3.11原発事故の当事者たちが語る驚愕の真実 門田隆将著『死の淵を見た男』 が話題沸騰
吉田昌郎、菅直人、班目春樹氏……発売後、たちまち5万部突破により早くも増刷が決定

「私はあの時、自分と一緒に“死んでくれる”人間の顔を思い浮かべていた」
本書は、菅直人氏、班目春樹氏、吉田昌郎氏をはじめとした東電関係者ら当事者たちに長時間インタビューを敢行。そのほか自衛隊員、地元の人間など、じつに70名以上の証言をもとに、福島第一原発事故の真相を明らかにする著者渾身のノンフィクション作品です。
発売と同時にインターネットなどで話題を集め、すでに5万部を突破し、早くも増刷が決定しました。
■生と死をかけた「日本を守る闘い」の始まり
「もう駄目かと何度も思いました。私たちの置かれた状況は、飛行機のコックピットで、計器もすべて見えなくなり、油圧も何もかも失った中で機体を着陸させようとしているようなものでした」(本書「はじめに」より)。
2011年3月11日、線量計が高い数値を示し、甲高い警告音がなる漆黒の闇の中で、吉田所長(当時)と、多くは地元福島に生まれ育った男たちの、生と死をかけた「日本を守る闘い」が始まった。
■本書では原発の是非を問わない。なぜなら…
著者は、本書は原発の是非を問うものではないと言う。原発に「賛成」か「反対」かに重きをおけば、吉田昌郎とその仲間たちが死を賭して、何とか事故を最小限に抑え、日本を守ろうとした彼らの「人としての意味」が見えにくくなるからだと言う。著者は現代日本人の傾向を「自分のためだけに生きる世代」(本書「おわりに」)と指摘する。
たしかに原発事故は不幸な事故ではあるが、今の日本にもなお「他人のために生きる」人々がいたことを伝える希望の書なのである。
■当事者たちの赤裸々な証言
本書は、事故直後から現場の指揮を執った吉田前所長をはじめ、菅前首相、斑目原子力安全委員会委員長、極限状態のなかで作業に従事した東電社員や協力企業の人々、またその家族でなければ語れない真実を紡いだノンフィクションである。
そうした当事者たちの声は、人間には命をかけなければいけない時があるということを、計算されつくした小説より雄弁にわれわれに伝えてくれるのである。
使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いをつづけた男たちは、なにを思って電源が喪失された暗闇の原発内部へと突入しつづけたのか。また、政府の対応は……。
今後の原子力政策、エネルギー政策への是非や立場を超えて、いま、ひとりでも多くの読者にお届けしたい感動のノンフィクション作品です。
※ビジネスリーダーのためのWebサイト「ビジネスオンライン衆知」で、著者メッセージ(本書まえがき)を公開中です。
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<商品情報>
- 書名:『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』
- 著者:門田隆将
- 定価:1,700円(税別)
- 版型:四六版上製 388ページ
- ISBN:978-4-569-80835-2
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