〜春先の急激な気候変化に注意を!〜 「雪崩(なだれ)が発生しやすい融雪期」 「春の山には油断禁物!安全登山のポイント」 「台風並みの猛威!『春の嵐』と『メイストーム』」

暖かな春の陽光に誘われて、山や海、公園など行楽地へと遠出したくなる気候になってきました。しかし、この季節は天候が急変しやすい時期でもあります。そこで今回は、内閣府政府広報室が運営する政府広報オンラインより「融雪期の雪崩(なだれ)発生に注意」「春先での安全登山のポイント」「台風並みの猛威を振るう『春の嵐』『メイストーム』への備え」の3つについてお伝えします。

春先の気温上昇により、雪崩が発生しやすくなります

全層雪崩のイメージ(左)と発生後の写真(右)

引き続き、雪崩(なだれ)の発生に注意!

気温が上昇する春先の融雪期には、引き続き雪崩(なだれ)に注意が必要です。特にこの時期は、斜面の固くて重たい雪が、自動車並みのスピードで地表面の上を流れるように滑り落ちる全層(ぜんそう)雪崩が発生しやすい季節です。災害から身を守るためには、前もって雪崩が発生しやすいケースを知っておくことが重要です。全層雪崩の特徴を知っておきましょう。

イラスト:全国地すべりがけ崩れ対策協議会

【発生しやすい場所】
◆急な斜面
一般的に、傾斜が30度以上になると発生しやすくなり、特に35度~45度が最も危険と言われています。

◆低木林やまばらな植生の斜面
中高木が密に生えている斜面では雪崩が発生しにくい一方、低木林やまばらな植生の斜面では雪崩発生の危険が高くなります。笹や草に覆われた斜面などは裸地よりも発生しやすい地形です。

【全層雪崩が発生しやすい条件】
・過去に雪崩が発生した斜面など
・春先や降雨後、フェーン現象などによる気温上昇時
・斜面に積雪の亀裂ができている

上記のような場所や現象が見られたときには、雪崩発生の危険度が高まっているため、特に注意が必要です。

<万が一、雪崩発生の場に遭遇したら?詳しくはこちらから。>
URL:  https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201311/4.html


「道迷い」「滑落」「転倒」が山岳遭難全体の約7割を占めている
春の山への認識が甘いことが遭難につながっています!


これからの時期は山の空気や緑がさわやかになり、登山を楽しむ人も多くなる一方、多くの遭難事故が毎年発生しています。

平成24年 態様別山岳遭難者数の割合 (資料提供:警察庁「平成24年中における山岳遭難の概況」)

この時期の山の気候はふもととは違って気温もまだ低く、天候が急変して雪が降ることもあります。遭難の多くは、春の山に対する認識が甘く、不十分な装備で体力的に無理な計画を立てるなど、知識・経験・体力の不足から遭難に至ることが見受けられます。
山岳遭難で多いのは「道迷い」「滑落」「転倒」で、遭難者数全体の約7割を占めています(警察庁「平成24年中における山岳遭難の概況」より)。また、「疲労」「病気」も少なくありません。遭難者の半数以上は無事に救出されていますが、亡くなったり、行方不明になったり、負傷したりするケースも少なくありません。だれもが気軽に登山を楽しむようになった今日ですが、山という自然を甘く見てはいけません。そこで、山岳遭難に巻き込まれず、安全に登山を楽しむためのポイントを3ヶ条にまとめました。

 

  • 安全登山のポイント(1) 無理のない「登山計画」を
  • 安全登山のポイント(2) 情報収集や装備を万全に
  • 安全登山のポイント(3) 山に登る前に「登山計画書(登山届)」の作成と提出を


登山前に今一度、注意点をしっかり押さえ、安全に登山を楽しみましょう。


<安全に登山を楽しむためのポイントを、さらに詳しく解説しています。>
URL: http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201104/3.html




台風並みの猛威!
台風よりも被害範囲が広がりやすい、「春の嵐」「メイストーム」への備えを!

東京都の強風・突風による負傷者数 (平成18年1月から平成22年12月 5年間の合計)(出典:東京消防庁調べ)

この時期から5月にかけて、日本付近で急速に発達した低気圧によって「春の嵐」や「メイストーム(5月の嵐)」と呼ばれる激しい現象が発生し、台風並みの暴風や猛吹雪、海岸では高波となることもあるので、お出かけの際には十分な注意が必要です。では、この脅威に備えるためには、どうすればよいのでしょうか。
低気圧が急速に発達することによって起こる春の嵐は、急な天気の変化をもたらします。春の嵐によって大荒れの天気が予想されるときは、その数日~1日前までに気象庁から「暴風に関する気象情報(※)」が発表されます。(①)気象情報の発表後、災害発生のおそれが高まってきたら、強風となる半日から数時間前までに「強風注意報」が発表されます(②)。その後も必要であれば「暴風に関する気象情報」が発表され(③)、さらに、暴風により重大な災害が発生するおそれがあれば、「暴風警報」が暴風となる数時間~2時間前までに発表されます(④)。注意報・警報発表後も、「暴風に関する気象情報」で、刻一刻と変化する暴風の状況を発表します(⑤)。


このように注意報や警報は事前に発表することにしていますので、もし、「強風注意報」や「暴風警報」が発表された時点でまだ風が強くないとしても決して油断しないでください。また、「暴風に関する気象情報」が発表されたら、その後発表される「強風注意報」や「暴風警報」に注意し、早めに強い風に対する備えをしてください。

※強風注意報や暴風警報の発表基準は地域によって異なります。例えば東京都(23区)の場合、強風注意報は最大風速が13メートル/秒以上が、暴風警報は25メートル/秒以上が見込まれる場合に発表されます。

<暴風が予想されるときの対策についてはこちら>
URL: http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201304/2.html


政府広報オンラインFacebook ~強風に注意!「春の嵐」のQ&A~
Facebookページでは、Q&A形式でわかりやすくお役立ち情報をお届けしています。
Q:「春の嵐」の仕組みと特徴は?
Q:「強風注意報」や「暴風警報」など強風が予想される時の対策は?
Q:強風が予想される場合、特に注意すべき外出先は?

URL: http://www.facebook.com/gov.online

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