日本人男性の約6人に1人が糖尿病の時代に 東洋新薬 『すいおう(甘藷若葉末)』の特徴的なポリフェノールが抗糖尿病ホルモン分泌を促進し、糖尿病を改善することを確認

 健康食品・化粧品の総合受託(ODM)メーカーの株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、中部大学応用生物学部 津田孝範 教授、北海道大学大学院農学研究院 原博 教授および比良徹 講師と共同で、『すいおう(甘藷若葉末)』に含まれる特徴的なカフェ酸誘導体〔注①〕が、血糖値上昇抑制作用のメカニズムの一つである抗糖尿病ホルモンGLP-1(Glucagon-like peptide-1)〔注②〕の分泌を促進することを確認しました。

 

■「すいおう」とは
 『すいおう(甘藷若葉末)』(以下「すいおう」)とは、サツマイモの一品種である「すいおう(翠王)」の茎と葉をまるごと粉砕し、粉末化した東洋新薬の独自素材です。「すいおう(翠王)」は、えぐ味と青臭さのためこれまで敬遠されがちだったサツマイモの葉・茎・葉柄をおいしく食べられるように開発された品種で、ポリフェノールを豊富に含むのが特徴です。なかでも、「すいおう」にはカフェ酸誘導体と呼ばれる種類の様々なポリフェノールが含まれており、これらの成分には多様な生理作用があることが知られています。このうち、トリカフェオイルキナ酸(3,4,5-トリカフェオイルキナ酸)は他の野菜にはほとんど含まれない「すいおう」の特徴成分の一つと言えます。


■研究のポイント
 当社は既に、「すいおう」の血糖値上昇抑制作用およびそのメカニズムの一つとしてGLP-1の分泌促進が関与することを確認しております。そこで今回、「すいおう」に含まれる特徴的なポリフェノールである3,4,5-トリカフェオイルキナ酸を代表とするカフェ酸誘導体が、GLP-1分泌促進に関与するかどうかをin vitro試験〔注③〕にて検証しました。また、これらのカフェ酸誘導体を含み、かつ食物繊維などが除去された「すいおう」抽出物が、2型糖尿病〔注④〕モデルマウスでみられる血糖値上昇を改善するかどうかを検証しました。

■発表骨子
【実験①】
 GLP-1を産生する細胞(GLUTag細胞〔注⑤〕)に、「すいおう」に含まれる各種カフェ酸誘導体(3,4-ジカフェオイルキナ酸、3,5-ジカフェオイルキナ酸、4,5-ジカフェオイルキナ酸または3,4,5-トリカフェオイルキナ酸)溶液を同濃度にて添加した後、上清中のGLP-1濃度を測定し、GLP-1分泌機能に及ぼす影響を検討しました。
 その結果、各種カフェ酸誘導体により上清中のGLP-1濃度に有意な上昇がみられ、特に3,4,5-トリカフェオイルキナ酸では、他のカフェ酸誘導体と比較して、顕著なGLP-1分泌促進作用を確認しました(図1)。

【実験②】
 2型糖尿病モデルである雄性KK-Ayマウス〔注⑥〕に、「すいおう」抽出物を3%配合した普通飼料を摂取させた群(「すいおう」抽出物群)と「すいおう」を配合していない普通飼料を自由に摂取させた群(コントロール群)に5週間自由摂取させた後、血糖値を測定しました。
 その結果、「すいおう」抽出物群において、コントロール群と比較して血糖値の上昇を有意に抑制することが確認されました(図2)。「すいおう」抽出物にはカフェ酸誘導体が含まれ、一方で食物繊維が除去されています。このことから、血糖値上昇抑制作用の一因としてカフェ酸誘導体の関与が考えられました。

■研究成果
 今回の研究で、「すいおう」に含まれる特徴的なポリフェノールである3,4,5-トリカフェオイルキナ酸を代表とするカフェ酸誘導体が、「すいおう」の血糖値上昇抑制作用メカニズムの一つであるGLP-1分泌促進作用に関与し、これらのカフェ酸誘導体を含む「すいおう」抽出物は、 2型糖尿病改善作用を有することが示唆されました。

(図1は下記参照)

 

(図2は下記参照)


■コラム:日本人男性のおよそ6人に1人が糖尿病!?
 厚生労働省による平成25年の「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病患者(糖尿病と強く疑われる者)は平成9年から増加しており、男性のおよそ6人に1人が糖尿病という結果となりました。女性の9.3%に比べて男性の糖尿病患者は圧倒的に多く、糖尿病の可能性を否定できない者を含めるとおよそ4人に1人の割合になります。(下記図参照)
 また、平成25年の「人口動態統計」によると、男性だけで7,294人が糖尿病によって死亡しています。

(出典: 厚生労働省 国民健康・栄養調査(平成25年)、厚生労働省 人口動態統計(平成25年))



■「すいおう」の表示例
「甘藷若葉末」、「甘藷茎葉末」 等

〔注①〕カフェ酸誘導体
 カフェ酸を含む構造の総称でポリフェノールの一つ。「すいおう」には、ジカフェオイルキナ酸類(3,4-ジカフェオイルキナ酸、3,5-ジカフェオイルキナ酸、4,5-ジカフェオイルキナ酸)や3,4,5-トリカフェオイルキナ酸などのカフェ酸誘導体が含まれており、特に3,4,5-トリカフェオイルキナ酸は他の野菜にはほとんど含まれず、他のカフェ酸誘導体より強い抗酸化作用、抗変異原性作用などがあることが報告されている。

〔注②〕GLP-1(Glucagon-like peptide-1)
 消化管上皮の内分泌細胞から分泌される消化管ホルモンで、食事を引き金として分泌される。作用の一つに血糖値(血液中のブドウ糖濃度)を下げるホルモンであるインスリンの分泌を促進させることが知られている。

〔注③〕in vitro試験
 試験管内で行う実験全般のことをいい、例えば、酵素反応をみる実験や細胞を使って評価する実験などが含まれる。

〔注④〕2型糖尿病
 糖尿病は、1 型と2 型のタイプが存在し、2 型糖尿病は主に血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなることにより起こるとされている。食生活や運動などの生活習慣が関わっている場合が多く、わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプである。

〔注⑤〕GLUTag細胞
 マウス大腸由来の消化管内分泌細胞で、GLP-1 を産生・分泌するモデル細胞。

〔注⑥〕KK-Ay マウス
 早期かつ重度に肥満・高血糖を示し、2型糖尿病モデルとして研究に一般的に用いられるマウス。


東洋新薬は今後も「すいおう」の機能性をさらに解明し、独自性の高い素材開発、商品開発し、より一層の拡販に注力して参ります。

≪トピックス≫
東洋新薬では、トクホ許可取得数No.1のノウハウを生かし、『食品の新たな機能性表示制度に対応した商品』に関して、機能性素材の安全性・有効性調査、臨床試験によるエビデンス取得、cGMPに準拠した工場での製造、表示・表現のサポートまで、お客様のニーズに応じたご提案をします。

■株式会社東洋新薬
東洋新薬は、「これまでの常識や固定観念にとらわれない健康食品や化粧品、医薬品を創り、世界へ送り出す」という志を社名に込めて1997年に創業した健康食品・化粧品・医薬品のODMメーカーです。
健康食品・化粧品・医薬品の受託製造にとどまらず、事業全般に亘るコンサルティングや商品企画、マーケティング支援までの豊富なノウハウを活用したビジネスソリューションを提供しており、ビタミンCの600倍の抗酸化作用を持つ松樹皮抽出物『フラバンジェノール®』をはじめとする高機能性素材の研究開発にも注力しています。
また、特定保健用食品(トクホ)の許可取得数は268件と日本一(2015年7月時点)で、そのノウハウを活用した独自のCRO事業(トクホ開発と臨床試験受託)を展開しています。
製造工場は、NSF GMP(ダイエタリーサプリメントの製造、包装、表示及び保管において適切な管理を行うための米国標準規格)認証を国内ODMメーカーとして初めて取得しているほか、健康補助食品GMP適合認定、ISO9001:2008、ISO22000:2005認証も取得しており、国際レベルの水準をクリアした品質管理体制を構築しています。

■会社概要
社名 )株式会社東洋新薬 創業 ) 1997年9月18日 代表者 )代表取締役 服部 利光
本部・鳥栖工場)佐賀県鳥栖市弥生が丘7-28
本社 ・福岡支店) 福岡県福岡市博多区駅前2-19-27九勧博多駅前ビル
東京支店 )東京都千代田区内幸町1-1-7 NBF日比谷ビル 大阪支店 ) 大阪府大阪市中央区淡路町3-6-3 NMプラザ御堂筋
事業内容 )健康食品・機能性食品・トクホ商品・医薬品・化粧品・医薬部外品の受託製造、販売及び研究、開発
ホームページ ) http://www.toyoshinyaku.co.jp

※ 『東洋新薬』のブランドロゴ、『フラバンジェノール』及びそれらのブランドロゴは、株式会社東洋新薬の登録商標です。

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