Cloudera、Gazzangを買収しHadoopのセキュリティをさらに強化
Gazzangの暗号化とキー管理をApache SentryおよびRhinoプロジェクトと組み合わせ、 業界最強のセキュリティ機能をHadoop環境に提供
米国カルフォルニア州パロアルト - 2014年6月3日 発: Apache Hadoop ™ をベースとした企業向けデータ分析マネジメント分野のリーダーである Cloudera は本日、ビッグデータのセキュリティのエキスパートである Gazzang 社を買収し、昨年 Cloudera が Sentry を提供開始して以来のロードマップに従って、セキュリティ機能を大幅に強化することを発表しました。なお、買収条件については公開されていません。
今回の買収による機能強化で、直ちに企業向けのデータ暗号化とキー管理機能を提供し、Hadoop における機密データや法律上で保護されたデータのセキュリティ維持と処理に関する問題に取り組み、HIPAA-HITECH、PCI-DSS、FERPA および EU Data Protection Directive(EUデータ保護条令)など、多くの規制遵守要求に対応することができるようになります。
Clouderaのお客様は、Clouderaのパートナーが提供する、多数のプラットフォーム横断的なデータ保護手法を引き続き選択することもでき、また、データを使用するアプリケーションに関係なく、Hadoop クラスターに保存されたすべてのデータ (data-at-rest) を暗号化することで、必要なコストを最小限に抑えることができます。
Cloudera では、Gazzang のチームを中心に、Hadoopにおけるさらなるセキュリティ強化に取り組みます。本チームは、Hadoopのセキュリティに特化したClouderaセキュリティエクセレンス・センター (Cloudera Center for Security Excellence) の核となります。本センターでは以下を担当します:
・総合的なデータおよびクラスターのセキュリティテクノロジー: Cloudera のデータ来歴機能を活かした「データ追跡」のための権限付与および暗号化ポリシーなど
・セキュリティ試験および証明:継続的な脆弱性の調査、パフォーマンスの最適化、規制対応手引書の作成など
・パートナーのセキュリティエコシステムへの参加が可能に: セキュリティ統合 API の開発やパートナー製品の認定
さらに、保存データに対する暗号化とキー管理のための透過的なソリューションを、企業ユーザーに向け直ちに提供することで、Hadoop のセキュリティ上の最大の課題の1つの解決を図ると共に、Cloudera、Intel および Gazzangという、ビッグデータのセキュリティとチップレベルのパフォーマンス最適化の専門技術をもつ強力なチームが、オープンソース・コミュニティーを通じて、Hadoopにおけるセキュリティ強化を推進します。
Clouderaでは、2013年初めにIntel が立ち上げたオープンソースに対する取り組みである Rhino プロジェクトのセキュリティ機能のサポートを強化するために、オープンソース・コミュニティーに対する幅広い支援を継続します。Rhino は、企業のセキュリティのコアとなる、境界セキュリティ、権限とアクセスコントロール、データ保護などに対応するための幅広い範囲をカバーするオープンソースのセキュリティアーキテクチャーです。
ClouderaのCEO であるTom Reillyは次のように述べています。
「データセキュリティは、IT 部門や運用部門にとって、もはや単なるチェック項目ではなく、ビジネスにおける最優先事項になっています。同時に、データ保護に対するコンプライアンス上の要求も拡大の一途を辿っており、セキュリティの対象となるデータアクセスの範囲も広がっています。現在私達は、インダストリアル・インターネットや物のインターネットが拡大し、何十億ものデバイからさらに膨大なデータが流れ込むという新しい時代に突入しています。この新しいネット上のデータを活かすために、それらを集めアクセスできるようにすることは、セキュリティ上の問題を考慮すると決して容易ではありません。そしてこれこそが、今、私達が解決しようとしているテーマなのです」
大きな拡張が可能な環境に対して、暗号化やキー管理など、コアとなるセキュリティ機能を提供するプロセスをシンプル化することで、テストや開発環境におけるワークロードの本番環境への移行が迅速かつ容易なものとなります。例えば、セキュリティ対応に重点を置いて、パブリッククラウド環境にワークロードを投入している企業は、さらにプロセスベースのアクセスコントロールを追加することができます。これは、単にユーザーやロールを限定するだけではなく、権限を付与されたシステム機能だけが、暗号化されたデータにアクセスできるようするものです。従って、暗号化された機密データにアクセスする必要のないクラウド管理者は、アクセス権を付与するようなコマンド自体を実行することができません。この「業務上知る必要がある場合に限る」ことを前提としたデータアクセス制限は、企業のコンプライアンス運用にとって非常に重要となります。
「数々の企業がビッグデータソリューションを採用していると主な報道機関が報じていますが、それはセキュリティやコンプライアンスの問題が解決できる場合に限定した話です。セキュリティ上で最も求められるデータの暗号化機能をプラットフォームに直接持たせることで、セキュリティに敏感な顧客にもCloudera は受け入れられるでしょう。さらに、Gazzangの透過的な暗号化方式は、NoSQL クラスターに対応可能であり、Clouderaのお客様は、ビッグデータの規模でデータのセキュリティを確保することができます。Cloudera による今回の買収は非常に的を射たものと言えるでしょう」とアナリストファーム Securosis の Adrian Lane 氏は述べています。
データに関するさまざまな課題を解決し、また、データ処理や保存目的だけではなく、セルフサービス BI や高度な分析を行うなど、多様化するデータ操作に対応するため、現在では、Hadoop 上にエンタープライズデータデータハブを構築する大企業が急速に増えています。最大の企業向けソフトウェア会社をはじめ、既に市場で地位を確立した大企業が、このHadoopの成功に注目しています。Clouderaは、要求の厳しい大規模な顧客に対する数十年にわたる経験に基づいて、Hadoop に立脚したソフトウェアとシステムを構築しようとしています。
Clouderaでは、リアルタイムクエリ機能 Cloudera Impala、リアルタイム検索機能 Lucene および Solr、Cloudera の Apache Sentry プロジェクトによるセキュリティ機能、総合的なガバナンス、コンプライアンス、レポーティングおよびディザスタリカバリー機能など、すべてを Hadoop プラットフォームに実装することで、他社よりも Hadoop プラットフォームを強化し企業向け機能を充実させてきました。
Clouderaでは、今後Gazzangのテクノロジーを Cloudera Enterprise 組み入れていく予定です。既存のお客様は、製品の組み込みが完了次第、新しい機能を利用することができます。また、Gazzang の既存のお客様に対しては、Cloudera がサポートを提供します。
Gazzang 社について
Gazzangでは、ビッグデータやクラウド環境に置かれた企業の機密情報を保護・維持するためのセキュリティソリューションと専門技術を提供しています。SaaS ベンダー、ヘルスケア企業、金融機関、公共機関などさまざまな組織が、Gazzang のテクノロジーを利用することで、法規制の遵守、個人情報の保護、機密データやシステムに対する不正アクセスの防止などに対処しています。米国テキサス州オースチンに本社を置く Gazzang は、Austin Ventures および Silver Creek Ventures から投資を受けています。
【Clouderaについて】
Cloudera は、業界初の Apache Hadoop™ 上のエンタープライズ・データ・ハブである、ビッグデータ向け統合プラットフォームで、エンタープライズ・データ・マネージメントの変革を続けています。Cloudera は、すべてのデータを1ヶ所にストアし、処理・分析することで、既存の投資に対する価値を高めると同時に、全く新たな方法でデータから価値を引き出すための手段を提供します。保存、アクセス、管理、分析、セキュリティ、検索など、重要な業務データを扱う上で必要なソフトウェアを含む、エンタープライズ・データ・ハブに必要なすべてを提供できるのは、Cloudera だけです。また、Hadoop プロフェッショナルの有数の育成機関として、全世界で 20,000 名以上の人々を教育してきました。さらに、800名以上のパートナーとベテランのプロフェッショナル・チームが高い時間価値を提供します。エンタープライズ・データ・ハブを確実に稼動させるために必要となる、予知・予見的なサポートを提供できるのは Cloudera だけです。すべての業界の先端企業や世界中の公的機関で、Cloudera はその実務に活用されています。
http://www.cloudera.com
▼Cloudera の情報は下記よりご覧いただけます。
・ウェブサイト : http://www.cloudera.co.jp/
・ブログ : http://www.cloudera.co.jp/blog
・Twitter : http://twitter.com/#!/clouderajp
・Facebook : http://www.facebook.com/Cloudera.Japan
【報道関係者の方からのお問い合わせ先】
Cloudera株式会社
マーケティング担当:木林
press-jp@cloudera.com
Clouderaのお客様は、Clouderaのパートナーが提供する、多数のプラットフォーム横断的なデータ保護手法を引き続き選択することもでき、また、データを使用するアプリケーションに関係なく、Hadoop クラスターに保存されたすべてのデータ (data-at-rest) を暗号化することで、必要なコストを最小限に抑えることができます。
Cloudera では、Gazzang のチームを中心に、Hadoopにおけるさらなるセキュリティ強化に取り組みます。本チームは、Hadoopのセキュリティに特化したClouderaセキュリティエクセレンス・センター (Cloudera Center for Security Excellence) の核となります。本センターでは以下を担当します:
・総合的なデータおよびクラスターのセキュリティテクノロジー: Cloudera のデータ来歴機能を活かした「データ追跡」のための権限付与および暗号化ポリシーなど
・セキュリティ試験および証明:継続的な脆弱性の調査、パフォーマンスの最適化、規制対応手引書の作成など
・パートナーのセキュリティエコシステムへの参加が可能に: セキュリティ統合 API の開発やパートナー製品の認定
さらに、保存データに対する暗号化とキー管理のための透過的なソリューションを、企業ユーザーに向け直ちに提供することで、Hadoop のセキュリティ上の最大の課題の1つの解決を図ると共に、Cloudera、Intel および Gazzangという、ビッグデータのセキュリティとチップレベルのパフォーマンス最適化の専門技術をもつ強力なチームが、オープンソース・コミュニティーを通じて、Hadoopにおけるセキュリティ強化を推進します。
Clouderaでは、2013年初めにIntel が立ち上げたオープンソースに対する取り組みである Rhino プロジェクトのセキュリティ機能のサポートを強化するために、オープンソース・コミュニティーに対する幅広い支援を継続します。Rhino は、企業のセキュリティのコアとなる、境界セキュリティ、権限とアクセスコントロール、データ保護などに対応するための幅広い範囲をカバーするオープンソースのセキュリティアーキテクチャーです。
ClouderaのCEO であるTom Reillyは次のように述べています。
「データセキュリティは、IT 部門や運用部門にとって、もはや単なるチェック項目ではなく、ビジネスにおける最優先事項になっています。同時に、データ保護に対するコンプライアンス上の要求も拡大の一途を辿っており、セキュリティの対象となるデータアクセスの範囲も広がっています。現在私達は、インダストリアル・インターネットや物のインターネットが拡大し、何十億ものデバイからさらに膨大なデータが流れ込むという新しい時代に突入しています。この新しいネット上のデータを活かすために、それらを集めアクセスできるようにすることは、セキュリティ上の問題を考慮すると決して容易ではありません。そしてこれこそが、今、私達が解決しようとしているテーマなのです」
大きな拡張が可能な環境に対して、暗号化やキー管理など、コアとなるセキュリティ機能を提供するプロセスをシンプル化することで、テストや開発環境におけるワークロードの本番環境への移行が迅速かつ容易なものとなります。例えば、セキュリティ対応に重点を置いて、パブリッククラウド環境にワークロードを投入している企業は、さらにプロセスベースのアクセスコントロールを追加することができます。これは、単にユーザーやロールを限定するだけではなく、権限を付与されたシステム機能だけが、暗号化されたデータにアクセスできるようするものです。従って、暗号化された機密データにアクセスする必要のないクラウド管理者は、アクセス権を付与するようなコマンド自体を実行することができません。この「業務上知る必要がある場合に限る」ことを前提としたデータアクセス制限は、企業のコンプライアンス運用にとって非常に重要となります。
「数々の企業がビッグデータソリューションを採用していると主な報道機関が報じていますが、それはセキュリティやコンプライアンスの問題が解決できる場合に限定した話です。セキュリティ上で最も求められるデータの暗号化機能をプラットフォームに直接持たせることで、セキュリティに敏感な顧客にもCloudera は受け入れられるでしょう。さらに、Gazzangの透過的な暗号化方式は、NoSQL クラスターに対応可能であり、Clouderaのお客様は、ビッグデータの規模でデータのセキュリティを確保することができます。Cloudera による今回の買収は非常に的を射たものと言えるでしょう」とアナリストファーム Securosis の Adrian Lane 氏は述べています。
データに関するさまざまな課題を解決し、また、データ処理や保存目的だけではなく、セルフサービス BI や高度な分析を行うなど、多様化するデータ操作に対応するため、現在では、Hadoop 上にエンタープライズデータデータハブを構築する大企業が急速に増えています。最大の企業向けソフトウェア会社をはじめ、既に市場で地位を確立した大企業が、このHadoopの成功に注目しています。Clouderaは、要求の厳しい大規模な顧客に対する数十年にわたる経験に基づいて、Hadoop に立脚したソフトウェアとシステムを構築しようとしています。
Clouderaでは、リアルタイムクエリ機能 Cloudera Impala、リアルタイム検索機能 Lucene および Solr、Cloudera の Apache Sentry プロジェクトによるセキュリティ機能、総合的なガバナンス、コンプライアンス、レポーティングおよびディザスタリカバリー機能など、すべてを Hadoop プラットフォームに実装することで、他社よりも Hadoop プラットフォームを強化し企業向け機能を充実させてきました。
Clouderaでは、今後Gazzangのテクノロジーを Cloudera Enterprise 組み入れていく予定です。既存のお客様は、製品の組み込みが完了次第、新しい機能を利用することができます。また、Gazzang の既存のお客様に対しては、Cloudera がサポートを提供します。
Gazzang 社について
Gazzangでは、ビッグデータやクラウド環境に置かれた企業の機密情報を保護・維持するためのセキュリティソリューションと専門技術を提供しています。SaaS ベンダー、ヘルスケア企業、金融機関、公共機関などさまざまな組織が、Gazzang のテクノロジーを利用することで、法規制の遵守、個人情報の保護、機密データやシステムに対する不正アクセスの防止などに対処しています。米国テキサス州オースチンに本社を置く Gazzang は、Austin Ventures および Silver Creek Ventures から投資を受けています。
【Clouderaについて】
Cloudera は、業界初の Apache Hadoop™ 上のエンタープライズ・データ・ハブである、ビッグデータ向け統合プラットフォームで、エンタープライズ・データ・マネージメントの変革を続けています。Cloudera は、すべてのデータを1ヶ所にストアし、処理・分析することで、既存の投資に対する価値を高めると同時に、全く新たな方法でデータから価値を引き出すための手段を提供します。保存、アクセス、管理、分析、セキュリティ、検索など、重要な業務データを扱う上で必要なソフトウェアを含む、エンタープライズ・データ・ハブに必要なすべてを提供できるのは、Cloudera だけです。また、Hadoop プロフェッショナルの有数の育成機関として、全世界で 20,000 名以上の人々を教育してきました。さらに、800名以上のパートナーとベテランのプロフェッショナル・チームが高い時間価値を提供します。エンタープライズ・データ・ハブを確実に稼動させるために必要となる、予知・予見的なサポートを提供できるのは Cloudera だけです。すべての業界の先端企業や世界中の公的機関で、Cloudera はその実務に活用されています。
http://www.cloudera.com
▼Cloudera の情報は下記よりご覧いただけます。
・ウェブサイト : http://www.cloudera.co.jp/
・ブログ : http://www.cloudera.co.jp/blog
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【報道関係者の方からのお問い合わせ先】
Cloudera株式会社
マーケティング担当:木林
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