(53.0%)、低くなったのは20代女性(28.9%)でした。若手ビジネスウーマンでは、他の層と比べて資産運用に取り組んでいる人が少ないようです。


調査4:どのような資産運用を行っているか。
◆ビジネスパーソンが行っている資産運用は? 1位「株式投資」、2位「投資信託」、3位「外貨預金」
◆資産運用を行う40代ビジネスマンの56%が「株式投資」を活用

 では、どのような資産運用をしている人が多いのでしょうか。
 資産運用を行っている人(410名)に、現在行っている資産運用について聞いたところ、1位「株式投資」(43.7%)、2位「投資信託」(35.6%)、3位「外貨預金」(28.3%)、4位「確定拠出年金(iDeCoなど)」(20.7%)、5位「FX」(12.0%)となりました。株式投資や投資信託を活用している人が多いようです。
 男女・年代別にみると、「株式投資」では40代男性(55.7%)が最も高くなりました。


調査5:保有している資産の額はいくらか。
◆資産運用を行っているビジネスパーソンの保有資産額 平均額は1,200万円

 資産運用を行っている人※(408名)に、保有している資産の合計額(不動産の金額は除く)を聞いたところ、「500万円~1,000万円未満」(18.1%)や「3,000万円以上」(15.7%)に回答が集まり、平均額は1,200万円となりました。
 平均額を年代別にみると、20代764万円、30代1,280万円、40代1,428万円と、年代によって大きな差がみられる結果となりました。
※投資対象が不動産のみの人を除く


調査6:どのような資産運用を行ってみたいか。
◆ビジネスパーソンが行ってみたいと思う資産運用 6人に1人が「外貨預金」と回答

 また、全回答者(1,000名)に、行ってみたいと思う資産運用について聞いたところ、1位「株式投資」(21.6%)、2位「外貨預金」(16.0%)、3位「投資信託」(15.3%)、4位「確定拠出年金(iDeCoなど)」(11.6%)、5位「FX」(11.1%)となりました。


調査7:“老後2,000万円問題”の話題を見聞きしていたか。
◆“老後2,000万円問題”の話題を見聞きしていたビジネスパーソンは84%

 2019年6月に金融庁の報告書によって公表された試算結果によると、公的年金だけでは、65歳からの30年間で生活資金が約2,000万円不足する可能性があることが指摘されています。この、いわゆる“老後2,000万円問題”は、ビジネスパーソンの意識や行動にどのような影響を与えたのでしょうか。
 まず、全回答者(1,000名)に、“老後2,000万円問題”の話題を見聞きしていたか聞いたところ、「見聞きしていた」は83.8%となりました。“老後2,000万円問題”はニュースや新聞、情報番組等で大きく報じられたためか、多くのビジネスパーソンが見聞きしていたようです。
 年代別にみると、「見聞きしていた」は20代80.5%、30代82.3%、40代88.6%と、年代が上がるほど高くなりました。


調査8:老後の生活資金として2,000万円を貯められるか。
◆「老後の生活資金として2,000万円を貯められると思う」ビジネスパーソンは33%

 次に、老後の生活資金として2,000万円を貯めることができると思うか聞いたところ、「思う」は33.4%、「思わない」は66.6%でした。
 お金のセンスの有無別※にみると、「思う」はセンスがある人では51.2%、ない人では22.1%となりました。お金のセンスがあると自負している層のほうが、“2,000万円を貯められる”という自信のある人が多いようです。

※『ビジネスパーソンのお金のセンスに関する調査2019』https://gmo-aozora.com/company/report/20190828/ の調査結果を、分析軸として使用。今回の調査結果と調査対象者は共通。


調査9:“老後2,000万円問題”で考えが変わったか/何か行動したか。
◆“老後2,000万円問題”で意識が変化? 「考えが変わった」ビジネスパーソンは54%、でも「行動した」のは22%

 “老後2,000万円問題”の話題を見聞きした人(838名)に、“老後2,000万円問題”の話題を見聞きして老後の生活資金に対する考えが変わったか聞いたところ、「はい」は53.5%となりました。“老後2,000万円問題”の話題を見聞きした人の半数以上に、考えの変化があったようです。
 男女別にみると、「はい」は男性48.4%、女性58.1%で、女性のほうが高くなりました。
 また、“老後2,000万円問題”の話題を見聞きして何か行動したか聞いたところ、「はい」は21.8%となりました。考えが変わった人は多いものの、具体的に行動した人は少ない結果となりました。
 男女別にみると、「はい」は男性25.9%、女性18.1%と、女性のほうが低くなりました。老後の生活資金に対する意識の変化を感じつつも、なかなか具体的な行動に移せていない人は男性より女性に多いようです。


調査10:“老後2,000万円問題”について見聞きしてどのような行動をしたか。
◆“老後2,000万円問題”について見聞きして行動したこと 1位は「収入を増やす手立てを考えた」
◆収入増より支出減を重視? 女性回答の1位は「支出を減らす手立てを考えた」

 “老後2,000万円問題”の話題を見聞きして行動した人(183名)に、見聞きしてどのような行動をしたか聞いたところ、1位「収入を増やす手立てを考えた」(33.9%)、2位「支出を減らす手立てを考えた」(29.5%)、3位「資産を増やす手立てを考えた」(24.6%)、4位「ねんきん定期便を確認した」(23.5%)、5位「節約をはじめた」(23.0%)となりました。
 男女別にみると、女性回答では「支出を減らす手立てを考えた」(41.8%)が1位となりました。女性は、“収入増”よりも“支出減”を重視して老後に向けた準備をしていこうと考えているようです。


調査11:老後の生活資金はいくらあれば安心か。
◆老後の生活資金はいくらあれば安心? 平均は3,462万円

 全回答者(1,000名)に、老後の生活資金として、最低いくらあれば安心できると思うか聞いたところ、「1,000万円~2,000万円未満」(22.4%)や「2,000万円~3,000万円未満」(21.0%)、「3,000万円~5,000万円未満」(17.8%)に回答が集まりました。平均額は3,462万円で、金融庁の試算で提示された“2,000万円”の約1.7倍となりました。
 平均額を年代別にみると、20代3,109万円、30代3,552万円、40代3,725万円と、上の年代ほど、必要資金を多く見積もっていることがわかりました。


調査12:老後の生活資金を作るために必要なことは何か。
◆老後の生活資金を作るための手段 「定年後の就労」は78%、「副業」は66%が必要だと回答

 ビジネスパーソンは、老後の生活資金を作るために、どのようなことが必要だと考えているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、老後の生活資金を作るための方法を挙げ、それぞれについてどのくらい必要だと思うか聞きました。必要だと考えている人の割合(『必要(計)』:「非常に必要」と「どちらかといえば必要」の合計)をみると、【生活費の見直し】では79.4%、【定年後の就労】では77.8%、【共働き】では74.6%、【副業】では65.7%、【投資による資産運用】では63.0%となりました。ビジネスパーソンの多くが、老後の生活資金を準備するために、生活費の見直しや働き方の工夫が必要と考えているようです。


調査13:何歳まで働きたいか。
◆何歳まで働きたい? 男性の平均は66.7歳、女性の平均は64.9歳

 ビジネスパーソンの多くが、老後の生活資金作りのために働く必要があると考えていることがわかりました。では、何歳くらいまで働きたいと考えているのでしょうか。
 全回答者(1,000名)に、何歳まで働きたいか聞いたところ、「60歳~64歳」(28.5%)や「65歳~69歳」(24.7%)に回答が集まり、平均年齢は65.8歳となりました。かつては60歳での定年退職が一般的でしたが、現在では65歳定年制を導入する企業が増えているほか、70歳まで働くことができるような環境作りも進められています。長く働きたいと思う人が希望どおり働ける環境作りが進められているためか、65歳を過ぎても働きたいと考える人は少なくないようです。
 平均年齢を男女別にみると、男性は66.7歳、女性は64.9歳となりました。


調査14:安心して老後の生活を送るためには何歳まで働く必要があるか。
◆安心して老後の生活を送るために何歳まで働く? 男性の平均は70.1歳、女性の平均は69.1歳

 次に、全回答者(1,000名)に、安心して老後の生活を送るためには、何歳まで働く必要があると思うか聞いたところ、「65歳~69歳」(30.6%)や「70歳~74歳」(23.2%)に回答が集まり、平均年齢は69.6歳と、“働きたい”と考えている年齢の平均(65.8歳)よりも3.8歳高くなりました。安心して老後を迎えるためには、希望するリタイア年齢より長く働く必要があると考えられているようです。
 平均年齢を男女別にみると、男性は70.1歳、女性は69.1歳となりました。


調査15:100歳になっても現役バリバリだと思う芸能人は?
◆100歳になっても現役バリバリだと思う芸能人 3位「デヴィ・スカルノさん」2位「黒柳徹子さん」、1位は?

 全回答者(1,000名)に、100歳になっても現役バリバリだと思う芸能人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」(183件)、2位「黒柳徹子さん」(34件)、3位「デヴィ・スカルノさん」(28件)となりました。還暦を過ぎて今なお多くのレギュラー番組を持ち、お笑い界のトップランナーとして走り続けている明石家さんまさんがダントツでした。

 


調査16:資産運用が上手そうだと思うアニメキャラクターは?
◆資産運用が上手そうなアニメキャラ TOP5は「コナン」「ドラえもん」「ナミ」「出木杉くん」「両津勘吉」

 資産運用が上手そうだと思うアニメキャラクターを聞いたところ、1位「江戸川コナン(名探偵コナン)」(56件)、2位「ドラえもん(ドラえもん)」(43件)、3位「ナミ(ONE PIECE)」(22件)、4位「出木杉英才(ドラえもん)」(18件)、5位「両津勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」(13件)となりました。数々の難事件を解決する頭脳明晰なコナン君に、資産運用能力の高さを感じる人が多いようです。


【GMOあおぞらネット銀行株式会社について】
 「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」をコーポレートビジョンに掲げ、新しいネット銀行として2018年7月に誕生しました。お客さま目線に徹底的にこだわり、最新テクノロジーを駆使した、“気づけば誰もが使っている”、お客さまに寄り添う銀行を目指し、新たな金融·決済ソリューションをお届けしています。また、銀行APIの無償提供により、連携先企業さまを通じて、安心、便利なサービスの提供にも貢献しています。

【参考URL】
本調査結果の掲載ページ https://gmo-aozora.com/company/report/20190911/
ビジネスパーソンのお金のセンスに関する調査 https://gmo-aozora.com/company/report/20190828/
個人のお客さま向けTOPページ https://gmo-aozora.com/
〃     商品・サービス一覧   https://gmo-aozora.com/information/service.html
法人のお客さま向けTOPページ https://gmo-aozora.com/business/
〃     商品・サービス一覧   https://gmo-aozora.com/business/information/service.html#service

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【GMOあおぞらネット銀行株式会社 会社概要】
本店:東京都渋谷区桜丘町26番1号
代表者:代表取締役会長 金子 岳人、代表取締役社長 山根 武
資本金:131億158万円(2019年3月現在)
設立年月日:1994年2月28日
URL:https://gmo-aozora.com/

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業種
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本社所在地
東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス
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代表者名
金子 岳人/ 山根 武
上場
未上場
資本金
216億2995万円
設立
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