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山岡瑞子監督『Maelstrom マエルストロム』12月2日より横浜シネマリンで遂に劇場公開決定!ポスタービジュアルも解禁。想田和弘(映画作家)、深田晃司(映画監督)他、コメントも到着

2002年NYの美大を卒業してすぐ交通事故で脊髄損傷という大怪我を負い、突然それまでの日常を失った山岡監督。大混乱(マエルストロム)の中、自身を見つめ再生していく姿を綴った“魂のセルフ・ポートレート”

MAP Inc

映画作家/アーティスト山岡瑞子が、自らに向き合い5年半をかけて制作された『Maelstrom マエルストロム』。ピッツバーグ大学Japan Documentary Film Award 2022、東京ドキュメンタリー映画祭2022、ニッポンコネクション2023、ポルト女性国際映画祭2023などに選出され、その切実で繊細な表現が、多くの観客の心を揺り動かしてきた本作。12月2日より、山岡がア-ティスト活動の拠点とする神奈川県横浜市にある劇場、横浜シネマリンにて公開が決定、ポスター・予告編も解禁となった。

予告編

  • あらすじ


2002年6月のはじめ、NYにある美術大学を卒業し、あと一年間プラクティカル・トレーニングビザで滞在予定だった留学生が、アパートの契約金を下ろしに銀行に向かう途中、事故が起きた。こんな事故は日常に見聞きする、よくあること。殺人事件に巻き込まれなくて良かった。でも、その留学生は、その家族は帰国後、どうなったのだろうか。突然、それまでの日常を失い、それまでの時間が存在しない場に戻った時、何がその人らしさを繋ぎ止めるのか−−−。事故の当事者になった“私”は、大混乱の中、変わってしまった日常の記録を始めた。事故前の自分と繋がり直し、探している場所に辿り着けることを祈りながら−−−。


  • 山岡瑞子プロフィール

映画作家/ア-ティスト。1998年渡米。2002年Pratt Institute(NY)卒業直後、事故に遭い帰国。中途障害者・帰国者の立場からの制作方法を模索する。2016年、バルセロナで初短編ドキュメンタリー制作。BankART AIR 2021への参加を経て、初長編ドキュメンタリー映画『Maelstrom マエルストロム』(2022)完成。ピッツバーグ大学Japan Documentary Film Award 2022でグランプリ受賞。その他、第23回ニッポン・コネクションなど、国内外の映画祭で上映されている。


「私は2002年5月にNYの美術大学を卒業して、これからア-ティストのアシスタントとしての経験を積みながら、自分の作品をブラッシュアップして行こうと思っていました。6月1日に新しいアパートの契約ためにバタバタしていた時、車に撥ねられ右顔面から落下し、頚椎の最下部を損傷。一発アウトで目が覚めたら下半身不随になっていました。


この映画は、プロの第三者が、売れる話を映画化したりプロデュースしたりする作品ではなく、脚が不自由になり、いくつもの絶望に直面している女性である私が、自分を取り戻す必要性に駆られて企画、制作、編集をし、友人達に一部撮影してもらったりしながらまとめ、完成させた作品です。


私は20年かけて、事故前の駆け出しというスタ-トラインに戻って来るという夢を叶えました。今後どんな作品を作っていけるかはまだ分かりませんが、失敗を恐れずに新しい経験をするためにトライしていきたいと思っています。」

  • 各界著名人よりコメント到着

公開に当たり、各界著名人よりコメントが到着。映画作家の想田和弘は「観るものを圧倒するのは、自分にとって痛切極まりない、身を切られるような問題を真摯に描いているからにほかならない。」と絶賛。『PLAN75』の早川千絵監督は「大きな渦にのみこまれた表現者が最も個人的なテーマに挑み、もがき苦しみながら撮りあげた唯一無二の映画。」、そして深田晃司監督も「まさに山岡監督の見てきた景色、答えのない葛藤と向き合うその時間を丹念に捉え、私たちへと開放してくれました。」と、山岡監督しか描けない、当事者自らだからこその戸惑いや逡巡を描き、観るものにその痛みさえも赤裸々に表現した作品であることに言及している。

他にも、前東京国際映画祭ディレクターの矢田部吉彦美術家の藤井光など総勢15名のコメントが届いている。



『Maelstrom』が観る者を圧倒するのは、監督の山岡瑞子が、自分にとって痛切極まりない、身を切られるような問題を真摯に描いているからにほかならない。
ただし山岡の場合、作家として何かテーマを探していて、そういう痛切な題材に巡り合ったというわけではない。それは突然、自身の身に降りかかった。脊髄損傷という大怪我をするという事故が。
そして山岡は、事故からかなりの年月が経ってから、自分が生きてきた激烈な時間、maelstrom(大渦巻き)を作品に昇華させることを選んだ。いや、選んだというよりは、そうせざるをえない強い内的衝動に駆られたのであろう。
その内容は徹底的に個人的、パーソナルである。しかしパーソナルな井戸をひたすら深く掘っていくと、しばしば普遍の水脈にたどり着くものだ。
 『Maelstrom』では、それが起きている。

ーー想田和弘(映画作家)


大きな渦にのみこまれた表現者が最も個人的なテーマに挑み、もがき苦しみながら撮りあげた唯一無二の映画。自分とは、人間とは、人生とは。ひたすら真摯に考え続ける表現者は、街に出て、人に会う。その姿に圧倒され、自分だったらどう生きるかと考えずにはいられない。

ーー早川千絵(映画監督)


「私」にしか見えていない世界を「誰か」の世界にフィードバックすること。それが表現の持つ特別な力だと思っています。『Maelstrom』は、まさに山岡監督の見てきた景色、答えのない葛藤と向き合うその時間を丹念に捉え、私たちへと開放してくれました。

ドキュメンタリーにしか作りえない一瞬一瞬に目が離せませんでした。完成、おめでとうございます。

ーー深田晃司(映画監督)


人はここまで自分と向き合えるものだろうか。膨大な内省の記録であり、問いかけと逡巡と諦観と希望が込められた、人生を振り返る旅。プライベートな日記が他者の心を動かす域に昇華されている様に、ただただ圧倒された。

ーー矢田部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター)


ポジティブでいるようにと言われても、人は立ち直れない。映画「Maelstrom マエルストロム」の希望は、制御不能になった自分との親密な対話を続けることにある。喪失感、後悔、哀しみ、迷いといった難しい感情と向き合い、自分の未来と社会を少しづつ変化させていく。

ーー藤井光(美術家)


好きだな・・・よくワカッテナイ自分自身を巡って まんま、放り投げるように綴った映画。日々を見つめ続けた創り手の眼差しが鏡となり、観ている一人ひとりをも写し出す。生きるとは「Maelstrom(大渦巻き)」・・・悪くない。

ーー伊勢真一(映画監督)


ひとりのアーティストが、社会への異和や事故による「大渦巻」に翻弄される過程を静かに語り、事故以前の自分へ再帰は、芸術表現と創造であると確信してゆく。生の道筋は、枝分かれしているのではなく、渦のように流動し重なり合う。「私の想い出話」を超えた、勁さと美しさに満ちた映像。

ーー関 和明(建築史家・ 建築家)


ニューヨークで事故に遭い障害を負った女性が、大混乱の渦中で悶え、足掻き、懊悩の果てにたどり着いたのは、己の全てをさらけ出す映画を作ることだった。絶望の果てからの生還を記録した本作は、表現を志す多くの者を静かに鼓舞するだろう。

ーー高橋慎一(「THE FOOLS愚か者たちの歌」監督)


見る前は少し心配していた。あまりに伝えたいことが多く、その重量も熱量も半端じゃないから。でも杞憂だった。拍子抜けするくらいに素直に、淡々と語られていた。これなら安心して薦められる。今度はもっと暴れてもいい。

ーー村田 真(美術ジャーナリスト/画家)


映像が網膜に差し込んでくる、混乱と不安の中にある希望と未来。山岡監督本人によるナレーションの、やわらかな声が心地よく、レム睡眠の夢のように記憶の中に溶け込んでくる。アートの可能性と彼女の生き様で綴った超真実。

ーー三枝聡(美術家)


生きることは何かを表現すること、表現するためには生きること。山岡瑞子監督自身に起こったマエルストロム=大混乱を、自らが撮った映像とモノローグで綴った本作を見て、そんんなことを思った。傑作。

ーー本田孝義(映画監督)


「Maelstrom」は、大混乱という意味。「中途障害者」となった監督自身の体感の連続は、渦のように観客を引きずり込む。命懸けの本作は「感動作」として消費されることを拒絶する。命が再び輝きはじめるまでの自問自答は、芸術へと昇華した。美しいと思った。

ーー土屋トカチ(映画監督)


本作は、車椅子生活を送りながら自立を決意した女性の可能性を、美しくコラージュした実話映画。自由が制限されがちな日本社会で、壊滅的な喪失感を乗り越え、創造を通して自己価値を再発見する、人間味あふれる物語である。

ーーキャレン・セバンズ(フィルム・キュレーター)


20年の歳月を経て、山岡瑞子監督は再び芸術の世界に戻ってきた。『Maelstrom』は個人の記録映画でありながら、痛みを超えて生きることの意味を、私たち一人一人に強く問いかけてくる。混乱を極めた現代、人間として存在することの価値に気づかせてくれる作品。応援しています。

ーー宮森敬子(美術作家)


どんなに大きな渦に巻き込まれ、どんなに酷い大混乱に陥ろうとも、生きることは美しい。そんな後味を残してくれる、独創的な作品です。

人生、マエルストロムだけど、たぶん大丈夫。俺も、ちゃんと、美しく生きたい。

ーー土屋豊(映画監督)


  • 作品概要

『Maelstrom マエルストロム』

監督・撮影・編集・ナレーション:山岡 瑞子

撮影:本田 広大 平野 浩一 高橋 朋子

音楽:オシダアヤ

配給・宣伝協力:ムービー・アクト・プロジェクト

2022年/カラー/HD/日本/79分


公式Twitter  @MizzyFilms

公式Facebook https://www.facebook.com/maelstormfilm


山岡瑞子HP

https://mizuko-yamaoka.amebaownd.com

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資本金
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設立
2017年11月
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