アメリカの消費者のトヨタブランドに対する評価は 回復の兆し。ホンダ、フォードを上回る
~過去4年間に新車を購入した人、又は今後2年以内に新車を購入する 予定がある人に聞いた~
この調査は、2013年3月から4月にかけて、インターネット経由で行いました。
■ 「ここ数年内に車を購入、又は購入を検討している人」の中では、トヨタの評価が高い
調査では、大衆車に分類される自動車ブランドに関し、それぞれの「①ブランドを知っているか?もしくは乗ったことがあるか?」、「②評価できるか?他の車とは違うと感じるか?」を聞きました。
(対象ブランド: トヨタ、ニッサン、ホンダ、スバル、シボレー、フォード、ビュイック、クライスラー、ダッジ、ヒュンダイ、キア、マツダ、サイオン、フォルクスワーゲン)
まず、それぞれの「①ブランドを知っているか?もしくは乗ったことがあるか?」という質問に関して、82%の人がトヨタを「知っている、又は乗ったことがある」と回答しました。この数値は、フォードに次いで2番目に高くなっています。(以下は数値の大きい順に5ブランドを並べたグラフです)
次に、それぞれのブランドは「②評価できるか?他の車とは違うと感じるか?」という質問に関して、54%の人がトヨタは「評価できる、他の車とは違うと感じる」と回答しました。これは、14ブランドの中で最も高く、トヨタへの評価の高さがうかがわれます。
■ トヨタは、かつての評価を取り戻しつつある
我々は、同じ対象者の条件(18歳から65歳までの男女で、過去4年間に新車を購入した人、又は今後2年以内に新車を購入する予定がある人)で、2009年以降同様の調査を行っています。そこで、②の質問に対し、「トヨタは評価できる、他の車とは違うと感じる」と回答した人の割合に変化が見られたのかどうかを調べました。
トヨタが大規模なリコールを行ったのは2009年後半、2010年前半です。この前に実施した調査(2009年調査)で「トヨタは評価できる、他の車とは違うと感じている」と回答した人の割合は58%でしたが、2010年の調査では44%と前年より15%近く減り、フォード(52%)やホンダ(48%)の評価を下回る状況でした。
しかし、直近(2013年)の調査では、その数値は54%にまで回復しています。トヨタは、漸くかつての評価を取り戻しつつあると言えそうです。
■ 調査概要
この調査は、カンター・ジャパンのグループ会社であるミルウォード・ブラウン社が年一回実施している製品・サービスブランドに関する調査(名称:『BrandZ(ブランジー)調査』)の一部です。
- 調査名称:「BrandZ(ブランジー)調査」(2013年)
- 対象ブランド:自動車(高級車を除く)
- 調査時期:2013年3月から4月
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:アメリカに住む18歳から65歳までの男女で、過去4年間に新車を購入した人、又は今後2年以内に新車を購入する予定のある人
- 対象者数:397名
- BrandZのウェブサイト(英語):http://www.millwardbrown.com/BrandZ/Top_100_Global_Brands.aspx
■ カンター・ジャパン会社概要
カンター・ジャパンは、前身企業から数えると日本で50年超の歴史を持つ市場調査会社です。13の企業(グループ)で構成されるカンター・グループに属し、日本だけでなく海外の消費者調査まで幅広く手掛けています。
・社名:株式会社カンター・ジャパン
・本社:東京都渋谷区代々木2-1-1 新宿マインズタワー6F、7F
・取締役社長:大竹秀彦
・事業内容:市場調査、およびそれに付随するアドバイザリー業務
・ウェブサイト:http://www.kantar.jp
■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社カンター・ジャパン 広報 東園 E-mail:Marketing@kantar.co.jp Tel:03-6859-3229
すべての画像
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- マーケティング・リサーチ自動車・カー用品
- ダウンロード